臨床にいかすも、生活にいかすも、大事なことは「自然で結果がでるやり方を行う」ということです。
いくら我々が「ああしろこうしろ」と言っても、結果がでなければ、信ぴょう性がありません。
そして、四日目にも書きましたが、25年前の三浦先生の書籍でさえ、現在より進化しているわけです。
橋本敬三先生も「これはまだ完成された体系ではない。後進に期待する」というようなことを残していらっしゃいます。
「万病を治せる妙療法」では、橋本敬三先生ご自身も「楽と快の違い」が不明瞭なところがありました。
ただ、その後卒寿のお祝いの席で、集まった人の前で「楽と快は違う」「呼吸は自然呼吸でいい(呼吸を意識しすぎると、感覚が鈍るから)」とおっしゃっています。
残念ながら、この話は橋本敬三先生ご自身の著書には書かれていません(いかんせん90歳ですから)。
三浦先生でさえ、25年経てば言い回しや認識が進化し変化するのです。
橋本先生も「万病」を書いた(正確には、連載原稿を書いた)時と、90歳の時とでは、考え方や認識が進化して
当然ではないでしょうか。
この辺りを追いかけて、アップデートして、実際に臨床で結果を出しているのが、東京操体フォーラムです。
臨床と生活に操体をいかすには、是非、アップデートした情報を取り入れてやっていただきたいと思います。
活かすも殺すも「やり方」です。
1週間ありがとうございました。なおこのブログは、操体法大辞典(畠山のブログ)にも掲載いたします。
来週は、三浦寛先生の担当になります。