操体は、「からだ」という
文字通り「身近」なものと
向き合う独特な学問である。
私たちが今まで
「体」だと思っていたものが
実は「からだ」でもあった。
漢字がひらがなになっただけなのに、
似ているようで、まるで異なって見える世界観。
そういった出会いを与えてくれる。
私事として、
昨年からコツコツ「発声」という営みについて
「見直す」ことを始めている。
まだ始まったばかりではあるものの、
歩き始めてみて、
こんなにも身近に、共に生きてきた営みに関して
まだまだ知らないことがあり、
目を向けられていなかったことが
あったんだという気持ちが芽生えてくる。
些細な事であっても興味深く、
身近であればなおさら、
発見は新鮮で、いとおしい。
2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です。