2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「がんばる」についてはとても大切な思い出がある。 操体を勉強し始めてから「バルの戒め」を習い、 特に「頑張る」という言葉の使い方については その意識が自分の周囲やからだに影響することを知り、 気を付けるようになった。 自然と自分の口にする言葉の…
アタマのほうだけで、がんばろうがんばろうと 懸命になることで、からだのことは忘れられ、 意識がどんどん離れていく。 こうなると、こころもからだも消耗の流れに入り込み、 気がついたときにはどちらも疲弊してしまっている。 こういう「がんばる」姿勢は…
がんばる、ということをすることで、 色々な影響が自分の思わぬところで起こってくる。 特にうまくいっていないときのがんばるモードの場合、 そういった身の回りの変化に対してのセンサーが 極端に鈍麻してしまうことが多いような気がしてならない。 余裕が…
私たちは思いもよらぬほどに、常に影響を受け合っている。 「がんばる」ということをしてみると、 自分自身のなかに起こることには気づくけれど、 そのこと以上に、自分の周囲に影響している事がある。 自分の事で手一杯になると、これに気付けない。 例えば…
目の前にある、やらなくてはならない「仕事」。 これを片付けるために えいやっ!っと「がんばって」取り組む。 敢えてギアを入れてブーストモードに入る。 度々そんなことは繰り返したりもして来ましたが、 (今もそういうモードを使う時はありますが) そ…
なんで操体では、「がんばるな」という言葉が現われてくるのだろう。 説明をされて、なんとなくわかるような、 でも頑張るということ自体は、必要な事なんじゃない?とも思っていたので、 自分自身のなかでグレーな状態でしばらく、保留状態になっていました…
おはようございます。 瀧澤さん、一週間のご担当ありがとうございました。 本日から寺本の担当です。 テーマは引き続き「操体的な『かんばるな』とは」。 どうぞ、よろしくお願い致します。 昨日は秋季東京操体フォーラムが開催されました。 当フォーラムに…
「操体的な『かんばるな』とは」。僕のブログには明確な答えは書かれていません。でも、こんな感じなんじゃないかなと、僕自身そう感じていることは書いたつもりです。一年後、五年後、十年後で、また違った受け取り方をしていると思います。操体そのものが…
「操体的な『がんばるな』」という言葉に出会ったのは、8年前の個人レッスンの時と書きましたが、でも、その前に「からだ」をとおして出会っていたんです。初めて、師匠の臨床を受けた時、「がんばらない」からこそ成立する世界があることを知りました(「感…
できなかったことができるようになった時って、やっぱり嬉しい。あきらめないでよかったな、と素直に思います。操体の勉強もそうでした。実際の臨床で、初めて第二分析をとおせた時、初めて足趾の操法®をとおせた時、初めて渦状波®をとおせた時、これが「か…
小学生の頃、割と足は速い方で、4年生までは、毎年のマラソン大会で上位に入っていました。1年生の時と3年生の時は2位になったこともあります。心臓がバクバクしても、呼吸が苦しくなっても、横っ腹が痛くなっても、足がパンパンでも、なんとか1位になりたい…
僕自身、割と「がんばる」ということを肯定的にとらえて生きてきたと思います。自分のスタンスとしてもそうですし、他人に押し付けるところもありました。「オマエがそこまでやるなら、オレも負けられない」とか、「オレもがんばってんだから、オマエもがん…
師匠が「カラスは白い」と言えば白なんだ、と飲み込みながらスタートした操体の勉強です。「師弟関係」の中で学びたかった僕にとって、これはさほど苦しいことでも、辛いことでもありませんでした。その時の自分が理解できないことでも、「そういうものなん…
香実行委員一週間ありがとうございます。 今週担当の瀧澤です。テーマは引き続き「操体的な『がんばるな』とは」です。よろしくお願いします。「操体的な『がんばるな』」という言葉に出会ったのは8年ほど前です。それは、師匠との個人レッスンの初日でした…
操体ではぎっくり腰などでどうにも動けないという時に、からだは、動きを八方に塞いで(動きを制限して)「安静」を要求していると理解します。そして、治すことよりも、安静にするというからだの要求に答えることが大切だとも考えます。そのため、早く治す…
