東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

寺本 雅一(てらもと まさかず)

うごくことは、ゆだねること

ウイルスはそれ自身では細胞を持っていないそうだ。 細胞を持っている生き物のからだに侵入し、細胞に入り込むことで 活動を広げたり、増えたりすることができる。 そして、周囲にその影響力を拡げていく。 これ、「ウイルス」を「不安」と置き換えてみても …

うごきは失われていない

いのちをまもるための「自粛」期間のなかで、 気が付いたら社会的にも、肉体的にも、精神的にも もしかしたら必要とされていること以上に縮こまっていたんじゃないか、 そう感じている。 自分の「せいかつ」ってなんだろうか。 生活であり、精神活動でもあり…

飛ばしあう2020春季東京操体フォーラム

おはようございます。 昨日は春季東京操体フォーラムが開催されていました。 当フォーラムとしては、初めての試みでしたが、 「Web配信」という方法を用いて「場」を開放しての開催でした。 各々の立場から、 思っていることや感じていることを こういうご時…

立ちどまることは、動くこと

少し前の話になるけれど、 朝の通勤途中、時間に追われて最寄り駅に向かう途中で遭遇したこんな光景。 3歳くらいの男の子だろうか、 ベビーカーを押しているお父さんに向かって、 「ちょっと、とまって~」 としきりに伝えていた。 それまで保育園に向かっ…

書くことは、動くこと

普段ほとんどラジオを聴く習慣がないけれど、 連日のテレビを介しての過情報に少し疲れたところで、 試しにラジオのチューナーをひねっている自分がいた。 波長の良く通る局にとめたところで 作業をしながら、しばし耳をかたむけていると、 それはちょうどシ…

感じることは、動くこと

気のゆるせる人と言葉を交わす。 とてもシンプルな方法だけれども、 モノを考えられなくなっていた自分にとっては 久しぶりに何かが動いているように感じられる、 なんとも魅力的なこととして感じられた。 何故だろうと不思議に思ったけれど、 本音で相手が…

話すことは、動くこと

おはようございます。 瀧澤さん一週間ありがとうございました。本日から寺本が担当致します。 テーマは「とばす」ということで。 よろしくお願い致します。 ちょうど連関するように、新型コロナウィルスの存在感のなかで ここのところ色々な切り口で「とばせ…

シンプルに、手近に

からだには自ずから「ととのう」働きが備わっている。 これはとても有難いことだ。 この作用に反発することなく、 あの手この手でいい関係を築いていくことが 操体の臨床にとっても、大切なプロセスとなってくる。 からだはモノではないのだけれど、 でも日…

波打ち際にあの言葉

からだのなかで常に起こっているバランス現象。 この営みに対して、できる事ならば追い風に、 少なくとも、余計な邪魔をするようなことは しなくてすむのなら、それにこしたことはない。 とはいうものの、理想と現実には大きなギャップがある。 禅寺の修行道…

のるかそるか

からだからのメッセージのようなものは、 特別な場面でなくてもとても身近に受け取っている。 例えば、「風邪をひいて熱が出て、喉が痛い」という類のメッセージは よほど、根詰めて何かに取り組んで突っ走っていない限り からだに照準を合わせなくても自ず…

サイレンが鳴る前に

からだにとっての「無視」とは何だろうか。 からだからのメッセージを、聞かなかったことにすることだとまず浮んでくる。 「病気」や「症状」、「疾患」などはある程度まで行き着いた結果のことであって、 メッセージとしてはかなり音量や音圧の大きなものと…

モノもからだも

前日テーマに挙げてみた「モノ」に関して感じたことは、 初日にテーマで触れた「からだ」に向けても同じようなことがいえると思っている。 モノは使い込まれ、人が手をかけていく事などを通して、 良くも悪くも味わいのようなものが生まれる。 これは新品に…

モノのいのち

モノには自然治癒力がないかもしれない、と前日のブログで書いてみたが、 それでもモノにもいのちはある、と矛盾しているが感じてもいる。 愛着を持って、大切にしていれば そのモノのいのち、というか 寿命のようなものは延びていくように感じられるし、 結…

イキモノの不思議

おはようございます。 瀧澤さん、一週間の御担当ありがとうございました。 今日から一週間、ブログテーマ「ととのう」を引き継いで、寺本が担当致します。 よろしくお願い致します。 「からだ」という代物は不思議なものだと思う。 操体の世界にアタマを突っ…

がんばってもいいけれど6

「がんばる」についてはとても大切な思い出がある。 操体を勉強し始めてから「バルの戒め」を習い、 特に「頑張る」という言葉の使い方については その意識が自分の周囲やからだに影響することを知り、 気を付けるようになった。 自然と自分の口にする言葉の…

