東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

そして植物 六日目

" data-en-clipboard="true">そして、月日が経ち、操体を勉強するようになり、三浦先生に入門した頃、三浦先生の講習会場に、毎回豪華な生花を持ってくる人がいました。 " data-en-clipboard="true"> そして私はその人に結構いじめられたので(笑)、やっぱ…

私がずっと、植物嫌いだったワケ 五日目

そしていろいろあって、今に至るワケですが、よくよく考えると、歴史や日本文化が好きなのに、チャンスはあったのに、華道とか茶道とか着物は、すっぽかして成長しました。てへへ。 これも自分で分析すると「ふつ〜のおんなのこらしくしろ」という、周囲から…

私がずっと、植物嫌いだったワケ 四日目

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">なんで30歳くらいになるまで、植物が何となく嫌いだったのか、という理由。 「親が、夢中になりすぎるからと『植物図鑑を隠した』」ということを思い出したことで、色々芋づる式に甦ってきました。 …

私がずっと、植物嫌いだったワケ 三日目

なお、先日あるテレビで、男女の脳の性差についてやっていました。 赤ちゃんでも、女の子はお人形を手に取り、男の子は車を手に取るそうです。 私は、小さい頃から、お人形ではなく、サンダーバード二号が大好きだったという、妙な趣味を持っており、なおか…

私がずっと、植物嫌いだったワケ 二日目

性格的なものなんでしょうが、私は飽きっぽくありません。 一度凝ると、ずっと好きです。 操体がいい例ですね(笑)。 私は本好き、特に子供の頃は図鑑が大好きでした。 小学校1年と2年の時は、ポケット植物図鑑がお気に入りで、いつも読んでいました。 この…

私がずっと、植物嫌いだったワケ。 初日

こんにちは。畠山裕美です。 1週間宜しくお願い致します。 今回も、瀧澤さんと「次回のブログのテーマは何にしよう」と、話をしていて「そうだな、植物?」という感じで、わりとさくっと決まったテーマです。 その割には、「私がずっと、植物嫌いだったワケ…

テーマ「植物」より・・・7

おはようございます。 葉っぱを触ってみる。薄くて、やわらかくて、触れ方によってはポロリとこぼれてしまうような葉っぱを触ってみる。 これは触診の練習になるだけではなく、第3分析である皮膚へのアプローチ、つまり渦状波®にもつうじる事だと思う。 渦…

テーマ「植物」より・・・6

おはようございます。 もう、20年近く経つだろうか、本格的に操体を学び始めて何か月か経った頃の事。 触診についての講義を受けていて、師は「時間のある時、植物の葉っぱを触って触れ合ってみるといい」というような事を仰っていた。 師の視診、触診は本…

テーマ「植物」より・・・5

おはようございます。 「食」は、他の生物の生命をいただくものである。 博愛精神と優しい心を持つ人ならば、どんな生物の生命も奪う事なく、自分自身も元気で長生きする事を理想とするだろう。 個としての生命を奪うのではなく、共に生きながら、その一部を…

テーマ「植物」より・・・4

おはようございます。 操体の創始者、橋本敬三先生の一般向けの文献には、人間の「食」について植物食が適当なのではないかと書かれている。 その理由として、よく知られているのが歯の種類と数に注目した捉え方。 前歯8本は野菜を、犬歯4本は肉類を、臼歯…

テーマ「植物」より・・・3

おはようございます。 昨日は最後に動画を紹介しましたが、10年近く前の国連持続可能な開発会議での、当時のウルグアイ国の大統領ホセ・ムヒカ氏のスピーチでした。 ホセ・ムヒカ氏は、字幕スーパーにあったように「世界一貧しい大統領」としてメディアか…

テーマ「植物」より・・・2

おはようございます。 今年は、木々の紅葉から落葉がいつもの年より遅かったように感じます。 これも、地球の温暖化が進んでいる為なのでしょうか。 温暖化対策の為に植物を植えていこうという主張は何年も前からある。 確かに身近に植物があれば、空気が変…

テーマ「植物」より・・・1

おはようございます。 実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。 どうぞ、よろしくお願い致します。 今回のテーマは「植物」ということでリレーしています。 12月も半ばとなり、まわりの山々を見渡すと、木々は紅葉を終えて落葉している際中で…

言葉をもたない生き物に重ねて7

草木を眺めていると、植物のからだには「正面」というものはあるんだろうかと思う。 また、枝葉を伸ばしているあの地上部の拡がりには、右手や左手などの区別が存在するのだろうか、地中に伸び拡がっている根には右足、左足のような区別は、、、などと考える…

言葉をもたない生き物に重ねて6

植物を見ていて、しみじみすごいなぁと思うことがある。 一所に根を下ろしてから次世代の種子を産出して新天地に旅立つまでは、その環境で起こることにすべてに相対し、適応しながら生きているその姿だ。 動物とはまた違う、植物なりの「逃げ方」はあるのか…

