東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

集中し過ぎでは・・・

今日から一週間佐助が担当します。お付き合いよろしくお願い致します。 僕は臨床家という顔以外にも、農家という顔も持っています。農業ではレタス・野沢菜・お米などの収穫となり大詰めの時期となりました。昨年はこの時期から、息・食・動・想の営みである…

ゆだねる

もうこれ以上出来ない、というところまでやった後 そこから渾身の力で一歩踏み出す 願いを込めて押し上げる 託す お願いします 積極的なお手上げ状態 待つ 心ありや、なしや 半蔵

見守る

見守ってくれている存在のある事を知る 放っておいてくれるが、無視はしない ただ見守ってくれる ありがとうございます 若い頃は気付かなかった 今は感じることができる ありがとうございます どれほど面倒臭い事か、どれほどしんどい事か それをしてくださ…

バランス

仏教の世界では、全てのものは一瞬一瞬生き死にしていると説かれている。 瞬間瞬間にバランスを崩し、即修復されている。 この働きにより、変化しながら進んでいる。 生体においても、全ての細胞は代謝回転していることは(知識としては)知っている。 とこ…

病気を治すという考えを持たぬこと

本来良いからだが、たまたまある状態になっている。という捉え方。 気象衛星の映像を見ていると、低気圧と前線が通過し、高気圧が張り出し、気圧の谷、また次の高気圧、と目まぐるしく変化する。 腫れたり、曇ったり 雨が降ったり、風が吹いたり これが、あ…

治すことまで関与するな

ヘルベルト・フォン・カラヤン氏が、自家用ジェット機のライセンスを取るためにレッスンを受けていた時のエピソード。 教官:「Mr.カラヤン、あなたは、あちこちいじくり過ぎです。飛行機というものは、放っておいても飛ぶものですよ。必要なところだけ操作…

感覚

人間は自分の動き(運動)をしている それは癖のある動きだ それに対して、からだの動き(運営)がある それは、自然法則に適った無理のない動きだ からだの動きは気持ちいい それは、感覚するしかない それは、一瞬触れるだけだ 握むことは出来ない だから…

間に合っている

心とからだがしっくりといっている 内と外がうまくいっている エネルギーの勢いと周りが衡り合って美しいフォルムを造り出している 内なる宇宙と外なる宇宙が自分という皮一枚のところで調和的に出逢っている 自分が生を受けた世を泳ぎきっている 納得してい…

「橋本敬三から学んだ事〜その7〜」

毎回このブラグを担当する時には触れているテーマである「東北関東大震災」から約一年半が経過したのだが、現在もなおその爪痕として残っているのが「心の病」である。この中で最も代表的なものとして「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」が挙げられる。PTSD…

「橋本敬三から学んだ事〜その6〜」

8月2日付の新聞で「5年間で800人の被害相談」という見出しが目に留まった。人事ではないと思い、その記事に目を通してみると年々整体院に通っている人達からの被害相談が年々後を断たないというのだという。国民生活センターによると整体やカイロプラ…

「橋本敬三から学んだ事〜その5〜」

橋本先生の語録と向き合っている中で自分は「日々、自分のカラダと向き合えているのか」と自問自答するようになった。 人間のカラダにしても脳にしても長い間メンテナンスしていなければ機械と同じようにサビがつく。培ってきた技術にしても同じ事が言える。…

「橋本敬三から学んだ事〜その4〜」

人のカラダには利き腕、利き足、利き目があるように、利き耳があると言われている。私自身これを調べるまで利き耳は全く意識していなかったのだが、自分のカラダを通して体感してみるとこういった事は間違いなくある。携帯電話で左右両方の耳で話をしてみた…

「橋本敬三から学んだ事〜その3〜」

今日は橋本先生の哲学を知る上で重要なキーワードである「原始感覚」について書いていきたい。 橋本先生は著書において原始感覚を「カン」と書かれている。人間はその「カン」に従って自分のカラダに合った行動をとったり食物をとったりする「知恵」を持って…

「橋本敬三から学んだ事〜その2〜」

操体では橋本先生の時代から現在に至るまで「腰(現在では骨盤)をカラダの要」としたカラダの使い方(身体運動の法則)を説き、その進化は現在も止まらない。 この法則を自分のカラダを通して学習してきた事で自分のカラダの歪みが大幅に改善され、そして少…

「橋本敬三から学んだ事〜その1」

こんにちは。一週間宜しくお願い致します。一ヶ月位前から橋本先生の「カラダの設計にミスはない」を原稿用紙に移す作業を始めた。一日に最低でも原稿用紙3枚を目標にし、毎日欠かす事なく継続してきた. なぜこのような作業を始めたかというと橋本先生の哲…