がんばってもいいけれど5

アタマのほうだけで、がんばろうがんばろうと 懸命になることで、からだのことは忘れられ、 意識がどんどん離れていく。 こうなると、こころもからだも消耗の流れに入り込み、 気がついたときにはどちらも疲弊してしまっている。 こういう「がんばる」姿勢は…

がんばってもいいけれど4

がんばる、ということをすることで、 色々な影響が自分の思わぬところで起こってくる。 特にうまくいっていないときのがんばるモードの場合、 そういった身の回りの変化に対してのセンサーが 極端に鈍麻してしまうことが多いような気がしてならない。 余裕が…

がんばってもいいけれど3

私たちは思いもよらぬほどに、常に影響を受け合っている。 「がんばる」ということをしてみると、 自分自身のなかに起こることには気づくけれど、 そのこと以上に、自分の周囲に影響している事がある。 自分の事で手一杯になると、これに気付けない。 例えば…

がんばってもいいけれど2

目の前にある、やらなくてはならない「仕事」。 これを片付けるために えいやっ!っと「がんばって」取り組む。 敢えてギアを入れてブーストモードに入る。 度々そんなことは繰り返したりもして来ましたが、 (今もそういうモードを使う時はありますが) そ…

がんばってもいいけれど

なんで操体では、「がんばるな」という言葉が現われてくるのだろう。 説明をされて、なんとなくわかるような、 でも頑張るということ自体は、必要な事なんじゃない?とも思っていたので、 自分自身のなかでグレーな状態でしばらく、保留状態になっていました…

頑張るなに隠された操体の秘密

おはようございます。 瀧澤さん、一週間のご担当ありがとうございました。 本日から寺本の担当です。 テーマは引き続き「操体的な『かんばるな』とは」。 どうぞ、よろしくお願い致します。 昨日は秋季東京操体フォーラムが開催されました。 当フォーラムに…

操体は・・・7

操体は、「間に合っている」ということを味わいます。 からだの調子が崩れていたり、 具合の良くないなというときは、 何かにつけて「間に合っていない」状況のなかにいます。 そんなときの からだの使い方や、 呼吸の仕方、 自然に口にしている言葉など、 …

操体は・・・5

操体は、あなたにしかできないことがあることを伝え、 それを、あなたがするまでの過程をサポートしています。 呼吸をすること、 食べることや飲むこと、 からだをうごかすことや、 どんなことを想って生きているかも、 誰かに代わって営んでもらう事は、原…

操体は・・・4

操体は「変化」を大事にしています。 からだのうごきを通して、 また感覚を通して、 からだから受け取れる変化というものに意識を向けていただきます。 変化には、はっきりとわかりやすい、 ダイナミックなものもあれば、 ほんの微かな変化、また、なんとな…

操体は・・・3

操体は感覚を大事にしています。 「からだ」という存在と出会うと、 からだからのメッセージの存在に気がつきます。 今まで気がつかなかっただけで、からだはいつも何かを語りかけています。 そのからだの語る言葉のようなものが、 感覚なのではないかと思い…

操体は・・・2

操体は「からだ」を大切にしています。 臨床を通して、今まで意識の向けられてこなかった 「からだ」という存在に出会っていただきます。 体調を崩されている方の多くは、 身体のある一部分にだけ意識が集中していたり、 「ここが悪いんですよ・・・」という…

操体は・・・1

おはようございます。 瀧澤さん、一週間のメッセージありがとうございました。 本日から寺本の担当です。 ブログのテーマは引き続き「私があなたに操体を説明したら」になります。 よろしくお願い致します。 操体って本当に非常識なことだらけ。 「臨床」と…

こんな私も操体に出会った 7

(私の操体歴) 随分ほのかな記憶の話になるけれど、 こどもの頃から家族の肩を揉んだり、足の裏を踏んだり、 そんなことをして「あ~きもちいい」と言われることが なんとなく好きだった。 まさか自分がからだのことを学ぶことになるとは。 夢にも思わなか…

こんな私も操体に出会った 6

(私の操体歴 つづき) それまで、「何かを真剣に学ぶ」ということに、 とても興味があったが、正直言ってどれもこれも中途半端になっていた。 自分のアンテナにひっかかった色々なことに興味を持てる好奇心はある。 古民具、音楽、農業、芸術、古典芸能、学…

こんな私も操体に出会った 5

(私の操体歴 つづき) 1本の電話のやりとりを境に、 自分がいつかは向き合わなければいけないと感じていたことに ハッと気づかされ、 腹をくくる気持ちで、次回開校予定だった操体法東京研究会の 第77回定例講習に参加することを決めた。 「指導者養成コ…