毎日なにげなくしている生活習慣に、からだは適応しようとする能力があります。例えば、朝食をたべない人が、朝食を食べることを習慣にしようと変更した時、最初はなかなか食べることができないかもしれません。しかし、3日、三週間、三ヶ月、3年と朝食を食べると、3年後には、朝食をたべることが当たり前になります。初めて食べることをした時の、たべたくないという感覚はおそらくなくなっていることでしょう。それどころか、食べないと落ち着かない感覚になっている可能性が高いです。
就寝時間も同じことが言えます。21時就寝だった人が、23時就寝になることが多くなると、だんだんとからだは23時就寝が習慣になり、21時に寝ようと思ってもなかなか寝ることができなくなります。
このようにからだは様々な環境に適応する力があります。それは、からだにとってどんな影響を及ぼすことであっても、適応してしまうということです。もしもからだが悲鳴をあげていたとしても適応してしまうのです。
これをからだを主語にいいかえると「頑張れてしまう」のです。
からだは頑張れてしまうのです。
日常の様々なことに追われると、からだが疲労していたとしても、やるべきことが優先されることは特別なことではないと思います。時々、からだを優先にする必要があると思います。そんな時に「頑張るな」を思い出せると、からだを苦しめることが減るのではないでしょうか。