おはようございます。
昨日は最後に動画を紹介しましたが、10年近く前の国連持続可能な開発会議での、当時のウルグアイ国の大統領ホセ・ムヒカ氏のスピーチでした。
ホセ・ムヒカ氏は、字幕スーパーにあったように「世界一貧しい大統領」としてメディアから紹介されている。
しかし、スピーチを聞く限り、貧しいという意味がまるで当てはまらないように感じる。
貧しいとは、財産や金銭が乏しく生活が苦しいという意味の他に、量・質ともに劣っている、満たされていないなどの意味があるという。
ムヒカ氏は大統領の時、給料の9割を寄付していたというから、個人の財産の金銭額としては他の国の長よりも少ないだろうが、そんな比較の仕方が馬鹿らしくなるほどの豊かさを持ち、満ち足りた上で質素な生活を送っているように思える。
もの事の観点が変われば、感じ方、考え方、心の持ちようが変わってくる。
心の持ちようが変われば、言葉が変わる。
言葉が変われば、まわりの現象が変わってくる。
これは言葉の波動にも依り、変化の仕方、大きさは違うだろうが、現象は確かに変わる。
欲張りの魂胆が強いと、それが感じられなくなる。
言葉の波動に素直なのが、植物のように思える。
植物は天地の運行に素直であり、人間の言葉の意味は解らないかもしれないが、素直な心からの言葉の波動に反応し、生長もする。
素直な心とは、天地を創造した創造主の理念につうじる心であり、そこには絶対的肯定がある。
絶対的肯定とは、此の世に存在している限り全て良しであり、良しだから存在できているといった肯定観。
「芽が出てくれて有難う」「育ってくれてありがとう」そこから花が咲いたなら、どんな花でも綺麗だし、思わず「綺麗だよ」と言葉が出てしまうだろう。
たった5文字の言葉でも、その波動は生長の素でもある。
それは質の高い快適感覚として受け止められ、その快適感覚で美しいものはより美しく変化していく。
そして、快適感覚は伝搬するので自分自身も、それを感じて癒され、満たされる。
質素な時空ではあるが、リッチな時空。