東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

終業しない修業②

(つづき) 「終業」は、ある分野の学問や技術を学ぶ課程を終わらせた 場合に使われるけれど、学びの深さに個人差はある。 そもそも「修業」の過程にこそ、人間に生まれた理由の一つ だと、このように考えてみると面白い。 自分や他人のためになるからやって…

終業しない修業①

今週の担当は岡村です。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 今回のテーマは「しゅぎょう」。 「学校」の「卒業」はわかる。 「課程」の「修了」もわかる。 では、操体の修業にも終業はあるのだろうか。 思い返せば、平成11年の操師養成講座。 三軒茶屋での…

修業 その7

趣味のゴルフをしていていつも思う。 何で思い通りにスイングできないんだろう。 何でこの前は上手く出来たのに今日はできないんだろう。 しかし、ゴルフは面白くずっと続けられる。 操体もなんだかんだでずっと学び続けている。 毎回なぜ?に疑問を持ち、そ…

修業 その6

毎日操体の事ばかり考えているとずっとアンテナが張っているようです。 何か違和感がある。 これってどういうことだろう? いつも見ているものが違って見える。 生活が変わり、生き方が変わってくる。 少しの変化でも毎日継続することができる。 そんな毎日…

修業 その5

理解している知識でもそれを人に伝えるは難しい作業です。 人に教えるということは自分がそれ以上に、 理解していないといけないことだと思います。 人に上手く伝えられないことは言い回しを変えたり、 別の例に置き換えたりなどしないと相手に理解していた…

修業 その4

私事ですが先日の秋季フォーラムでアートについて発表させていただきました。 アートについて無知だった私はこのフォーラムのために、 わからないなりにいろいろと文献を読んだり、 実際に美術館や博物館などに足を運んでみました。 わからないことを一つ一…

修業 その3

「世界で一番ゴッホを描いた男」を観ました。 複製画制作で世界の半分以上のシェアを誇る油絵の街、中国大芬(ダーフェン)。 出稼ぎでこの街にやって来たチャオ・シャオヨンは独学で油絵を学び、 20年もの間ゴッホの複製画を描き続けていました。 チャオ・シ…

終業 その2

無知であることを重々理解しています。 世の中にはわからないことだらけです。 こと操体に関してもわからないことだらけ。 調べては実証し確認してみる。 忘れたらまた確認して繰り返す。 何度も行って咀嚼して理解する。 修業とはそういうものではないでし…

修行 その1

今週からブログのテーマが「修業」に変わります。 1週間お付き合いよろしくお願い致します。 毎日少しでも知識を得たくてトイレに本を置いておきます。 数分でも本を読む習慣があると1日数ページでも少しずつ進み読み終わります。 トイレに入ることが少し楽…

植物七日目

植物は人を傷つけない。 陽を取り合う生存競争はあっても、共存する。過剰に奪い合うことはない。

植物六日目

部屋に一つ観葉植物があると潤いをもたらしてくれる。空気を変えてくれる(炭酸同化の話ではない)。 無機的な空間に、命が居る。それだけで、ありがたいのだ。植物は動かない、何も語らない(いや、本当はそんなことはない、何かを発しているのだろう)。 …

植物五日目

最近では、SDGsが提唱され、「地産地消」が謳われている。古くは、「身土不二」という言葉もあった。 それにしても、植物は偉い!昔からずっと自給自足だ。 「一所懸命」で生きて来た。

植物四日目

草いろいろ おのおの花の手柄かな芭蕉 それぞれの花が生き抜いて、只今そこに咲いているのです。研究者によれば、すべての生物は、No.1になれる自分だけのonly 1のポジション(居場所:生態学用語では「ニッチ」)を持っているのだそうです。 そこを見つけて、…

植物三日目

人間においては、その仕事(実績)を評価するのは他人幸せを決めるのは自分 評価をしてもらうのは、動物系による活動・表現の産物それを支えているのは、植物系によるロジスティクス幸せを決めるのは、ハラワタ感覚 『孤独のグルメ』を見ていると、なるほど…

植物二日目

植物は、四季を知らせてくれる。 春は新芽、夏は深緑秋は紅葉、冬は枯木立 最近は、気候変動のせいか、その巡りが少し変調している。暦(の二十四節気)が形骸化しない事を祈っている。文化とは言葉である。 文化は気候風土によって醸成される。そこで育まれ…

植物1日目

解剖学者の三木成夫先生は、東京芸術大学での授業の時に、動物のぬいぐるみを使って、「動物を裏返すと植物になり、動物の体内には、植物的な世界がある」ということを伝えたそうです。 このぬいぐるみは、つまんで靴下を裏返すようにして、くるっとひっくり…

「植物の世界7」

本日で最終日になりますが一週間のブログの中で「植物的な感覚」「植物的な動き」「植物的な呼吸」ということに触れました。 言葉を持たない生き物達に意識を向け、少しでも彼らの感じていることを共有していくと慎みを持って生きることが大事なのだと感じま…

「植物の世界6」

東京の渋谷区から武蔵野市に住まいを変えてから約2年半の月日が経過しました。 渋谷にいた時は比較的都心の真ん中にいたこともあり、人工的に作られたものの中で生活をしていましたが、現在住んでいる家は目の前に大きな公園もあることで常に植物に囲まれた…

「植物の世界5」

昨日の続きになりますが「植物的なリズム」というものは何なのかを考えていきたいと思います。 植物は一般的には光のある昼に呼吸よりも光合成を優位にし、夜に呼吸を優位にしているとされいます。 彼らには人間の作った時間という概念はなく、生かしてくれ…

「植物の世界4」

生命にはリズムがあります。 健康でいる為には自身が使わせて頂いている「からだ」とそれをコントロールする「こころ」のバランスをはかっていくことが必要です。 最近はそのバランスをはかる上でリズムというものを大切にしています。 人間には心のリズム、…

「植物の世界3」

植物的な感覚を学ぶ上で呼吸に意識を置くことはとても重要なことのように思います。 特に息を吸うことを日々繰り返し意識していくと「ありがたい」という感謝のきもちが自然に芽生えてくる。 そのきもちを体感すると不思議と生活レベルにおける自分の基準が…

「植物の世界2」

感覚の学びを重ねていくと人の感覚には動物的な感覚と植物的な感覚があるということがよく分かります。 私達が普段の生活やスポーツ等において必要とされているのは動物的な感覚で、若い時はこれで何とか間に合うようになっています。 しかし肉体が衰えてい…

「植物の世界1」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 テーマは引き続き「植物」になります。 操体を学び始めてから植物のように言葉を持たない命から多くのことを学んできました。 臨床に生かせるような…

七日目

左重心の ミトコンドリア。

六日目

なぜ、からだは右重心に偏差してしまうのか。

五日目

からだの構造から診てはいけないのが、重心のとらえ方。

四日目

かけ橋をつくる つくれば道が開ける

三日目

重心とは、真理を照らす鏡。

二日目

学び方を間違えると、数珠が切れる。

初日

発想の転換。