言葉をもたない生き物に重ねて5

「食べる」ということを考える時も、最近思い浮かんでくるイメージは「植物」である。 以前にもここで吐露したことがあるが、食べることが好きな私は油断するとついつい食べ過ぎ状態になることがある。 「土と内臓」という本の中で「ヒトの消化管をひっくり…

言葉をもたない生き物に重ねて4

操体を学んでいると新鮮な「からだ」の感覚に遭遇する。 最近では、自分が植物的な生き物になっていくような感覚を味わうこともある。 普段の人間ver.が「動物」であるならば、学んでいることをからだとともに学習するときは動物のからだから、植物のからだ…

言葉をもたない生き物に重ねて3

我が家の小さな庭には誰が植えたのか、はたまた勝手に生えてきたのか、由来知らずの柑橘類が一草、ひっそりと暮らしている。 不勉強な私には本当の名前すらわからないこの生き物は、時期になるとあおむしたちの一時の住処となる。今年もアゲハの幼虫が3匹ム…

言葉をもたない生き物に重ねて2

公園の樹木など眺めていると、この木は一度種子が発芽してからは(またはこの場に人の手で植えられてからは)、一所に根をおろしてここまで成長してきたんだなとしみじみと感じます。 目に見えているところでは、雨が降っても風が吹いても、葉っぱを食べる虫…

言葉をもたない生き物に重ねて

おはようございます。 Mr.植物の瀧澤さん、一週間の「ことのは」の数々ありがとうございました。 テーマは「植物」のバトンとタスキを受け取って、本日から一週間、寺本が担当します。よろしくお願い致します。 私事からのスタートとなりますが、今年は特に…

「からだ」で植物を感じること⑦

その日の空を見上げること。 空気を介して、皮膚で感じられる変化を味わうこと。 太陽の光や雲、風や水、ときには虹など、とても惹かれる自然現象との出会いがある。 なぜそのような現象が起こるのだろうかという理由は、「からだ」の植物的感覚をとおして触…

「からだ」で植物を感じること⑥

人間として思考し、判断していくこともできる。 動物のように、好ましいものに近づいて嫌なものから逃げることもできる。 植物のように、動けなくても変化をありのままに受け入れることもできる。 「からだ」の中にあるものは、それぞれに機能していてどれも…

「からだ」で植物を感じること⑤

頭で理解したり、きもちで共感したりすることもできる。 その前に、「からだ」で共振、共鳴することもできる。 思考や感性でキャッチする前に、原始感覚で振動をキャッチすること。 先日の岡村実行委員のブログの中で紹介されていた、「なぜ植物は緑色をして…

「からだ」で植物を感じること④

植物の生命力には、見た目の美しさとは裏腹に、ときにゾッとするものを感じることがあります。 そんなときは、人間のスケールを超えたものに触れている、と感じている瞬間。 住んでいる処の勝手口の裏に、ずっと植わっていた蕗(ふき)がありました。 管理人…

「からだ」で植物を感じること③

散歩の度に目にしていたスギナの水滴のつき方は日毎に変化していました。 通常水気孔から水蒸気として排出される水分は、大気の温度や湿度の変化に対応して、気体から液体へと状態を変え、その大きさやつき方もその時々で様変わりする。 朝を迎えたときに見…

「からだ」で植物を感じること②

つい先日、久慈でも雪が降りました。 散歩道の小脇も、朝には霜が降りて白くなりだしています。 季節の移ろいを感じながら、春頃のことを思い出します。 朝の日光を浴びてキラキラ光る足下のスギナに、よく目がいっていたこと。 キラキラ光っていたのは、ス…

「からだ」で植物を感じること①

岡村実行委員、一週間のブログ投稿ありがとうございました。 今週担当のMr.植物こと瀧澤です。テーマは引き続き「植物」で想いを繋いでまいります。 一週間よろしくお願い致します。 「からだ」が「からだの学習」をしてくれている。 そんな現在進行形の操体…

共に進化している生物⑦

宇宙と呼ばれる銀河系太陽系のなか、地球は存在しています。 海と大地と空、その循環に様々なイノチの源である水が満ち、 大気中にある酸素を取り込んで、植物も動物も繁栄してきて、 いつも、いつまでも、重力のもと生物として生存しています。 この世界で…

共に進化している生物⑥

トマトが小さい頃は嫌いで、今では大好物の野菜になりました。 このトマト、南アメリカのアンデス山脈の高地が原産地なのだそうで、 現在は日本やヨーロッパでトマトを多くの人々が愛しています。 ですから「赤くなればお医者さんが青くなる」とは、日本であ…

共に進化している生物⑤

昔から、お祭りや神社での金魚掬いが大好きでした。 金魚をとってくると、簡単なツボのようなものに入れ、餌をあげるの ですが、何故かそのうち「植物」を一緒に入れてあげたくなります。 そこで、よく買っていたのが布袋葵(ホテイアオイ)です。 この花は…