東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

塩づけ

今回のテーマは「見直し」でしたか。 私も今、執筆中で、「勢い」余って、原稿を書き上げてしまうことがある。 勢い余った分、修正箇所が目立つ。 清書できる段階じゃない。一週間、そして一ヶ月、塩づけした後に再度見直す。 一年間塩づけにしておいた後に…

世界への貢献

何年か前から、幼稚園に通う女の子(娘)と、今春、中学生になる少年(息子)と縁がある。 私は、弟子のつもりで心を配っている。 皆、どう思う? 六十四歳年下の教え子、弟子。五十八歳年下の弟子が出現したとしたら……。 なんと、未来は明るいことでしょう…

場当たり

ふと忘れた頃に、突然前ぶれもなく、ブログが巡ってくる。 今は四月の半ば。隣に咲く、樹齢百何十年になろうとする二本の桜の木。今年も見事に開花し、葉ざくらになってしまった。 満開時にはメジロも飛んできて、蜜を吸っていた。ベランダから、目の前に咲…

改めて見直してみる(七日目)

一週間ありがとうございました。 今回は、意外にも「男性女性のあり方を見直す」とか「今までの常識を見直す」ような感じになりました。 また、見直してみるとわかるのが、 自分に都合がいいことは見直さず、放置しておく(笑) 自分にとって、改善が必要な…

改めて見直してみた(六日目)

私のもっぱらのストレス解消法は、一人で映画館で映画を観ることです。 映画は昔から好きで、高校生の頃は、名画座で相当観てました。 エンドロールもしっかり見て、最後の「映倫」のマークを観ないと見おわった気がしません。最近はエンドロール後にも映像…

改めて見直してみる(五日目)

改めて見直してみる、というのはとても大事だなと痛感した一件。 私は最近おにぎりに凝っています。忙しい時とかにもいいですし、この前は、上野公園の博物館に行った際、庭のベンチでお昼にしたり。 ちょっと前までは「おにぎりは手で握らないと心がこもっ…

改めて見直してみる(四日目)

再度言います。 山風蠱の初爻(初六) 「父の蠱を幹す。子あれば考咎なし。厲うけれども終に吉」 ちちの こを かんす。こあれば ちち とがなし。あやうけれども ついに きち。 先人の作った制度やきまりというものは、それがたとえどれほど優れたものであっ…

改めて見直してみる(三日目)

三日目です。 私が三年間に渡って易を習った(日本易道学校@創立昭和13年)福永利貞先生が、易の入門書を出版されました。 Kindle(電子本)ですが、先輩が後輩にやさしく伝授する、後輩が質問する、というつくりになっています。 易 その不思議と魅力 その…

改めて見直してみる(二日目)

先日、操体の定例講習で、被験者が膝二分の一屈曲位での足関節の内反、外反をやりました。 足関節の外反の場合、最初に外反させる側の膝を、外側に倒しておきます。 面白かったのが、 男性は「膝を開いてください」という言い方の方がイメージしやすいのです…

改めて見直してみる(初日)

友松さん、一週間ありがとうございました。 今日から畠山裕美が担当致します。 今回のテーマは「改めて見直してみる」とのこと。 テーマを出題したのは三浦先生ですから、「今までの常識などを見直せよ」という意味があるのではと推察しています。 何を意味…

日記より。

おはようございます。 毎日書いている日記も、もう10年以上続けていますから結構な量になっていました。一日に10行弱しか書いていなくとも、一日一日なにがしかの気づきがあるのがうれしいし、有難くも感じます。 日記を改めて見直してみると、平成23…

物のあはれを知る、より

おはようございます。 本居宣長によれば、中国をはじめとする外国からの思想や知識が入ってくる前の日本には、はかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ、大和民族古来の素直な態度があったという。大和民族古来の素直な態度、それは物のあはれを…

自分達の理屈ではなく。

おはようございます。 江戸時代の国学者、医師であった本居宣長は、若くして儒学を学んでいながら、後に儒学をはじめとする中国から入った思想や理論を、日本古来の「 真心 」を乱すものとして目の敵にするようになったという。その一方で、儒家の始祖とされ…

見直して再生へ。

おはようございます。 昨日紹介した橋本敬三先生の「 二宮尊徳は字に書いてない天地の書を読めと教えられたそうだが、これこそ本当の学問であろう 」という文章。 これは、なかなか難解ですが、一つには学問という知識体系になっていないものにこそ、本当に…

見直しから観直しへ。

おはようございます。 今回のテーマは「 改めて見直してみる 」ですが、私は以前から何か文章を書く時、通常は「 見る 」と書くところを「 観る 」と書きたくなる衝動に駆られることがありました。 通常、「 見る 」は物の形や色を目で感じる、判断するの意…

