東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

ネガティブなエネルギー その5

今年も最後のブログになりました。 来年から東京操体フォーラム実行委員ブログよろしくお願い致します。 単純にネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変えるのは、単純に太陽を浴びることだと思う。 植物も動物も太陽からエネルギーも貰っている…

ネガティブなエネルギー その4

ネガティブなエネルギーをそのまま受けてしまえば大変だ。 自分までもが不健康の状態になる。 しかし、そのエネルギーをポジティブなものに変えるとしたらどうだろう? きっと素晴らしいことだろう。 それは臨床家名利だ! 自分も元気で相手も元気になれる。…

ネガティブなエネルギー その3

ネガティブなエネルギーを持っている人を避けたい。 しかし、もし私が開業して患者を招いていたらそう言っていられない。 患者はほとんどネガティブなエネルギーを持って訪れるだろう。 そのネガティブなエネルギーを打ち消す強いエネルギーを持って立ち向か…

ネガティブなエネルギー その2

そもそもネガティブなエネルギーとは何だろう? なぜ人は見えない現象を感じることができるのだろうか? とっさに直感でその場所や人を避けるのだろうか? 今では目に見える現象こそが正しいと信じられている。 しかし、目に見えないことの方が本当は重要な…

ネガティブなエネルギー その1

本日からのお題は「ネガティブなエネルギー(から身を守る)」に変わります。 一週間、石田が担当させていただきます。よろしくお願い致します。 ネガティブなエネルギーとは何だろう? 私はまずネガティブなエネルギーから避けようと考えている。 雰囲気の…

7、太極

「陰陽未分の一」と橋本敬三は言った。 陰陽は、その後、世界を複雑に分節化し、そのpartsに名前を付けて言語化していく第一歩である。 日本的芸道では、「理屈は要らない。黙って見ていろ。」(見習い)、 やがて「からだで覚えろ。」(身習い)、 そして、…

6、一億総活躍社会

少し古めかしい言葉を持ち出したい。 兵は、兵站輜重 銃後の守り 何を言いたいのかというと、要するに、全員が外へ出て行って活躍したら、誰が家庭を守るのか、ということだ。 陰は陽の守りなのだ。陰は生命の本である。陰が居なくなったら(虚したら)、生…

5、天人合一

鍼灸学校で東洋医学概論を学んでいた時、 指導して下さった先生が、 「人体のことで分からないことは地球で、 地球のことで分からないことは人体で、 それぞれ置き換えて考えてみなさい。」 と教えてくれた。 人体では、内なる気が充実していないと外衛(衛…

4、『素問』陰陽応象大論

陰者在内陽之守 陽者在外陰之使 陰は内に在りて、陽の守りなり 陽は外に在りて、陰の使いなり 昔、私が教えを受けたある先生は、 「儂は、これを読んでから、かあちゃんの言う事をよく聞く様になった。 だって、男は女の使い(パシリ)だぞ。」 と仰っていた…

3、六経

陰陽(両儀) → 四象 → 八卦 純陽の 乾 を 天 とし 純陰の 坤 を 地 とし その間の6つを人体に配当し、六経とした。 即ち、 この様に、人間は天と地の間に在って、様々に変化する。 それが生きているということだ。 しかし、この「六経」という言葉も、 日…

2、疾医と陰陽医  

室町時代後期から江戸時代初期にかけて、 曲直瀬道三らを中心に「黄帝内経」や金、元、明の医学が主流となり、 後世派と呼ばれた。 江戸開幕後100年ほど経て、 この医学に疑問を持つ医者が輩出した。 陰陽五行論によることばの説明で満足するのではなく、…

1、日本と中国

日本漢方では、陰虚証と書けば、陰証で虚弱な状態を示す。 症状としては、冷えている。 中医学では、陰虚証と書けば、陰陽のうちで陰の方が相対的に虚している状態を示す。 症状としては、熱を持っている。 同じ文字を使って、逆の事を言っている。 とかく、…

「陰と陽 ~自分と自分自身~」

本日で私が担当する年内最後のブログになります。 まだ冬季東京操体フォーラムを終えて二週間足らずですが、自分の中で大きな変化で生じているように思えます。 その変化とは感覚的な事になりますが、自分の影に隠れていた自分自身が少しずつ目覚めてきた感…

「陰と陽 ~師と弟子~」

私は操体を学ぶ前までは今回のテーマである「陰と陽」について考えてみる機会はあまりありませんでしたが、このことについて考えていくと物事に対する見方、捉え方が大きく変わってきます。 この事に始めて触れたのは操体を学び始めてまもない頃、橋本敬三先…

