毎朝、通りに面した歩道の落ち葉をかき集めていると、向こう側から
冬の足音が聞こえてきそうなほどに、日に日に季節の変わり目を
感じています。東北は冬の到来も早いです。
仙台には幼稚園から中学1年まで住んでいましたが、その後は4年前に
友人の結婚式に出席した程度。その時もとんぼ帰りで仙台を懐かしむには
至りませんでした。しかし、昨年実行委員メンバーと課外授業?で仙台を
訪れ、久しぶりに通りのけやきを見ましたが、改めて見ると本当に大きい。
三浦理事長は内弟子時代、定禅寺通りに面した外路地を竹ぼうき片手に
掃除をされていたそうですが、昨年見たけやきを想像する限り、ちょうどこんな
時節には落ち葉を相手に汗をかいていらっしゃったんだなと脳裏をよぎります。
なんといっても落ち葉の量が尋常じゃないですから(笑)
- 作者: 三浦寛,今昭宏,畠山裕美
- 出版社/メーカー: たにぐち書店
- 発売日: 2007/10/01
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朝起きるのがそれほど苦にならなかったので、嫌々やった記憶があまり
ありません。時間があるときはそのまま友達と川に遊びに行ったりもした
のですが(広瀬川がすぐ近くにあったので)、なにせ朝が早いものですから、
家に戻ってきてもまだ6時半くらい。日曜日なんかは当然両親もまだ寝てい
ますので、すぐには朝ご飯が出てきません。
けれども、朝から散々からだを使っていたのでお腹の方は待ちきれず、
両親が起きてくる前に台所でガッシャン、ガッシャン。昨夜のカレーを
温めたり、パンを焼いたり…
結局怒られる羽目になったのですが、その時食べたご飯はとても美味しかった
と今でも覚えています。
あれはきっと、「食欲」が「食」の範疇でからだを使うという外的「環境」と
調和していたんではないかしらと思っています。
翻って昨今。
「あなた、会社に遅れるわよ!早く朝ゴハン食べて、食べて!」
「昨日は遅くまで付き合いがあったから、お腹空いていないんだよ。」
「何言ってるの!朝ゴハン食べないと元気が出ないわよ!早く食べて
今日も頑張ってきて頂戴ね!」
何気ない日常のやり取り、どこにでもあるような会話。
しかし、奥さん、ちょっとお待ちになってください。
今からご主人のお腹の中を透視してみますから(笑)
むむ、昨日食べたホッケの開きやラーメンが未消化の状態でドロドロ…
胃は大分お疲れのようですね。ややっ、こちらはアルコールの分解で
大忙しの肝臓ですか。これは相当お酒を飲まれましたね。
ここで朝ご飯を投入したら、頭が冴えるどころか午前中はぐったり、膨満感に
げっぷに胸焼け…起きて間もない消化器系統がそれでもお尻を叩かれながら
歯を食いしばって働かなければならない…
いくら動物(人間)に「たまり」があったとしてもこんなふうに使ってしまった
んでは目も当てられません。「たまり」は外部の「環境」とからだの都合を考慮
してうまく調和させてこそ、旨みがあるというものです。
良かれと思ってやっていることでも実際にはからだにとって負担になっている
ケースが多々あります。
※「たまり」の説明は昨日のブログをお読みください。
現在は職種も多様で、生活パターンもバラバラですから、画一的な慣習よりも
個々のからだの要求に耳を傾ける方がごくごく自然のように思われます。
「からだにききわけて」という操体的発想を時代が必要としているのは
間違いありませんね。
「2014年秋季東京操体フォーラム」 開催決定
今回は11月22日(土)23日(日)の二日間開催いたします。
メインテーマは「操体進化論」です。
特に、22日は場所の都合上、人数が限られておりますので
ご参加希望の場合はお早めにお申し込み下さい。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=813