東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

色紙

7月20日の海の日に、操体マンダラが開催された。 師三浦寛先生が操体の極意を実技や講義を通して、発表された1日。 ご参加された皆さまと過ごす中で、とても有意義な時間を過ごすことができた。 ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。 その中で…

自然に教えられる2

セミが今日も元気に鳴いています。 何匹のセミが今日は鳴いているのだろう? 「歪みは変化」と意識することを継続していると、 「歪み」の存在に縛られた状態で、からだをみることは少なくなってくる。 からだの変化を素直に受け取ること、 私の思い込みでか…

自然に教えられる

若葉だった葉も、たくさんの太陽のエネルギーを浴び、深い深い緑色へと変化している。勢いがあり、凛々しさがなんともいえない。 ただ、ただ、感謝する。 学びを通して、意識するもの、心が向くものも、変化していく。 過ぎたときを経て、過去の私が、意識を…

歪みとは2

セミの声を聞きながら過ごす時間。 確かに鳴いているのに、なぜか静寂に感じる時間がある。 うるさいと感じる時との違いはなんなのだろう…。 「歪み」を「変化」として捉えることを知ってから、 からだを通して教えられたことがある。 それは、「歪みを探そ…

歪みとは

歪み=悪いと捉えていた私だった。 しかし、歪みを一つの変化として捉えることを、 操体を通して学んだ。 私は、からだを「正しい」という型(私の思い込んだ)にあてはめて、みようとしていたことにも気づいた。 そして、「正しい」という捉え方をしなくな…

ゆがみとは

今日から担当いたします、香です。 よろしくお願いいたします。 7月も後半になり、さまざまなところで花火大会や夏祭りが開催されています。 夏本番です。 「歪むとは、物の正しい形がくずれて、曲がったりひずんだりする。また、心や行いが正しくなくなる。…

歪み⑦

昨日のつづき 「立つことと歩くこと」 は、ヒトにとって最も基本的な動作であると最初の日に述べている。 そして昨日まで、主に「立つこと」の姿勢について話を進めてきた。 最終日の今日は 「歩くこと」 、ウォーキングについて考察を試みる。 歩くことに類…

歪み⑥

昨日のつづき 一般的に、よい姿勢と言えば、背筋を伸ばしている姿を思い浮かべるのではないだろうか。 だが、実際にはそうではない! 背筋を伸ばすようなことをすると、腰椎が過度に湾曲し、反り腰になって下腹部を押し出し、骨盤も前傾してくる。 このよう…

歪み⑤

昨日のつづき ヒトの立位を側面から眺めてみると、姿勢と重力との関係がとてもよくわかる。 頭頂と股関節の中心が垂直に結ばれて、その線が踵とつま先の真ん中に落ちているような姿勢が自然な立ち姿である。 こうなるには、背筋を伸ばすのではなく、うなじを…

歪み④

昨日のつづき からだに歪みのある人は、必ず中心軸がずれている。 からだの中心軸とは、頭蓋、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤の各パーツを通る軸のことで、本来はそれらが一体でなければならないのに、その軸がずれることによって、筋肉のどこかに凝りができる。 す…

歪み③

昨日のつづき ヒトのからだが歪むのは、てっぺんに乗っかっている頭の重さが一番の弱点であるとすでに述べた。 そしてそれを支えるのが、柔軟性のある背骨であるということも。 そもそも頭の重量はできるだけ背骨が背負ってくれるのが、からだはいちばん楽が…

歪み②

昨日のつづき ヒトのからだの歪みにおける直立二足形態のもう一つのバランス問題は、からだの前面にある内蔵の重みをどのようにして受け止めるのかということである。 アンバランスな歪んだ姿勢だと、内臓の重みを支えることが大問題となり、動かなくてじっ…

歪み

今回のリレーブログは、 『歪み』 がテーマ。 操体で歪みといえば 故橋本敬三医師の 『生体の歪みを正す』 という本のタイトルを思いだす。 その本では、すべての疾患には必ずからだの歪みが存在していると書かれている。 「からだの歪み」 と書かれてはいる…

⑥”ひずみ”と”ゆがみ”

生命の本質とは、自動性なんですよ。 「からだ」で覚えたことが自動的にできるようになるのは、 私達の生命として授かった素晴らしい能力なのでしょうネ。 何かができるようになるのは、自分の「からだ」の神妙なる システムを、内側の感覚(皮膚や内臓や空…

⑤”ひずみ”と”ゆがみ”

いよいよ「操体マンダラ」まで三日となりました。 なぜ、「操体」と「マンダラ=曼荼羅」がくっついているのか。 まず、参加することで感じること(しないでどうこう言わない) 私たちの「からだ」を通して感じて理解できることもあります。 さておき、今日…

④ひずみ”と”ゆがみ”

