生命活動は「接触」を伴う現象に溢れているように感じます。
対して、人間の営みは刺激的なものの割合が増えてきて、
気が付いたら生活の多くを占めるようになってきたようにも思います。
操体を学んでいると、度々この「接触」と「刺激」という捉え方について考えることに帰ってきます。
からだに触れていると、「呼吸」という動きそのものが、非常にダイナミックなからだのうごきとして伝わってきます。
普段意識していないだけで、からだの営みは様々な表現によって成り立っているのを感じ、目では捉えることのできないうごきの世界があることに驚きます。
目にみえる動きや、目にはみえないうごき。
そういった「動き(うごき)」をからだを介してを学んできたのが操体です。
生命活動も日常生活も、こころとからだの動きが重なって成り立っています。
この動きについて学習することは、そのまま臨床と生活にもいきてきます。