東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

岡村郁生(おかむらいくお)

元素転換と鶏の殻⑦

鶏が卵を産む。 生んだその卵の殻にはカルシウムが11グラム存在しているとする。 しかし、その鶏の啄んだエサにはカルシウムが1グラム程度しか配合 されていないこのパラドックスを、現代の栄養学、生理学だけでは説 明できないのである。 しかし安保徹博士…

母なる海水の奇跡?⑥

1897年、フランスの生物学者ルネ・カントン氏は、現代でも考え られないほどの奇妙で常識を外れた実験をしている。 その大胆な実験とは、氏の飼っていた愛犬の血液(注:約0.9%塩分) と、海水(注:約3%塩分)の10分の一である約0.29%に海水を薄めた ものを…

Dr.プラークという扱い⑤

千島学説には橋本敬三師のような支持者もいる。 後継者、支援者でもある森下博士が現在もその考察を続けており、血 液中に蠢くように認められるものを先輩指導者に尋ねるたび、「それ はゴミ(プラーク)だ」と、失笑され続けていたと森下博士は語る。 ガスト…

生気学と機械学(メカニクス)④

三木成夫博士は、九州帝国大学工学部で飛行機の設計を学び、それを 「形態学」の模式図に表し、動物のからだは機械学(=メカニクス) と、”推進力”からなる「生体力学エネルギー」で生かされてきた。 この推進力を得るため、連綿と繋がっている生命の意志は、…

細胞可逆・新生説③

千島学説とは、千島喜久夫博士の論じていた三つの学説である。 詳しいことはうウェブ検索して頂くとして、ips細胞を簡単に言ってしまえ ば、概に皮膚などに分化した自分自身の体細胞を遺伝子レベルでリセット して、万能細胞に戻し再生医療に用いていくこと…

生気論と機械論②

ルドルフ・ウイルヒョウ氏(1821~1902)は、当時ドイツ生 物学や医学、さらに政界でも絶大な権力を発揮して、ベル リン大学学長となり、「全ての細胞は細胞のみから生まれ る」と、科学的な立場を強く提唱していました。 当時の学会において、ヒポクラテスや…

常識と過去の権威①

茅ヶ崎在住、静岡市駿河区出身の岡村郁生です。 テーマ「常識を疑う目」にて一週間お付き合い頂きますので、どうぞ 宜しくお願いいたします。 さて、今回のテーマで注目してみたいのは、橋本敬三師が著書でも触 れている、現代医学の捉え方の基礎を築いたル…

可能性⑦~生命なんだもの、守るより見守ろう~

「からだ」との信頼関係。 生命活動を自分だけのモノとせず、縦と繋げ横を結ぶ。 『長生きしたい』ということも、生命活動ならば大事なのは、 「からだ」との信頼関係となっている。 今日の可能性を明日に繋げていく第一歩は、今のあなた。 信頼関係は一朝一…

可能性⑥~環境を育む種を植え肥料を与えよ~

木を植えること。 環境によって育つ場合と枯れてしまう場合がある。 動物が住んでいれば、動物のエサになってしまうこともあり、 土壌が肥沃であるかどうか、降雨量が多すぎ少なすぎないか、 空気の密度に関わる高度の問題、塩害は受けることがないか。 よく…

可能性⑤~逆にアリなんじゃナイか~

(続き) ”将来のビジョン”を抱くには、教育も余裕も必要となる。 「学校をつくりましょう!」と声を上げてそれが実現しても、 そこに住む人達の環境が、”すぐ”に生活がよくなるわけではない。 四年ほど経過して登山家は、その高地にある村の学校を再訪問し…

可能性④~熟れるまで諦めない~

世界には高度三千メートル級の山に住む人達もいる。 そこに住む人達は、電気も通わず、必要性の低い学校もなく、字を 書くこともなく、家畜の世話をしながら暮らしていた。 子供達は、親・兄弟の手伝いは勿論、生きていくため家畜の世話を しながら、貴重な…

可能性③~おいても”こ”にしたがう~

「手当て」ということ。 なぜ、手なのだろう。 なぜ、当てるのだろう。 なぜ、感応するのだろう。 そこをわかったつもりにならずに、 『わかってないなァ・・・まだまだ』と、 探求することは、わかっていないから、 どの学問にも、横と縦で通じているんですね…

可能性②~どっこい!生かされて生きる~

言い尽くしたと本人が思っていたら、どっこい! アプローチの仕方で他の言いようは沢山あったりする。 調べ尽くしたと本人が思っていても、どっこい! アプローチの仕方によってサインを見逃していたりする。 経過から結果を見てばかりでは、やはり見逃して…

可能性①~長生きしてどうするか?~

今週は茅ヶ崎在住の岡村がブログを担当です。 テーマ「可能性」の一週間、よろしくお願いします。 空を飛ぶ・・・。 十代の頃はこの夢をよく見ていた。 自由になること、勝手気ままの違いが識別できなかった頃の話。 そして、初めて旅行先に飛行機で飛んだと…