近年、経済の発展によって社会は合理化され、便利な暮らしになる一 方で、暮らしに心の余裕がなくなりつつあることに、うすうすながら 誰でも気付いていますよね。 しかし、時の流れに逆らえず、いつの間にか大切な何かを失うことに 少しづつ慣れて大人にな…

③”ひずみ”と”ゆがみ”

ヒトの中心軸はどこ?鏡に映した場合、自分の「からだ」の真ん中なの? 本当にそれって理にかなっているのかなぁ・・・。 ・・・「(わざわざ)歪んで(くれるから) (私たちは) 助かってるんだ!」・・・ ≪~環境相とワタシ~≫ 「最高の処世術とは、妥協することなし…

ゆがみとひずみ ~番外編~

どうしても書かせて頂きたいことが生じました。 実は私、小学校の頃からのファミコン世代で、現在までも続く任天堂 のファンなのです。 なぜ任天堂なのかと言えば、自由なものつくりの視点がありつつも、 独創的であり、自分たちが本当に愉しめる、遊んでも…

②”ひずみ”と”ゆがみ”

ヒトの姿勢に正しさの基準があるのでしょうか。 例えば、姿勢がいいですねぇと言われる方に聞けば・・・、 「小学生の時、”健康優良児”と言われたんですよね」 一方で、姿勢が悪いといわれることの多い方に聞くと・・、 「小学生の頃、検診で側弯症って言わ…

”ひずみ”と”ゆがみ”

「(人に)歪んでるって言われるから、何とかしてほしいんですよ」 ・・・・沈黙・・・・(その刹那、大きなことで放言) 「(からだは)歪んで 助かっているんだ!!」 本人は骨盤の歪みや脊椎の歪みは勿論病気の原因だと思っていて、 更に、鼻筋や顎のライン…

6.正円・楕円

6.正円・楕円歪みがなく中心軸が一つなら正円になる。軸に支点という要素が加わると楕円となる。その楕円を歪みと捉えるかどうかと同じ事。楕円で当たり前。完璧な正円などはない。楕円軌道で各々のバランスがとれていればよい。楕円だからこそ螺旋となり、…

5.息食動想環性

5.息食動想環性息の歪み。荒い、浅い、早い、狭い、自我。食の歪み。他者の影響(TV含む)、記憶、観念、イメージ、偏食ダイエット、似非科学の陶酔、精神的な信仰。動の歪み。スポーツ、左右対称、我慢する、限界を超える、毎日継続的にやる、相手を超えるた…

4.作法

4.作法作法といえば茶道、華道、武道などにあるからだの使い方・動かし方の基本。平たくいえばその世界の最低限のマナーともいえる。日常生活での行動も作法のように気を配ることこそが、修行の一環となりえる。顔洗い、歯磨き、うがい、手洗い、料理、洗濯…

3.癖

3.癖癖とはなんだろうか?鼻、髪、顎に触れたり、足を揺すったりする。無意識の動作。言葉にも癖があり、育った環境やその人の個性や考えてることが表れる。動きについて言えば、何らかのからだの偏りをむいしきに補正してるとも考えられる。偏りということ…

2.シンメトリー・アシンメトリー

2.シンメトリー・アシンメトリー対称性と非対称性。左右対称が歪みがないとは限ら無い。その人なりの整ったバランスが左右対称とは限らず、様々な要素が複雑に絡んで今のからだを作り出してる。左右対象だからこそ歪みがあるという捉え方も出来る。逆も然り…

1.ユカミ・ヒスミ

1.ユカミ・ヒスミ「歪み」読み方としては、「ユガミ」か「ヒズミ」。ユ…湧、わくカミ…上、根源的なモノつまり、何か根源的なモノが湧いてきた状態。ユカミとは現象で言えば、バランスの崩れた状態ではあるが、それはある意味バランスを取ろうとしている本質…

7.歪み その7

現在も先生から講義を受けている。絶えず新しい要素が加わる。私の好きなミスターチルドレンの新しいアルバム「REFLECTION」の「進化論」という曲の中に 「変わらないものがあるとしたら皆、変わっていくってことじゃないかな?」 という歌詞がある。まさに…

6. 歪み その6

さあいよいよ実技に入って私が診療された方法を習えると思っていた。しかしそこには全く目にしたことがないダイナミックなストレッチのような動き。これが操体?後にわかったがこれが「快」を聞き分ける「第二分析」というものだった。「快」とはなにか?「…

5.歪み その5

全くマッサージなどを習ったこともないし経験もない。また特に今の会社を辞めて今すぐに開業したい訳でもない。しかし知りたい。なぜ肩こりが治ったのか?首の痛みが取れたのか?そして先生のところで習うことを決意した。そして二週間ごとに半日の講習が始…

4.歪み その4

もっといろんなことが知りたくて聞いてみた。これは先生しかできない特殊技術なのか?私はもしかしたら騙されていて、このベットの下には何か特殊な装置が隠されていて、それでからだの循環が良くなり改善したのではないか?と疑ってみたりもした。先生から…