生体のバランス制御が楽から快に変わり、運動分析から感覚分析へと操体法は進化してきました。
一つ一つの動きをとおして「快適感覚」をからだにききわける動診・操法。
「からだの動き」を表現し、からだに意識を向け、「快適感覚」の有無を確かめる。
からだ主体の意識感覚の「うつわ」になっていく。
「動きより感覚を重視する」
橋本敬三医師晩年のメッセージ。
快適感覚を味わい、委ねることで、生体のバランス制御にかなっていく。
自分の思考意識以外に、からだが感じていることがあります。
はじめにからだがききわけている感覚があり、わたしたちはからだに感覚をききわけていくことができます。
からだに意識が向いてくると、生活空間においても、からだがききわけている快適感覚を素直にいただくことが可能となってくる。
やりやすいか、やりにくいか、といった相対的な基準で判断するのではなく、「からだが悦ぶ」ことを基準にしていく。
意識の方向性、意識の生かし方が変われば、「うつわ」の中に満ちることも変わってくる。
開催案内 | 2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum