東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2014-01-01から1年間の記事一覧

12月31日

12月31日は毎年、妻の実家栃木県間々田で過ごす。朝からレンタカーを借りて栃木に移動。妻の実家は床屋で着いたら義理の弟に髪を切ってもらう。一年のしめに身なりを整え、新たな気持ちで新年を迎える。夕食を取った後はテレビをみてゆっくり過ごしたあと、…

アドラー心理学(その1)

「嫌われる勇気」を読んでからアドラーに関する本が読みたくなった。今回のブログでは「アルフレッドアドラー人生に革命が起きる100の言葉」から特に響いた言葉をピックアップして紹介したいと思う。「○○してくれない」という悩みは自分のことしか考えていな…

「旅する木」 星野道夫

友人からもらった本をずっと読まずにいた。買った本もすべて読みあさり、もう読む本がないということで読んだ本が今回紹介する本「旅する木」星野道夫著だ。本というのは不思議で自分が読みたいと思っていなくともこのような良書にあたることがある。 星野道…

富山出張 自然には逆らえない。

今週から「愛」をテーマに東京操体フォーラム実行委員ブログを進行して行きます。 少し無理やりのところもありますがお許しください。12月17日朝から北陸地方の雪と風で天候が悪く富山への飛行機がキャンセルとなった。搭乗カウンターで相談し小松空港なら飛…

論文

酒井雄哉 大阿闍梨は、「人生は論文のようなもの」という言葉を残されました。 「自分の生きている間は苦しいことやストレスのかかること、つらいこと、楽しいこと、嬉しいことなど、いろいろなことがあるけど、それをみんな研究していけばいいんだよ。研究…

仕事

西岡常一さん(法隆寺宮大工棟梁)は、息子さんに、「おれは労働者やないんや。仕事というものは、事に仕えることや。」と語っていたそうです。この人の口から出る「仕事」という言葉しびれる様な感動ふるえる様な発見そういう響きを、羨望と共に感じます。

本ほど安い投資はない。自分の知らない語彙や文体を使って、未知の世界やドラマを表現してくれるメディアである。目の前に情景が立ち上がって来る文章に接する時のからだの反応は、映像の比ではない。思うに、指揮者は、楽譜を読みながら、空間に音を立ち上…

まったく違う世界(立場)に身を置いて、自分の日常やっている事を外側から見つめ直す事色々な旅があるだろう。最近、いくつ旅をしただろうか?旅は、戻って来る事に意義がある、行きっぱなしは、漂白である。と、昔ある先生から教えられた。 どこへ帰るのか…

身体を通して考える事からだを使って問いかけているから、脳の暴走をコントロールできる。決められた時間に、決められた事を行なう。その現場へ行く。そして、出逢う。何と? その人を変えるもの、或いはヒントと。

考え方や価値観の違う人間が共存する事一時でもいい。ある目的のために協力するのでもいい。私の中での一つの理想型は、優秀なオーケストラである。「君子は、和して同ぜず」という。しかし、現実社会においては、同ずる事を要求される場面がいかに多いこと…

感動

久しぶりに、「あいだみつお美術館」を訪ねた。「感動とは、感じて動く、と書くんだなあ」感じてから動くまでに、”考える”が入らない。ストレートである。ウソが無い。原始感覚そのものである。しかし、感動ばかりしていたら疲れるだろうな。 時々感動するか…

「正しい姿勢とは」

人間の本当に正しい姿勢とは何なのだろうか。様々な分野で姿勢が原究されているが、未だ完成されたものは出てきていないように思える。私達も操体を学んでいる中でこのテーマの核心に迫ってきているように思うのだが、まだまだ完成形のものだとは思えない。…

「息について」

先日まで「食」「動」「想」について書いてきたが、これらの捉え方が変われば当然「息」に対しての捉え方も大きく変化してくる。私自身この変化を大きく実感しているのが、呼吸を上手くコントロールすることで他のイノチの営みをより活かせるということであ…

「息について」

先日まで「食」「動」「想」について書いてきたが、これらの捉え方が変われば当然「息」に対しての捉え方も大きく変化してくる。私自身この変化を大きく実感しているのが、呼吸を上手くコントロールすることで他のイノチの営みをより活かせるということであ…

「救いと報い」について

現在の操体のカラダを動かす・使うこと、また命に対しての捉え方は「報い」から「救い」に変化してきているように感じる。例えば身体運動の法則における作法にしても利き手に応じた作法であるのだが、この利き手というのは天性のものではない。物心を付いた…

