東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

あなとほと私の生に操体は関わる⑥

初体験は、自分の中にあって一番遠くにある大切な記憶になっている。 初めて東京操体フォーラム理事長に、第三分析「渦状波®」を受けて、 『これ、ナンにもわからないなぁ』と思っている自分は、唐突に寝て いる床が抜けてしまい、からだ丸ごと、半分無くな…

あなとほと私の性に操体は関わる⑤

本気に結婚を考えた初めての女性と、唇を重ねただけの瞬間。 からだの中を電流火花がはしり、一体感のスイッチを浴びたあの瞬間。 そこからは、到達するたび本当に『きもちがいい』のかと尋ねている。 本当に自分が『きもちがいい』とき、相手も気持ちがいい…

あなとほと私の性に操体は関わる④

20年前の自分、それを見つめる自分に説明するとしたら。 (原始感覚と快の方向性) 60兆の細胞集合体、からだには生まれながらにして「快か不快か」の、 生体感覚情報をキャッチする働きがある。これを原始感覚という。 からだの本質は生命現象であり、常に…

あなとほと私の精に操体は関わる③

<結婚も、開業も、学問も> 卒業と同時に開業し、一年は治療家としても、経営者としても大変だった。 更に朝から晩まで、ひたすら患者を診ている。 休日は私自身、治療をしてもらわなくては健康を維持できなくなってきた。 報いもあれば救いもある。ヒトは…

あなとほと私の精に操体は関わる②

繋がっているから今がある。 打算ではない閃きに支えられて価値を見出していく。 それでは回顧録の続きとまいります。 <おら、東京さ、いぐだ> 鍼灸按摩マッサージ指圧師の学校を卒業して、日本柔道整復専門学校 の柔道整復科のへ進んだ私は、そこで「操体…

あなとほと私の精に操体は関わる①

皆様、おはようございます。 「私の操体歴」をテーマに一週間、ブログを担当する茅ヶ崎在住の岡村郁生です。 少しばかり道草しながら書き綴りますから、よろしくお願いいたします。 今回は操体の今に至る”結び=現在”ともいえるエピソード。 少々長い自己紹介…

私の操体歴 その7

操体の出会いは2009年くらい。 正確には覚えていない。 今では10年の月日が経った。 まだ開業しているわけではない。 それが操体ということを講習に出て初めて知った。 特にその仕事に以前から興味があり始めた訳でもない。 講習に参加したらすぐに実技があ…

私の操体歴 その6

二か月くらい通院しても肩こりや首の痛みは改善しない。 母親に電話した。 「何にも改善しないし先生がただ触っているだけ。 本当によくなったの?値段も高いし他のところへ行った方がましかも?」 と告げると 「もう少し我慢して行ってみれば?また先生に相…

私の操体歴 その5

その先生は三浦寛という方だそうだ。 母の話では三軒茶屋にその診療所があり電話をすれば迎えに来てくれるそうだ。 さっそく電話をして予約を入れた。 その診療所には看板もなくただのマンションの一室。 なんか怪しいところに来てしまった。 また、中に入る…

私の操体歴 その4

当時を振り返るとかなりイライラしていた。 誰かを対象にして文句ばかり言っていた。 他人とかなり激しく衝突していた。 からだも悲鳴をあげているが、感情も悲鳴をあげている状態。 そんな中、母から連絡があった。 マンションの隣の人にいいところを教えて…

私の操体歴  その3

そんな生活をしている最中、時間を盗んでは町の整骨院へ通っていた。 首や肩こりが取れず、何でも試してみた。 整体、カイロプラクティック、鍼、足裏マッサージetc. しかし、一向に改善しない。 改善しないどころか痛みが気になり、通う頻度は増すばかり。 …

私の操体歴 その2

これではからだがもたない!と思いもう少し給与の良い会社へ。 ということで転職活動を始めた。 何とか外資系の企業に再就職することができ、夜のバイトも辞めることができた。 当時の仕事は夢中になるほど楽しかった。 忙しい毎日を過ごしていた。 毎晩遅く…

私の操体歴 その1

今週からブログのテーマが「私の操体歴」に変わります。 1週間お付き合いよろしくお願い致します。 私の操体歴をお話する前に、操体に出会う以前の話を少し。 今から約10年前の独身時代に26歳という若さで、 都内にマンションを購入してしまった。 親元を離…

今、幸せかい?

NHKのニュース番組に、山田洋次監督が出演していた。令和になって改めて、寅さんの「今、幸せかい?」というメッセージを伝えるために。 しあわせはいつも自分の心が決める (相田 みつを) 自分の軸を持っていますか?