前回、生命力学のバランスについて書きました。 呼吸、食事、動き、想念は生きていくなかで自己責任で営む必要があり、この4つに加え、環境のバランスが健康に関わってきます。 哲学する操体ー快からのメッセージの中に書いてある、想の世界観というところ…
操体では、イノチがあるかぎり他人に代わってもらえない営みを「自己最小限責任生活必須条件」とし、明確にしています。その営みは息(呼吸)・食(食べる)・動(うごく)・想(想念)です。この4つと環境をあわせて「生命力学のバランス」と操体ではいい…
からだはいのちを授かり、死を迎えるまで、休むことなく働き続けます。 私たちが意識をしなくても、心臓は拍動し、全身に血液を循環させ、呼吸をし、生命維持しています。とてもすごい機能でからだは動いているにも関わらず、普段は私たちはほとんどからだを…
毎日なにげなくしている生活習慣に、からだは適応しようとする能力があります。例えば、朝食をたべない人が、朝食を食べることを習慣にしようと変更した時、最初はなかなか食べることができないかもしれません。しかし、3日、三週間、三ヶ月、3年と朝食を食…
私は「頑張るな」を戒めとして、時々思い出すことで、ものごとの捉え方が多面的になったと感じています。私のことなので、みなさんに当てはまるかどうかはわかりませんが……操体を学びはじめ、初めて「頑張るな」を聞いた時は、言葉尻だけをとってしまいまし…
今日から香が担当します。よろしくお願いいたします。 操体における「頑張るな」がテーマになっています。 操体でいわれる「頑張るな」は、ただ単にできないことや目標に対して努力しないでいい、嫌なことは一切やらなくていいということではないと理解して…
昨日まで、さんざん頑張るな! 頑張るな! と述べてきたわけであるが、我々にとって本当にそのことが理解できるのだろうか。 それはおそらく無理であろう。 では、頑張ることなくそういった知性だけで行動変換が出来得るのだろうか。 いや、それも難しいと言…
自然生命の柔らかさやしなやかさを表わすのに、操体では 「きもちよさ」 という言葉を用いている。 このきもちよさという自然生命の感覚は、力み、緊張といったからだのこわばり、つまり頑張ることに対して、ゆったりと心地よいという快適なからだの感覚を意…
頑張ることでからだの一部の筋肉のみが暴走して、全身の関節や筋肉の動き、腕、腰、脚の協調性が乱れてくる。 すると、からだの重心移動や背筋のバランス、足底と地面の接地感覚などが崩れてしまい、まさに地に足が着かない状態になる。 だからといって脱力…
頑張るというのはからだが 「力む」 ということに尽きるが、これは周りをよく観察することや、自分の心身の状況を感じる余裕もなく、ただ目的に向かって猪突猛進していく状態である。 当然、からだは感情や意志に強く影響されるので、強烈な力が出るときもあ…
昭和の時代にNHKの朝ドラで 「おしん」 というのをやっていた。 このドラマは、歯を食いしばって堪え忍ぶことを美化したストーリーであるが、この時代は中学、高校のスポーツ系の部活においても、死に物狂いでやれとか、頑張り通せといった 「根性主義」 が…
頑張ることを余儀なくしているのは、一体どのような人だろうか? はじめに思いつくのが西洋から入ってきたスポーツをする人達だ。 それはオリンピックをはじめとする競争性・競技性を重視したからだの動きのことである。 具体的にいうと、ある特定の筋肉を発…
今回のタイトルは操体では馴染の深い 「頑張るな」 とは です。 操体で 「頑張るな」 とは、自分に対して心身に歯を食いしばるような無理な負荷、すなわちストレスをかけるようなことをするな! というからだからのメッセージであると私は受け止めている。 …
今日が最終日となります、よろしくお願いいたします。 実は今回のブログ、先に書いた四日間分を後で書き、後の三日分は 先に書いているので(ややこしい)始め重く、後は軽くしました。 実はテーマを持ち、学び続けることに快感を感じるようになった事、 紛…
「頑張ってみます!」 この言いかたは、ワタシ自身よく身に覚えがあることです。 以前、ある資格を習得する勉強をしている頃の話。まぁなんとなく受けてみよう、なんとなく受かるんじゃないか、と考えました。 元がそんな考えですから、集中力は途切れ途切れ…