永続する生命の価値⑦

エネルギーを制御しようとするなら何が必要になるのだろう。 まずは、基準となる軸を生じさせる必要は生まれるだろう。 さらに、回転性を持たせることであり、これにより循環できる。 それには、やや傾きを与えたほうが発展性もあり、継続できる。 水は直線…

響きあう感受性と歪みの調整⑥

血液中には赤血球が含まれて、赤血球には、鉄分が必須となっている。 たった一人のヒトの毛細血管、すべてを繋げば地球を二周半できる。 その中を真っ直ぐではなく、蛇行する水の流れと同様に、血管中で鉄分 を含んだがゆえに、磁力と関わりながら螺旋状に流…

粒子と波を加えて重力を液体で観る⑤

ヒトの呼吸は、一分間に約18回。 大自然の生むヒビキが如き、海岸に寄せている波のリズムとほぼ同じ。 心拍(ビート&リズム)は、4:1で呼吸と同じ。 これもまた、自然界にある比率。 「音」の伝播速度は、水中において空気中の”4倍”速くなり「水」が 「…

太陽光と同じビートを刻む④

あの太陽光も含めて波形であり、粒子のビートを刻んでいるのですね。 植物は太陽の光エネルギーを利用して、大気中の二酸化炭素と水から、 酸素と糖類を作りだす作用を持っています。 アデノシン三リン酸(=ATP)の活動エネルギーを生み出すヒトも、電 子…

死者と他者の主義③

あるドイツの哲学者は語っている。 「汝の行為のもたらす因果的結果が、 地球上で真に人間の名に値する生命が永続することと、 折り合うように行為せよ」 私、親、子という識別を必要としているのは左脳的解釈であり、 生物学的に言えば、子も孫も「己」であ…

多世界解釈と平面的な世界②

多次元世界、コペンハーゲン解釈のような一見奇怪な物理学も、 三次元だけの、見えている世界から逸脱した感覚を識別すれば、 滑稽とか妄想の類として一笑に付すことはできなくなるだろう。 Newton(ニュートン) 2018年 04 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: ニュ…

多元的な外向力と内向力①

今週のブログを担当する岡村です。 一週間のお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。 今回のテーマは「ひびき」です。 このテーマを聞いたとき、ふとライディーンを思い出しました。 (古代ムー帝国から伝説と共に遺されたライディーン。 この操縦には…

くいつく反応その⑥

金田一家といえば、日本語研究で有名な方です。 私も、国語辞典で知った小学生から長い間お世話になっています。 金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) 作者: 金田一秀穂 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/08/08 メディア: 新書 この商品を含…

くいつく反応その⑤

若いころのミケランジェロは、 先輩の彫刻家である、ベルトルド・ディ・ジョバンニに、 弟子入りしたいと嘆願しました。 するとベルトルドは、ある条件を出したのです。 「大理石の彫刻をやりたいのか。 それなら大きな大理石採掘場で、石工職人として働いて…

くいつく反応その④

いくつになっても爽やかな雰囲気を醸し出す方がいる。 語りに皮膚を通して耳を傾け、先を行く人生の先輩として、 からだの感覚で、有り難く真似るように学んでいる。 「できるか、できないかなんて、やってみなければ分かりません。 やってみて始めて『あぁ…

くいつく反応その③

思い立ったが吉日。 興味がそそられたら即、からだを動かしてスイッチを入れる。 やる気スイッチを入れるには、自分にご褒美を与えること。 いつもと違うことをする、それを感じ新鮮な感覚を味わう。 受け入れたすべての感覚は、間脳を経由している。 からだ…

くいつく反応その②

飢えた状態では、食べ物に喰らいつきたくなります。 昔、カップヌードルのCMで、 「Are you hangry?」という問いかけもありましたね。 人体の細胞で、喰いつくイメージに近いのは白血球ですかね。 免疫細胞も、細胞ごとに様々な働きを分担していますけれど…

くいつく反応その①

「くいつく」でイメージできることは、どのようなことですか? 魚が餌に飛びついている、動物が好物にがっついている。 自分の意志で引っ付いている、うまい話に乗ってしまう。 だまそうと思って引っかかる、興味あるものに吸い寄せられる。 ・・・等々でし…

くいつく反射その①

今週の東京操体フォーラムブログを担当する岡村です。 どうぞ一週間よろしくお願いいたします。 この時期、道を歩いても電車内でも、マスクをしている人を 多く見かけますね。風邪の方、花粉症の方も多いようです。 あの「クシュン」というのは、「くしゃみ…

正義の観方よ、永遠に

(理性ある正義) ブレない意志、通し抜く意気、感じる意識。 コトワリという「世」のルールに沿うだけでなく、 解き明かしていくこと。 (愛ゆえの正義) 崇めるだけではブレる。 敬うだけでもブレる。 懐疑は発明の父であり、自問は学問の母である。 (愉悦…

正義の観方、その五

(勇気ある正義) 「からだ」の訴えを肯定するには、 まず、どうしたらいいか考える。 それを実行するためのプロセスを導く。 そのプロセスを認めてみる。 そして、勇気を出して許してみる。 (湧き出す悪意も、抑えきる正義も、互いに良心なんだよね)