七日目 東福岡高校10期生

3年4組、5組合同同窓会。 私の母校は、九州の博多にある私立福岡東高校です。私は、その10期生。今から48年前になりますネ。クラスは4組。5組には中学校のポン友 Fuji Kasiroが在籍していた。彼とは中学時代三ヶ月同じクラス。そして席順は彼が私の前、常に…

師範代証号

6月から3ヶ月間、極秘で行ってきた講習があった。3ヶ月、月二度早朝8時から夕方五時までの特訓研修であった。 参加したのは五名であった。未公開、極秘どのような研修が行われたかというと、師範代の証号与える由の研修であった。公認認定ではなく、証号…

五日目 最近のこと

三週間かその位前から、パネルに黒用紙を貼りつけ。マーカーペンで重要事項を書き込んでいる。A3の用紙に書き込み、カラーコピーに複写して、ファイルに一枚一枚とじている。 一冊のファイルに両面24枚がおさまる。すでに3冊目である。50数枚の数量となった…

四日目 身体運動の法則

身体運動の法則への問いかけは、操体法を学ぶ我々にとって、生涯必須のテーマである。 先般、この法則と相関性に一つづつ書き加えたことがある。橋本敬三先生の時代は、三法則一相関性であった。 しかし只今は、六法則四相関性となった。 操体をひもとき、理…

三日目  本業

皆んなにとって 本業とは何ですか 人生ですか 仕事ですか このことに気づきを得る人は そして若い時から気づいた人は、 人生の至福を手にした、ことになります。 一日数十時間患者を診させて頂いていました、という云い方と、自分を診ていました、と云う言い…

二日目 人生の主人公よ

おはようございます。 おォぃ、人生の主人公よ ちゃんと目覚めているか まどわされていないか そう自分に毎日言いきかせている禅僧。イイですね。 時は止まらない。今日、昨日のあの時間を返してくれと さけんでも、かえってくる訳でない。 あともどりできな…

一日目 最近の出来事

おはようございます。今日から担当の三浦です。一週間よろしくお付き合いして下さい。 八月は長いながい真夏日が続いた東京ですが、やっと九月に入り早朝はさわやかな秋風に変わり、ホッとした心もちになります。 私は相変わらづ早起きです。目ざましをかけ…

最終日に何ですが・・

私は操体とご縁があってボチボチ10年弱位になりますが、毎年思うのは確実に疾病の本質は、より巧妙に潜在化し、目に見える可視的現象症状と、原因である不可視な現象に対して、我々臨床家が確実にふるいにかけられているなと強く感じます。従来通りの当たり…

橋本敬三〜臨床医編〜

橋本師は家庭の事情で新潟医専の学生時代に若くして結婚、卒業後、兵役に服している頃にご長男が誕生されたようです。前回も書いた様に医専卒業後も直ぐに臨床医になること無く、研究に没頭します。当然のことながら収入は少なく、新築しがけの家に住み、他…

橋本敬三〜少年期〜青年期〜

少年期から青年期への橋本師を語る上において、もう一つのキーワードとなるのが、『苦悩』です。その一端が垣間見えるのが、旧制中学四年時に「餓え渇く」の演題で弁論大会において一等をとられていることです。 旧制中学四年と言えば、今だと高一位でしょう…

橋本敬三〜少年期〜

少年期に於いて男の子が最も影響を受けるのは誰だろうか?直接的には身近な「父親」であろうか。父親が消防士で、或いは警察官だったからという理由で、自分もその道へと進んでいく子も非常に多い。これには逆も有り、父親が教師だったから自分は絶対に教師に…

橋本敬三〜誕生〜

橋本敬三師は言わずと知れた『操体法』の創始者であり、来年でお亡くなりになって20年が来ます。よく考えれば、私が始めて仙台の橋本先生の墓参に行ったのが先生13回忌時なので、そうだよなぁなどと感慨にふけっておりました。 最近、先生の書籍を改めて読む…

『SOTAI DIET+Body Method(操体ダイエット・ボディ・メソッド)』

以前のブログでも取り上げたことがあるのですが、ここ最近、ダイエットや姿勢改善・骨盤矯正など様々な健康法や調整法が巷では取り上げられ、まぁ、百花繚乱花盛りといった感じです。それに対抗してという訳でも無く、非常に自然な形でスタートし始めた『SO…

夏の終わりに〜平成24年酷夏〜

今日から一週間お世話になります、出雲之國住人福田です。宜しくお願いします。タイトルは一応、夏の終わりとなっておりますが、ブログを書いている今日時点でも島根は暑く、まさに酷暑とでも言うべき今年の夏です。平成24年の夏は毎年恒例、高校野球地区予…

 操体とは・・

私は根っからのロック派である。一時期の熱心さはないが、好きなバンドが来日すれば大抵はコンサートに行く。アメリカでは50'sとか60'sに加え、最近は80'sというジャンルもあるそうで、人気があるらしい。私ももっぱら70'sか80'sを聞いている。私が「ベスト…