東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

不自然の自然。

こんにちは。畠山裕海です。

 

一週間よろしくお願い致します。

今回「次回のブログのテーマはどうしましょう」という相談を
瀧澤さんから受け「う〜ん、歪み!」と決めてしまいました。

お付き合い下さっている皆様、ありがとうございます。

 

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最初に「不自然の自然」という言葉を聞いたのは
確か最初に操体を習った先生からだったから、20年以上前の
ことになる。


実際に操体を受けに来る方を見ていると、
一通りの施術を終えて、本人の感じも悪くないのだが、
ボディの歪みが残るという現象があることが相当数あった。

 

しかし、その方のバックグラウンドを考えると
大工さんだったり、
テニスのコーチだったり、
スポーツ選手だったり、
フォトグラファーだったり。

職業的に特殊なケースが多いことに気がついた。

 

例えば、テニスのコーチは、利き手が長いとか。

カメラを抱える、フォトグラファーや、
テレビ局のカメラマンなどは、重いカメラを持っているから
「身体運動の法則」とは違った使い方をしていることもある。

 

★特にカメラは、自分が一眼レフの大きなカメラを使う
ようになってよくわかった。

こういう場合、
操体の法則」を押しつけるのはおかしいこともある。

 

不自然の中にも自然がある。
それが操体っぽいところだと思う。

 

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