「陰と陽 ~言葉~」

昨日は陽の時代から陰の時代への移行に伴い、性への捉え方が変わったことについて書きましたが、それはスポーツ指導においても大きな変化を及ぼしているようです。 先日、スポーツプログラマーの資格研修にてスポーツトレーナーである岩崎由純先生の講義を受…

「陰と陽 ~音楽~」

先月末にフォーラムにも起こし頂いたヒカシューのメンバーでもある佐藤正治さん率いるMASSAのライブがありました。 今回で二回目になりますが、良いと思う音楽というのは操体の臨床と同じで回数を重ねる度に味わい深いものとなり、心地よい感覚の世界に導か…

「陰と陽 ~太極の意志~」

私が操体を学び始めた当初、私自身の中で未だよく理解出来ていないことが一つありました。 それは橋本敬三先生が説かれている「太極の意志」が何なのかということです。 「太極の意志」を理解する上で、SEXという神性なる儀式がとても重要なポイントのように…

「陰と陽 ~般若身経における心の在りかた~」

昨日の話の続きになりますが、毎回フォーラムではプログラムの中に般若身経を組んでいます。今回のフォーラムでは実行委員のtaskチームで発表しましたが、毎回参加者に日々進化する般若身経をどのように伝えていくかはとても考えさせられます。 なぜ考えるの…

「陰と陽 ~操体と腱引き~」

おはようございます。三浦先生、一週間ありがとうございました。一つ一つの言葉にとても深い意味がありましたね。これは操体を学んでいる人に限らず、学問に携わっている人全員に向けたメッセージなのだと思います。 では改めて、今週一週間は三浦寛幸が担当…

最終日

陰と陽とは、性相の異差である。 陰と陽は、メンズマスターとレディーオナーである。 陰と陽とは、男女のヒトづくりである。 陰と陽とは、ギブ アンド ギブ アンド ギブである。

六日目

陰と陽は、ヒトから数えて第六の天である。 陰と陽とは、ノミのフンとオシッコである。 陰と陽とは、細胞の発酵と腐敗であり、死生である。 陰と陽とは、根の木の元気イサキである。

五日目

陰と陽とは、感と謝である。 陰と陽とは、生命現象のはからいごとである。 陰と陽とは、上昇、下降の環である。

四日目

陰と陽とは、重力と重心のバランスである。 陰と陽とは、歪みと不正の相対である。 陰と陽とは、潜象の診立てと現象の診立てである。 陰と陽とは中重の対称ではなく、左重の非対称である。 陰と陽とは、波動の量と質の回転である。

三日目

陰と陽とは、性エネルギーと生エネルギーの対象である。 陰と陽とは、(-)(+)未分の一なる対極の意思であり、愛と調和の発動である。 陰と陽とは、陰 極まれば 陽、陽 極まれば 陰、 見えざるものの如きである。

二日目

陰と陽とは、ものことなりの非対象性である。 陰と陽とは、主体と対称の調和である。 陰と陽とは、あからさまのまんまの影である。 陰と陽とは、無双相似である。

初日

ブログがスタートします。 テーマが「陰と陽」ということでした。 余り難しくとらえてもつまらないので、くだいた文章も残しておきました。 中にはそれはどうかなと思える点もあろうかと思いますが、ナルホドと思えることもあるでしょう。 「どうかな、なぜ…

陰と陽(七日目)

今日は、2015年冬季東京操体フォーラムの初日です。 皆さん、愉しんでいただければ幸いです。 分科会(12月5日)は、 「臨床家やスピリチュアリストがネガティブなエネルギーから身を守るには」 というテーマとしました。 実際、我々手技療法家、臨床家や、…

陰と陽(六日目 こよみ)

さて、フォーラム賢人組の日下賢人が「五行」について色々書いて下さっています。 木火土金水(もっかどきんすい)です。 私は易のセンセイから「もっかどごんすい」というと 易の「艮(ごん)」と間違えることがあるから 「もっかどきんすい」と覚えなさい…

陰と陽(五日目)

「息食動想」の食、人間の食性と歯の数の関係というのは、 橋本敬三先生のオリジナルではなく、生長の家の谷口雅春氏の 教えから 来ているそうです。 三浦先生は、修業時代の日課で、温古堂の トイレにあった生長の家の日めくりカレンダーをめくっていたそう…

陰と陽(四日目)

陰陽と聞いて思い浮かぶのは 太極拳に代表される、あの人魂が二つ絡み合った 太極図です。 あれは黒と白ですが、 どちらが良くてどちらが悪いわけではないのです。 なんとなく陰が悪くて陽がいい、 みたいなことを感じることってありますよね。 陽極まって陰…