タモリ

「笑っていいとも」を30余年続けた事は、すごい。 「ブラタモリ」も、味わい深い。 ビートたけし による「タモリは、白飯の様な芸人」という評が全てを語っている。 希有である。

Ichiro

やっぱり、Ichiroは、すごい。 大好きな野球に徹したのが、すごい。チームプレーの中で、十分に自分を表現できたのが、すごい。引退してからも、求道者であり続けるのが、すごい。 政治に近づかなかったのが、偉い!

ジャンクからトレジャーへ

かつてDNAの98%はゴミだと言われていたという。それが、ここ10年くらいの研究成果により、その中にたくさんの宝物が発見される様になった。 遺伝子の中の70個余りは、受精卵の時点で突然変異を起こし、親に無い形質を発現するのだという。 エラーがあ…

習合

これからは観光だけでなく、もっと日本の国は開かれて行かなければならないだろう。 どんどん外国の人や文物が入って来る。どの様に受け入れるのか? 古くは、神仏習合がその代表であり、以後文化の底流となっている。やはり、日本人は、日本的なものの裏付…

グローカル

かつて、SONYの盛田昭夫さんは、グローバル・ローカリゼーションという考え方を提唱された。 自国の文化があってこその世界の一員、という認識である。グローバル・スタンダードとは対極をなすものである。 私が若い頃、信頼できると思う大人は、「何か一つ…

令和

平成が終わった。 私は、平成は昭和の締め括りの時代だと思っている。 映画『三丁目の夕日』に描かれた様な、戦後復興から高度経済成長時代に形造られた様式やロールモデルが消え去って行った。 これから、多くの若い芽が現われ、大きく伸びて行くだろう。 …

「改めて見直してみる ~その7~」

一週間自身が見直していることについて好きに書いてきましたが、改めて思うことは「現在も昔も繋がっている」という意識で現在を生きていくことが大切だと感じました。 常に前を見てやっていることを突っ走るのも良いですが、時に後ろを振り返り自分が歩んで…

「改めて見直してみる ~その6~」

恐らく私自身の一生涯のテーマになることだと思いますが、橋本敬三先生が言われている「治すことまで関与するな」という言葉について常に考えさせられます。 改めて見直してみると毎年この言葉の捉え方は少しずつ変化してきていますが、その変化の中で私自身…

「改めて見直してみる ~その5~」

改めて自分が記載してきたメモや日誌、または人から受け取った手紙等を読み直してみると現在の自分に必要な言葉があったりします。 写真や動画に残すことも大切なことですが、書き残したものは映像と比べるとヒビキ方が何故か違うのはなぜでしょうか? 橋本…

改めて見直してみる ~その4~」

散歩をしている時や自転車に乗っている時等にふと誰かの言った言葉を思い出すことがあります。 それはまるで空から言葉が降ってきたかのように突然脳裏に蘇り、その言葉は何を伝えたかったのかを考えてみるとその時わからなかったことや見えなかったものが見…

「改めて見直してみる ~その3」

先日家の掃除をしていると、父や母、昔の友人から渡された手紙が出てきました。 不思議なことに当時読んで感じたことと現在読んで感じることは全く受け取るものが変わってくるのです。 あの時、両親が私に伝えたかったことが当時理解出来なかったことが現在…

「改めて見直してみる ~その2~」

昨日私がフォーラムでのテーマについて少し触れましたが、その一つとしているのが「自然法則とは一体何なのか?」を追求していくことです。 橋本敬三先生も著書でこの壮大なテーマについては記載していますが、改めて見直してみると、当時橋本敬三先生が見据…

「改めて見直してみる ~その1~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から一週間三浦寛幸が担当致します。お付き合い下さい。 今回のテーマは「改めて見直してみる」です。 先月29日に春季東京フォーラムが開催されましたが、振り返ると私はこのフォーラムは20回以上参加して…

ヒラメキ

誰も手をつけず、気づいてこなかったことに注目しつづけ、四年、五年の歳月が流れてしまった。参考文献になるものは、今まで学びつづけてきた、私の学習の中の記録である。 それでも今まで書きつづけてきた内容は数百ページにも及ぶものになった。これから先…

厚みを加えて

五年ほど前から、あるテーマにむけての執筆が今なおつづいている。 その間、千枚以上の原稿が清書され、何百ページにもとじられている。 しかし、終わった訳ではなく、今もなお、執筆が加速し、新たな展開を見せつけてくるのだ。 だからといって、何枚もの原…

正当に

見直すってことは、学んできたことを改めて見直す、見直していくこともそうなのだが、それは学んできた自分自身も、改めて見直していくことなのだよ。そして先人(父)が学んできたことも、常に見直していくことだ。 操体法の学びは、「からだが正当に使用さ…