東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

〜私もツーキニスト〜

最近自分が普段愛用しているものや育てている植物に名前をつけるようになりました。朝起きたときや、それを使うときに声をかけるようにしています。もちろん言葉は発しませんが、何らかのレスポンスがあるような気がします。 職場へは自転車で通勤しています…

〜素直な自分らしさ〜

昨日のブログで紹介した本の中でも「感謝をする」ということが不健康から健康に回復していくうえで重要なキーワードになっています。 そして「感謝をする」うえで大切なことは『素直な気持ちになる』ということではないでしょうか。損得で物事を考えてしまう…

〜からだと向き合おう〜

昨日はからだの癖のことを書きました。自然の法則を学び、自分のからだと向き合い始めるとそれが自然なからだの使い方なのか、不自然なからだの使い方なのかがわかってきます。そうすると不自然なからだの使い方をしている時に「これが私の癖なのね」と自覚…

〜癖とからだの使い方〜

今日から1週間ブログを担当します瀧澤です。宜しくお願いします。突然ですが皆さんは自分のからだの癖をご存知ですか?急に言われても…と思われる方もいるでしょうが、例えば、右足を上にして足を組む、立っているときは左足に体重をかける、落ちているもの…

操体的呼吸(最終日)

我々は今、この瞬間に呼吸している、昨日、呼吸することもできず、明日、呼吸することもできない。我々はこの瞬間にしか呼吸できない、しかし、心はと言うと、昨日のことを思い返して反省し、あるいは明日に思いをはせ、希望や不安を持っている。からだはい…

操体的呼吸(六日目)

自然呼吸をからだに通してみる、そして、ただ呼吸器だけをくつろがせ、からだ全身をくつろがせる必要は全くない。集中することなく、息の出入りを醒めて見守るだけ。そうしていると、自然な呼吸機能に気づくことができる。そうしたら次に、深呼吸をからだに…

操体的呼吸(五日目)

我々は出生時において始めて呼吸を学ぶことになる。出生時点に居合わせた医師や看護師それに両親などが、自身が知らずとも、呼吸の仕方を教えているのである。出生というのは爆発的な感情エネルギーを伴い、呼吸をどのようなものとして学ぶかは、そこで重大…

操体的呼吸(四日目)

感情はエネルギーからできており、ものを感じる能力はエネルギーの働きである。我々にとって最大のエネルギーは呼吸であり、エネルギーの流れ方は主にその瞬間の呼吸のありようで決まってくる。そんな呼吸は生命を維持する基本であり、心の入り口でもある。…

操体的呼吸(三日目)

ヨーガの経典には、一生の間の呼吸回数は決まっており、多ければ早く寿命が尽きるし、少なければ少ないほど寿命が延びると記している。そういった呼吸で肺が取り入れる空気の中にも生命エネルギーであるプラーナ(気)が含まれているが、この気がからだの中…

操体的呼吸(二日目)

呼吸というのは、からだの細胞が物質をエネルギーに、エネルギーを物質に、たえず変換している循環系を動かしている生体メカニズムである。呼吸によるエネルギーの肉体化は、まず量的レベルで始まり、からだと心の変容の可能性をより大きく拡げることになる…

操体的呼吸

今週は日下が担当します。 今日から呼吸というものを操体的に捉えて、その味わいを感じていただきたく思う。一週間、おつき合い願いたい。 さて、その呼吸であるが、基本的には鼻でするものであり、息の出し入れも、匂うことも無意識に為されている。ところ…

『発心修身還神』

橋本敬三師は、あの世はみんな行くところだから気持ちがいいところに決まっているヨ、と語っていた。 私は未だに聖書もろくに読み通していないが、実母は読んでいた(ミッション系の高校に通った) 40年以上経過したそれは、なぜか今私の手元にある。たまに…

『インスタントの甘い罠』

患者本人のイノチにむかって問いかける。鍵穴を観る。 ピタリと合う鍵は快適感覚にある。 感覚の調和というプロセス(治癒する過程)によって治癒する。「操体法」は、「快適運動」という、「正体術」に近い操法を通していた時代を経て、 現在は「快適感覚」…

『名月堪能』

人は誰しも「自分とは何者であるか」という問いかけを、一回くらいはするのではないか。その定義付けとなる「アイデンティティー」を確立しようと、色々工夫してみることだろう。ただそれは一部であり、全てではなく全てであって、その一部でもある・・・。…

『人間原理』

重力が面白い。重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)作者: 大栗博司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/05/29メディア: 新書購入: 4人 クリック: 196回この商品を含むブログ (55件) を見る地球は、太陽から150億メー…

