東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

〜健康寿命を延ばすなら〜

小さい頃から早起きが習慣づいていたので夏休みの ラジオ体操なんかは張り切って行っていました。 体操の内容はともかく、皆勤賞なら最終日に花火がもらえたので、 せっせと町内会のお兄さんに出席スタンプをせびっていました(笑)今ではすっかりラジオ体操と…

〜ため込んじゃ駄目よと、言われても〜

「たまり」に必要以上にため込まないことが自然治癒力を発動させやすい からだの内部環境の条件だと書きましたが、「たまり」がないのに ため込み過ぎて健康傾斜の歪体化のプロセスを辿るケースもあります。特に「想」に関して、その傾向が強いように思われ…

〜食と環〜

夜はかなり冷え込んできましたが、その分空気が澄み渡り、 頭上の星たちは一層輝きを増してきました。特に今住んでいる 家の周りには街灯がないので満天の星を満喫することが出来ます。以前は寒いのが得意な方ではなかったのですが、こういった 愉しみを覚え…

〜落ち葉を掃きながら一考〜

毎朝、通りに面した歩道の落ち葉をかき集めていると、向こう側から 冬の足音が聞こえてきそうなほどに、日に日に季節の変わり目を 感じています。東北は冬の到来も早いです。仙台には幼稚園から中学1年まで住んでいましたが、その後は4年前に 友人の結婚式…

〜「息」と「環」〜

先日畠山理事から一冊の本を頂きました。いちばん大事な日本の話作者: はづき虹映出版社/メーカー: サンクチュアリ出版発売日: 2014/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る合わせてポチ袋も頂きましたので、先日近所の神社に参拝してきま…

〜身につける、実をつける〜

香さんからバトンを引き継ぎ、 今週担当します瀧澤です。 よろしくお願いします。随分と秋めいてまいりました。特に東北の秋は早いです。 道端の木葉が色づいたと思ったら、もう散り始めています。 実りの秋とは言いますが、今年もお米にリンゴに柿に梨… た…

進化しつづけている

日の出。 少しずつ、すこしずつ、空が朱色になり、 真っ赤な太陽が、水平線から 顔を出します。 力強い中にも、どこかやさしさを感じます。 この光をからだに受け、 エネルギーをいただきます。 今日もこの力強い太陽に支えられています。 何事も結果だけで…

進化しつづけている

晴れた秋空が すがすがしい朝です。 キンモクセイの 香りとオレンジ色の花が 絨毯のようになる道を 目的地に向かい、歩きます。 何事もできるようになった時は 素直に嬉しいものです。 しかし、できない時期のあじわいも、 たのしいものです。 できないから…

進化しつづけている

雨の音に 耳を傾け、 静けさを味わう朝も 落ち着きます。 気くばり、こころくばり、目くばりは どんな場面でも大切なことだと思います。 目先の事にとらわれていると、 できるようで、できていないことに、 気づかされます。あたりまえに、自然とできる、 そ…

進化しつづけている

星空を前に、 ほっとします。 この空に私は、包まれているのだと 感じます。 最近よく感じることがあります。 操体を学んでいると、和食を思い出すのです。 こまやかで、繊細な気配り•こころくばり•目くばりは 通じるものがあります。患者様のからだはもちろ…

進化しつづけている

寒さを肌で感じながら飲むコーヒに、 “つめたい”“あたたかい”をあじわい、 しあわせ感に包まれた朝です。からだの設計にミスはない―操体の原理作者: 橋本敬三出版社/メーカー: たにぐち書店発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブ…

進化しつづけている

気温がどんどんと下がるこの時期、 遠くに感じていた富士山を近くに感じ、 清々しい、朝を迎えます。木々の葉も、清々しさの中で、赤や黄に色づくのでしょう。 「操体法」にふれた日から十数年の時を経て、 私は「操体」に出会います。 何気なく立ち寄った書…

進化しつづけている

本日から一週間担当いたします、香です。 よろしくお願いいたします。ポジティブにいきたいと思います。季節は、すっかり秋になりました。 すすきが風にゆれ、空を見上げると、お月様が美しく輝いています。 「操体進化論」 秋季フォーラムのメインテーマで…

病気と心とからだの歪み⑦

昨日のつづき 生体機能がサーカディアンリズムやインフラディアンリズムにのっているということは、我々の精神的な働きや肉体的な働きには、最も強い時期と最も弱い時期があることを意味している。そうであれば、日常生活であらゆる種類のストレスに対して我…