改元より…2

おはようございます。 来月から元号が変わりますが、新しい元号の選定にあたっては、色々と苦労もあったと思います。 それはいつの時代でもと思いますが、明治という元号はくじ引きで決めたというエピソードが残っているようです。 この時代の元号の選定を任…

改元より。

おはようございます。 今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願いいたします。 今回のテーマは「 改めて見直してみる 」です。 「 改めて 」という語から、すぐに連想されたのが改元ということでした。 来月からは元号が、「 平成 」から「 令和 」に…

簡単には答えのでないこととして

昨日の続き。 「発声」をテーマに、 気になることや気が付いたことを素材にして、 何か自分のするべきこと、自分にできることはないか、 ここ数か月想いを巡らせている。 ひとつテーマを定めて、そのことに不器用にでも取り組むことで、 これは簡単に答えの…

見直しの空間

昨日の続き。 「発声」という営みを、「動き」として見直してみている。 昨年秋のフォーラムで発表の機会を得て、 参加者の方々の意見をいただきながら このテーマについて初めて向き合ってみた。 独りで見直しをしていた時には得られない視点や捉え方を こ…

身近であればなおさら

操体は、「からだ」という 文字通り「身近」なものと 向き合う独特な学問である。 私たちが今まで 「体」だと思っていたものが 実は「からだ」でもあった。 漢字がひらがなになっただけなのに、 似ているようで、まるで異なって見える世界観。 そういった出…

発酵を止めない

操体は直実に進化を遂げている。 橋本敬三先生の時代に遡って、 その地点から現在の景色を想像することは 果たしてできただろうか。 そんなことを考えてみる。 とても重要だと思うのは、 この操体に起こっている「進化」が 水たまりをぴょんと飛び越えるよう…

対話のきっかけ

「見直す」というプロセスの中で 行われていることは、 紛れもなく 自分自身との対話だと思う。 そういう対話の時間と空間を欲している時、 何か新しいものにすがる必要はない。 きっかけは既に すぐそばに揃っている。 2019年春季東京操体フォーラムは4月29…

水をやり続ける

過去に自分が書き残した文章、 ひらめきの萌芽を綴ったメモ。 そういったものを、また手に取ることは 思のほか、それを生み出した本人にしかできない 特別なことであるかもしれないと感じます。 些細なことも含めて、 「何かが生まれる」ような気がして、 ノ…

変化をききわける

おはようございます。 瀧澤さん一週間の投稿ありがとうございました。 本日から寺本が担当致します。 今回のブログテーマは引き続き『改めて見直してみる』です。 宜しくお願い致します。 さて、本テーマですが、私自身にとってはなんだか耳の痛い内容で、 …

あらためて今⑦

最近、ようやくスタートラインに立っているようなそんな感じがしています。立つと言っても、足に限った話ではないんですが、事実、からだも「立っている」。2日目にも書きましたが、ずっとからだを動かすことが大好きでした。学生の頃も、フリーターの頃も、…

あらためて今⑥

けっこう無意識にやっていることが多いなかで、改めて意識を向けると意識できることもある。気づかないうちに、からだがやってくれていることでも、「感じる」ことはできる。無意識と意識はスパッと切れているんじゃなくて、両方ともちゃんとつなげることが…

あらためて今⑤

昨日のつづきになりますが、操体を勉強し始めた頃、師匠から「オマエは何故呼吸をしているんだと思う?」と尋ねられ、(えっ? 呼吸しないと死んじゃうから?)と思っていたら、「この空間が呼吸しているからだよ」という予想をはるかに超えた答えがやってき…

あらためて今④

意識とか無意識について考え出すと、今の僕では深みにはまってしまいそうなので、意識=気づいている無意識=気づいていないくらいの感じで話を進めたいと思います。気づくとふかーく息を吸っていることがあります。臨床中の空間とか、ターミナル(空港じゃ…

あらためて今③

1日に14回。ある朝、洗面台に立っていると「あっ、今お尻に力が入っている」と必要以上の力みを感じました。そんなに力まなくても立っていられるでしょと。そこで、一日のうちにどのくらい力んでいるんだろうとカウントしてみた結果が、冒頭の数字です。洗面…

あらためて今②

僕自身、「身体表現」にはとても興味があります。ずっと「からだを動かすこと」が大好きだったからです。ただ、操体に出会うまでは、「自分」が主語の「身体表現」だったんだと思います。「自分がからだを動かしている」という感じで、体育の授業や運動の延…