「動」について

臨床を行っているとこちらの指示する通りに動ける人と動けない人がいる。これは私が操体の臨床を行う上で、ずっと頭を抱えていた問題で操体の臨床家にとって一度はぶつかる壁だと思う。果たして動ける人と動けない人の違いは何なのだろうか。体の動きを知ら…

皆さんは一日何回食事をとるだろうか?最近の私は食事をすることがカラダのちょっとしたストレスになることがある。特に食後にカラダがだるくなることが多いため、一日三食はとらず仕事がある時は朝と晩の二回、休みの日は昼食だけの生活サイクルになってい…

「フォーラムで学んだこと」

今回のフォーラムでは初めて人前で自分が学んできたことを発表する機会があった。今まで人前で何かを話す機会といえば大学の論文の発表位なもので、全くこういった機会とは縁がなかったのだが、この経験でとても大きな気付きを得ることが出来た。まず人前で…

「フォーラムを終えて」

こんにちは。一週間よろしくお願い致します。先月開催された秋季東京操体フォーラムから実行委員長を務めることになった。前任の岡村さんからバトンを引き継ぎ望んだ初めてのフォーラムだったが、終わるまでの期間なぜ自分が指名されたのかをずっと自問自答…

生命エネルギーの法則

生命エネルギーの入出力。Zの法則。生命エネルギー 腰椎4、5番、仙椎1 左脳覚醒報酬系Hの法則 性エネルギー 仙骨4番5番、 右脳覚醒報酬系

からだの動きは腰主動から末端主動に移行して久しい。日々、末端主動がいかなるものか 道理にかなうようである。それは、末端の動きをとおしてゆくことによって、重心移行という 新たな法則性が誕生した。

仙台での行動は滞在日数にかかわらず常に決まったパターンであるが、 僕自身はとても満足だ。行けばいつでも四季の変化とかほりと色がある。今度はそろそろ紅葉と落ち葉の華がある 橋本先生が眠る葛岡霊園に。あの街道沿いは紅葉が素晴らしかったね。

先般、11月はじめ、予定がうまく空いたのでそれーっとばかり 橋本先生のお墓参りに行って来ました。一端それっと決めたら行動は素早い。 これも、一人で開院している強みなんだろうな。 それに全て顧客の予約で収まっているのでいたって自由が利く。

二日目

四、五日前から「合気道神髄」(1990年柏樹社)を読み出した。読み出していると読んでいるだけで 勿体ないという気になって写し出した。読書とは字の如くヨミカキである。 ぼくは、これ、大切、少しは魂に刻んで置きたい本は写すことにしている。合気神髄―合…

初日

今週担当の三浦です。本年も残すところわずかになりました。毎年このようなコトバを残しているような気がします。 一日24時間、一年365日、一年で8760時間。いったいぼくはこの一年何をやってきたのかと問いかけています。 ぼくは毎日欠かさず日誌をつけてい…

環境

先日の秋季東京操体フォーラム初日において『環境学』について少々 話しをさせて戴いたのですが、如何せん30分という時間において喋り きることは不可能でしたので、補足も込めて最終日に書かせて戴きます。操体の根源的思想ベースに『息食動想』があるのは…

黄泉比良坂(よもつひらさか)

出雲シリーズ(笑)最終日は子供の頃に聞いてトラウマになりそう だった『黄泉比良坂(よもつひらさか)』をご紹介致します。既に出雲シリーズと言いながら、この場所は出雲は出雲でも東出雲 という、松江市になりますが、神話の世界を語るに当たって重要な …

荒神谷(こうじんだに)

その場所は私の実家から車で僅か10分ほどの所でした。実家のあ る斐川町という所は面白い町で、『神』と名の付く地名がポツ ポツ存在する場所なのです。 『神守(かんもり)』『神氷(かんぴ)』『神奈火山(かんなびやま)』 そして、今回のタイトルになっ…

お国

さ、出雲シリーズ(笑)三日目の今日も『記紀神話』の中から登場です。 何度かフォーラムブログにも登場していますが、記紀の中では乱暴者 で通っている素戔嗚尊(スサノオノミコト)が田んぼの畔を壊して 溝を埋めたり、御殿に糞を撒き散らしたり様々な乱暴…

北島家

『は〜るばる来たぜ函館ぇ〜〜』って某北島さんの”函館の女”の歌詞です・・・ 今年もNHK紅白出場者が決まったので、その話しかと思われた方 はチョイと早とちり。。今回の北島は同じ北島でも出雲の地元 では名家である『出雲国造 北島家(いずもこくそう きたじ…