病気と心とからだの歪み⑥

昨日のつづき 昨日のプラスの病気に続いて、次にマイナスの極性をもった病気にはどんなものが含まれるかというと、あらゆる種類の組織の変性、ある種の代謝病、それに多くの内分泌疾患などが明らかにこれに該当する。クシング氏病、先端肥大症、巨人症など、…

病気と心とからだの歪み⑤

昨日のつづき マイナスエネルギーをもった人たちの中には、実はもうひとつ別のタイプの人たちがいて、このタイプでは今までとはまったく逆に、からだのエネルギーが破壊的な力として表に現われてくることがある。まさに御嶽山のような火山に秘められた噴火力…

病気と心とからだの歪み④

昨日のつづき 人間のからだの中でのエネルギー分布の最大の調節器は、実は「心」の力である。この心の調節器がよく調整されていればいるほど、「体性系」、「自律系」、「内分泌系」というからだの三系統の需要をうまく按分して、エネルギーを理想的に配分す…

病気と心とからだの歪み③

昨日のつづき 健康と病気について話を進めていく上で、ヨーガ論を無視するわけにはいかないので少し触れておきたい。古代インドの科学は、死体を解剖していろいろ調べるといったやり方には関知せず、むしろ生きた現象そのものを高度に且つ子細に観察して得た…

病気と心とからだの歪み②

昨日のつづき 医学の専門家たちは、日夜、病気と戦っているが、残念なことに苦戦を強いられているのが現状である。 医学が病気の症状を取り除くことはできても、病気のもとを癒すようなことはしないし、事実そうできないのが本当のところだ。それは社会心理…

病気と心とからだの歪み

今回のテーマは『病気と心とからだの歪み』についての考察。 健康は、宇宙の創造主によってすべての生き物に与えられた天与の贈与契約である。ただしそれには、生き物自身が「自然の法則」を尊重するという義務も果たさなければならない。いわば解除条件付き…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]7.触れない操体(法)③

先日、産婦人科の医師講演を拝聴してきました。ざっくばらんな質問にも丁寧に答えて頂きながら、疑問も晴れつつ、 、生命とは何か?細胞とは何か?では病態変化とは一体、何が基準 となり、何をもって健康体と隔てるのか・・・等々、興味深いテーマを 頂いて参…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]6.触れない操体(法)②

操体(法)の場合、そこに本人がいようといまいと、関係なく臨床を 通せることは、操体(法)を学ぶ上で十分なメリットになると思うので、 前回に引き続いてその方法をご説明いたします。まず、ワタシ自身が最も大切に考えていることは、"愛"と"調和"です。 今…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]5.触れない操体(法)

ワタシ自身の臨床例で恐縮ですが「操体法」の愉しさを説明するのに 非常に役立ちそうな経験をしたので書いてみます。休日の夜、用事でたまたま治療室にいてパソコンを開いていたところ、 電話が鳴ったので出てみると、当院に何回か来院歴のあるクライアン ト…

p1*p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]4.イッポンでもニンジン

ヒトの赤ちゃんは生まれてすぐにオムツを着けられ、濡れると不快感 で泣いて親を呼び、不快感から快の転換を味わい、伸び伸びして親の 愛を確認し、全脳とからだの形成は進行している。 この繰り返しにより脳は、感覚と感情をムスビつつ、「環境」の基礎で あ…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]3.自己形成と他者の許容

ある小学校の先生が授業の中で、子供たちに伝えた。水は生きていて、言葉を理解しているのだそうですよ。 きれいな言葉には、綺麗な結晶となる状態となり、汚い言葉には砕か れたような状態になってしまうそうです。 そして、言葉を一切かけることのない"放…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]2.為るように鳴る

「病気なんてネェんだって、何べん言ってもわがんねエ」私自身、このメッセージが"真理として立つ"為に学びで続ける! 操体の"法”で立つ!これは橋本敬三師の放言だったからである。 病んでいる患者とは言うが、病んでいる「からだ」とは言わない。 病んでいる…

p1*[岡村郁生(おかむら いくお)]1.春夏秋冬

季節の無い国もあるなかで、季節のある国に生まれてきた。 四季を通じて感覚を磨いていける国に住んでいるのだ。もしあなたが「操体法」を行う上で、四季を忘れているなら 季節を感じさせてみる、季節感を生かせるような、 四季折々の味わいある「操体法」を…