2024-01-01から1年間の記事一覧
思考を介さず、素直に「からだからのメッセージ」を受け取ること。 そして、メッセージによって体感したことをもとに、その背景にあることに想いを馳せ、問い続け、応え続けられるように考えること。 ここに「想念」の素があるようにおもえてくるし、生きる…
「息」の変化も、原始感覚でキャッチできる「圧」の変化。 とおるところにとおる。 ながれるところにながれる。 つながるところにつながる。 かさなるところにかさなる。 みちるところにみちる。 原始感覚ですから、ニュアンス的なことは、体感してキャッチ…
朝、目が覚めるとき、「呼吸」のとおり具合を確認する。 いつからか、自然と習慣になってきたことです。 吸気が鼻腔をとおって入ってくる。 背中側や体側がふくらんでくる。 「からだ」の「くうかん」に満ちてくる。 「息」の変化も原始感覚でキャッチする。…
「不快」につながるような「感覚」。 例えば、「痛み」なんかもそうですね。 なんでこんな「痛み」にとらわれなければいけないんだろう。 「痛み」なんか早くなくなってくれればいいのに。 以前はよく運動中にケガをして痛めることが多かったのですが、こん…
「操体」で大事にしている「からだからのメッセージ」。 それは、「感覚」という、わたしたちがよりよく生きていくために必要なメッセージです。 それをある種の「情報」と捉えることもできますが、「メッセージ」として受け取るのでなければ、単に「感覚」…
「じぶんごと」、「からだごと」、「くうかんごと」が重なってくると、「メッセージ」として届いてくるものに気づきやすくなる。 感覚的な表現になってしまうようなことも、実際に体感すると、妙に腑に落ちてくるんです。 例えば、臨床の場において、患者さ…
岡村さん、一週間のメッセージありがとうございます。 心の振動により、テーマ「フリー」を引き継ぐ瀧澤です。 今日から一週間よろしくお願い致します。 からだが「くうかん」であればこそ、その「くうかん」に響くように、伝わっていく「ことば」はある。 …
(続きです) 脳外科医の先生は語り続けます。 (※注:脳自体には「痛み」を感じる神経がありません。 皮膚に局所麻酔して可能な「アタマ」への問いかけです) その脳手術行為の途中、 何回も、何回も、患者に話しかけます。 「痛みはありますか?」 「話は…
(続きです) 脳外科医の先生の語りは続きます。 脳実質を切っていく行為は、なんと表現したらいいのか、 よくわからないんです。 だけど、大変特別な、そして不思議なプロセスなのです。 うまく、表現できない。 人の脳を、ザクザク、切っていく感覚。 その…
(続きです) また、違う機会に興味深く考えてしまう、 現役脳外科医の先生のエピソードがありました。 「『心』は脳機能の一部ですか?」 この質問に関して、脳外科医の先生は静かに、 できるだけ、興奮を抑えるかの如く、語りました。 毎週のように覚醒下…
(続きです) 少し前、ベテラン外科医の先生から伺った話。 「がんの発生原因は、根本的に何だと思いますか?」という、 質問があったのです。 外科医の先生はしばらく、最新の一般医学的見解を口頭で説明 してくれましたが、その後、個人的見解として語られ…
(前回の続きです) 内臓系の神経回路を「自律神経」といいます。 これは例え「脳死」したとしても、 生命維持自体は可能なことからも明らかです。 日本の言葉にも、このようにあります。 「胸が高鳴る」 「胸躍らせる」 「胸騒ぎ」 「胸が張り裂ける」 「心…
経験や知識がいくら増えても、 新しい謎は減りません。 理解の先に、 もっと大きな驚きが待っている。 これがホントの、「操体」です。 「からだ」で感覚したことを学びに活かす。 それこそ、「操体」を積み重ねた証です。 「からだ」に訊くことこそ、天晴れ…
今回のテーマも「フリー」で、 今週担当の岡村です。 どうぞ、よろしくお願いします。 ワタシが「操体」の学び始めた頃は、 からだの使い方、動かし方を教えてもらい つつも、「アタマ」の情報を覚えるのに懸命。 今になって考え直してみると、「からだ」 そ…
歩歩起清風(ほほ せいふうおこる) 『槐安国語』
不風流処也風流(ふうりゅうならざるところ また ふうりゅう) 『白雲広録』
和敬静寂(わけいせいじゃく)
無事(ぶじ) 『臨済録』
名利共休(みょうり ともにきゅうす)
銀椀裏盛雪(ぎんわんりにゆきをもる) 『碧巌録』
坐看雲起時(ざしてはみる くものおこるとき) 『王維詩集』
本日で最終日になります。 一週間、自身の思う「自由」について思いつくままに書いてきましたが、今回皆様に一番お伝えしたいことをまとめます。 ・私(じぶん)が感じる自由とは「からだが自由になること」で感じることが出来る。 ・からだが自由になるとい…
昔からずっと思っていることですが、操体、操体法の一番面白い所はからだへの問いかけ方が一人ひとり異なるということです。 診断の中で診なければいけないところはほとんど一緒であるが、それを改善していくためのアプローチの仕方は人それぞれで面白いなと…
操体を学び始めてから15年近くの歳月が経ちましたが、年々自身の学びの姿が自由うになってきているように感じます。 動き、呼吸、動診における介助・補助。 その問いかけが自由になってきているのも、からだが要求していることが瞬時に感覚的に理解出来るよ…
からだが自由を得るためには学ぶことと同じように動きも点を線にしていく必要があります。 例えば操体でもからだを使う・動かすことにおいて重視している母指球や肩甲骨等もただそれを意識して使えばよいわけではありません。 そこを意識し動かすことでから…
そもそも人が有している「感覚」とは一体何なのだろうか? よく感覚の話をすると大前提として 人それぞれ違うもの その時々によって変化するもの その時のからだの状態によって変わってくるもの として認識されている。 つまり一般的には感覚とは無形なるも…
昨日の続きになりますが「じぶんにとっての自由」、そして「からだにとっての自由」とは何なのかを常に考えています。 本日はわたしが考える「からだにとっての自由」を少し書いていきたいと思います。 この捉え方は様々な見方、捉え方があると思いますが、…
三浦先生、一週間ありがとうございました。 本日から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。 今回のテーマは引き続き「フリー(free)」となります。 最近、周囲の人達との会話の中で健康に関する話がとても増えてきたように感じます。 体調管理に必要…
圧とは重さではない。 重さを感じない生命くうかんのことである。 それが圧である。 三浦寛
運動系のヒズミも、重心の不正も、からだの動きと流れ、息の適性も、圧の変化、内圧の変化である。