東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

とどく④

天が近い、地が近い。 遠い、というよりも、気にもかけてこなかったことと、 つながってくるからだのうごき。 じぶんのうごきから、からだのうごきに変わる感触を大事にしていると、 重力も、ひかりも、空気も、水も、土も、みんな、じぶんごと。 じぶんから…

とどく③

何も感じていないのではないと、 ここから、気づいていくのだと、 素通りしていた、からだのこえにも、 生かしてくれているはたらきにも、 息とどきたい。 おかえりと、一つにかさなるところ。 ただいまと、還ってこられるところ。

とどく②

ふれているだけなのに。 そう言われるときは、いつも、 ふれているからこそ、とおもっています。 わたしを生かしてくれているからだの皮膚に、 生きるよろこびにつながる記憶の感触。 息がしやすいと、からだがききわけ、吸気でふくらむ。 ふれているからこ…

とどく①

岡村さん、一週間ありがとうございました。 からだの不思議。 皮膚の不思議。 からだにふれさせていただい方から、 こんな言葉をいただきました。 ふれられて、信念が伝わってきました。 わかる人にはわかる、というのでもないんでしょうね。 やっていること…

皮膚の運動性における考察⑦

関節の回旋時における、皮膚の運動性はどうなっているのか。 例えば、前腕部の橈骨と尺骨において上橈尺関節があります。 もし、どこかわからなかったら調べてみてくださいね。 そこは、「車軸関節」と言われるほどですから、回旋します。 その場合、関節を…

皮膚の運動性における考察⑥

操体法の書籍を見てみると、「身体運動の法則」があります。 詳しくは調べていただくとして、それを関節面の空間で捉えます。 関節は様々な形態であっても、「関節腔」の腔間は腔間ですから、 そこに、無理がなく循環を止めることのないようにするのです。 …

皮膚の運動性における考察⑤

「皮膚」の運動性は、メッセージ性を含んでいる、と考えます。 そうすると、皮膚の皺が伸長されたとき、それ以上は気持ち悪い。 皮膚の皺も、それ以上伸長されるなら気持ちよく伸長して欲しい。 要するに、全体の調和を図っているかどうか、気付けるかですね…

皮膚の運動性における考察④

拘縮というのは、明らかに病歴の主因だろう、と考えています。 なぜなら、関節は勿論のこと、筋肉も結合組織も、そして神経も、 「皮膚」の運動性を取り戻す適切な誘導をしていくことによって、 一部位に留まることなく、くまなく全身に伝わっていくからです…

皮膚の運動性における考察③

関節周囲軟部組織の原因で生じてしまった関節可動域制限。 これを「病理学」では、「拘縮」と定義しています。 この「拘縮」を、部位別にいくつか挙げてみましょう。 ・皮膚性拘縮 ・結合組織性拘縮 ・筋性拘縮 ・神経性拘縮 ・関節性拘縮 以上のように「病…

皮膚の運動性における考察②

手術後に形成されてしまう「手術創」という、瘢痕があります。 手術創によって、関節の引き攣れを生じ、疼痛や可動域に制限も 生じてしまうことは、普段の臨床上よく遭遇します。 しかし実は、瘢痕は一部が引き攣れるだけでは無いのですから、 問題は、その…

皮膚の運動性における考察①

今週のブログ担当は、実行委員の岡村です。 どうぞ、よろしくお願いします。 引き続きテーマは「フリー」です。 今回は実際、普段の臨床で触れて確認 出来て、「皮膚」の運動性として理解し、 応用していることを書きます。 まず、関節可動域の改善や、自重…

ことわざ東洋医学7

医は医無きを欲す 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学6

医、信じざればその病癒えず 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学5

上医は未病を治し、中医は病みかけている者を治し、下医は既に病んだ者を治す 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学4

恙無し(つつがなし) 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学3

病は口より入り、禍は口より出ず 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学2

腹八合に病なし、腹八合に医者いらず 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

ことわざ東洋医学1

食後の一睡万病円 2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火)昭和の日、 ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 www.tokyo-sotai.com

「操体の世界 ~その7~」

本日で最終日になります。 昨日、三浦先生の臨床をうけてきました。 その中でやはり操体の臨床の本質には「からだがききわけていることを感知すること」と「からだに対する気付き」があるように思います。 からだの学習をどんなに積み重ねていっても、からだ…

操体の世界 ~その6~」

操体の世界を知ることにおいて、「からだの動き」を認識し、学習していくことはとても大切なことです。 本日はこのブログの中でもよく触れている「からだの動き」について少し書いていきたいと思います。 「からだの動き」って何のだろう? この問いかけには…

「操体の世界 ~その5~」

かなり昔の話になりますが、三浦先生の治療所に伺った時に操体法の臨床を受けたある有名人の雑誌の切り抜きを目にした。 その方はインタビューでこんなことを言っていました。 「(操体法の臨床)は不思議な世界」 まだわたしが学ぶ前で操体法の事は全くわか…

「操体の世界 ~その4~」

操体の臨床とは生き写しの世界だと近頃感じています。 操者のからだと患者のからだ、空間を通じてこの2つのからだの間で様々なことを交換し共有されている。 当然それぞれ「施術者」と「患者」という立場がありますが、2つのからだは対等な関係性の中で様…

「操体の世界 ~その3~」

ここ数か月の間、自身が関節リウマチになった原因を毎日考えています。 1,2年位前になった腱鞘炎を放置していたこと、日常の中の食生活、昼夜が逆転した生活。 思い当たることは幾らでも挙げられますが、現在になって1番強く感じるのは「我慢」すること…

「操体の世界 ~その2~」

昨日の続きになりますが、最近操体の臨床を受けた患者は 「軽くなった」 「すっきりした」 といったことをよく言われます。 痛みや訴えている症状・疾患の変化ではなく、何かからだの中で重く伸し掛かっていたものが消えたような感想が多いです。 私自身も近…

操体の世界 ~その1~」

おはようございます。 三浦先生、一週間ありがとうございました。 本日から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合いください。 毎年、フォーラムが開催されるこの時期になると今まで学んできたことを振り返ってみたり、わからなかったことを改めて見つめ直した…

七日目

2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火) ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 https://www.tokyo-sotai.com/?page_id=2799 どうも人間は、 間違っているのではないかと、真剣に考え、 気づくことができないほど、 間違った生き方、考え方をしてい…

六日目

2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火) ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 https://www.tokyo-sotai.com/?page_id=2799 虚偽の定義による 生体のバランス制御は 不完全である ねこは、バランスをうまくとっています。

五日目

2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火) ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 https://www.tokyo-sotai.com/?page_id=2799 よく考えもせづ、 人間のしていることがなんであれ それが正しいことだと思い込んでいた、 それが人間としての愚かさであ…

四日目

2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火) ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 https://www.tokyo-sotai.com/?page_id=2799 皆、老いていくのに今更何を必要とするのか。。。。 シンプルライフ 特別必要なものはない。

三日目

2025年春季東京操体フォーラムは4月29日(火) ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 https://www.tokyo-sotai.com/?page_id=2799 己の人生をたくらみながら生きている人は、平気でウソをつき、 そのたくらみの中に人を巻き込みコントロールし、自分本位…