『陰陽の前後』

僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して (ソフトバンク文庫)作者: マーカス・チャウン,糸川洋出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/09/23メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 30回この商品を含むブログ (13件) を見る〜波動の…

『源流』

初期の操体法は、当時の高橋迪雄氏の行っていた正体術の影響を受けている。 現在も、たにぐち書店から高橋迪雄氏『正体術矯正法』現代語訳版があり、そのサブタイトルには『操体法の源流「正体術矯正法」』とある。 私の場合、操体法を学び始めた後、かなり…

 『恩恵』

今日からブログを担当致します岡村です。一週間よろしくお願いします。 ある母親は、自分の子供が行動しうるであろう先を読み、自らの子供の選択を命をかけて理解していく。 ある母親は、万人に危害が及ぶ可能性を背負いつつ、自らの子供の選択を命をかけて…

『やっぱり最後にゃ、愛だろ』

私のブログ週の真っ只中10月10日に東京からお師匠が遠路遥々福岡の街にやってこられました。(今日は何となく三浦理事長の呼称を『お師匠』でまとめさせていただきます。)来福の目的は最近たるみ気味な私への喝入れと、お師匠の高校時代の同窓会。何を…

『ひやり・はっとより、はっとしてグーを』

そういえば最近自転車で通勤する方が増えましたね。自転車で通勤する方達の事をツーキニストと呼ぶそうです。ここ最近の健康ブームやエコブームと街のお洒落さんの支持を得てこのツーキニストさんが異常発生している模様です。私の住む福岡の町も例に漏れず…

『満ち足りた物足りなさ』

昨日は刺激の強い食べ物の過剰摂取が問題になっているようですよと云う内容で書かせていただきましたが、この刺激の強いものというのは何も食べ物に限ったものではありません。私達のからだに外から入ってくる刺激は全てストレッサーになりうるのですから、…

『ひやり・はっとより、はっとしてグーを』

そういえば最近自転車で通勤する方が増えましたね。自転車で通勤する方達の事をツーキニストと呼ぶそうです。ここ最近の健康ブームやエコブームと街のお洒落さんの支持を得てこのツーキニストさんが異常発生している模様です。私の住む福岡の町も例に漏れず…

『子供に野菜を食べさせる方法』

先日、明石家さんまさんが司会をしている『ほんまでっか?TV』という番組の中で、食事中、子供に水を飲ませる様にすると喜んで野菜を食べる様になるという話が取り上げてあった。内容的にはジュースや炭酸飲料等味が濃く刺激の強い飲み物を飲むと、野菜の様…

『イノチの洗濯日和』

今日(正確には10月7日)は休日だったので、たまたま近所で開催していたアンティーク家具の青空市に冷やかしに行ってみました。福岡は大昔から大陸からの玄関口として栄えた歴史を持っている街で、現在もアジア圏からのクルーズ船が度々来航する等未だに…

『 simple is best 』

ある日の秋穂家の会話。 ワイフ「お洒落な家ってどんな家だと思う?ヨーロッパ風?アジアン風?カントリー風?」秋穂「竪穴式住居風」ワイフ「たっ、竪穴式住居!? 冗談言わないでよ!」 冗談ではありません。本当にその様に感じるのです。我が家の中を見回…

『もう、あなたって本当に鈍感なんだから・・・』

長野の佐助実行委員からタスキを受け取りました福岡の秋穂です。今回のブログのテーマを決めきれていなかった中で佐助実行委員のブログを読み、その中で気になったキーワードをテーマにしてみようと思います。今回、私は快のききわけの出来ないからだ「鈍感…

感覚のききわけ

最終日の7日目です。よろしくお願いします。 からだの感覚のききわけが、治療手技・アプローチなどの盲点になっているということを書きました。第三者の治療従事者におまかせの治療アプローチでは、脊髄を介した反応である即効的効果が特徴とした傾向にある…

盲点その3

昨日書いたストレッチや筋トレも含め、現在のからだの治療手技は、からだの感覚に対して盲点になっているような気がします。 実際にからだを治療する際に、第三者の治療従事者がからだに触れるわけですから、自分のからだでもないのに相手の感覚がリアルにわ…

盲点その2

5日目はストレッチや筋トレについて書いてみたいと思います。よろしくお願いします。 リハビリなどでよく使われる手技のひとつに、ストレッチや筋トレがあると思います。もちろんストレッチや筋トレの方法や種類はいろいろあります。 ストレッチの種類では、…

盲点その1

4日目の今日からは、僕自身が操体を学ぶ以前、理学療法士として病院勤務していた時に「あれ・・・本当にこのままでいいのかな?」と思うようになった事柄を書いてみたいと思います。よろしくお願いします。 少子高齢社会によってこの保険が財政を圧迫してい…