東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

岡村郁生(おかむらいくお)

生命現象で紐解く「環境」⑦

毎日、朝起きてから一日中に行う「環境」と「からだ」の循環。 外から息を吸って頂いたものを、中で代謝したものを元にかえす。 考えてみると、「息」「食」「動」「想」は、すべて「環境」ありきなのです。 しかも一日に、約二万回も呼吸をしているんですか…

生命現象で紐解く「環境」⑥

(つづき) 「環境」は環境でも、生まれてくる前、胎児の「胎内環境」は面白いのです。 食べたり飲んだりすることは「操体」で「食」と関係しています。 生物の「食」進化を考えてみると、胎児がどのように口腔機能を獲得しているか は、非常に興味深いもの…

生命現象で紐解く「環境」⑤

(つづき) 「呼吸」は、「環境」との状況下で生じる「生命現象」そのものです。 そしてヒトの「からだ」には、毛細血管が張り巡らされているわけです。 これは、本当に小さく、微弱で微小な「内圧の変化」にも鋭く、変化します。 ここで、皆さんも普段の「…

生命現象で紐解く「環境」④

(つづき) 「環境」における生存競争は、常に法則性があるようです。 ここで生き残るものが勝つ、生き残れるか生き残れないかも、その一つ。 「説得術 講談社現代新書 増原良彦」より 説得術 (講談社現代新書 696) 作者:増原 良彦 講談社 Amazon 気象大学教…

生命現象で紐解く「環境」③

(つづき) 原始感覚の快は「からだ」が感じているのです。 環境が変化しても「からだ」は常に、生命現象の状況を感じています。 これは、天然自然の大法則ですから、時代が変わっても変わりません。 実際、大昔の人が残した書物を今読んでみても、現代に通…

生命現象で紐解く「環境」②

(つづき) 皆さんは、「環境」をどのようなイメージで感じているのでしょう。 地球上の生命体に存在する人間も、「環境」条件下での生命の現象の一つです。 生体の歪みを正す 橋本敬三論想集 作者:橋本敬三 創元社 Amazon 橋本敬三師の著書中、「生命現象」…

生命現象で紐解く「環境」①

石田さん、紹介ありがとうございました。 今週「環境」をテーマに、一週間を担当する岡村です、よろしくどうぞ。 まずは、「環境」の定義を調べてみましたよ。 ①「環境」は、生活体(主体)が活動するすべての空間を意味する。 「生活圏」と言い表すこともで…

終業しない修行⑦

昔、自分の存在を考え直す良き機会となったことがあった。 それは、私の人生がこれからも充実する事を願うのであれば、 名前を変えた方が良い、つまり改名を勧めると言う話だった。 確かに、歴史の証明していることには一理ある。 様々な統計的な事実で、間…

終業しない修行⑥

そもそも、馬に乗らなければ落馬しない。 馬に乗らなければ遠くに行くことはできない。 低いものを飛び越えるのも、高い場所に登るにも、ふやけた 生き方をしているのでは、失望も絶望もないけれど、極楽へ 繋がるかもしれない、静かな歓喜なる悦びも、味わ…

終業しない修業⑤

昔、月刊誌に文章を書く機会を得て、原稿は非常に時間がかかり、 当時とても骨が折れたことがあった。その原稿は掲載されても、金銭の報酬を得ることはなかった。 また何かの講演を頼まれ、その報酬を受けないこともあったり、 その時は損した気分になったも…

終業しない修行④

(つづき) またある時。 その有名な画家はある機会に、若い画家にも伝えた。 若い画家は自信を失っていた。 「私は力がなく才能に欠けていると思う」と愚痴を言った。 有名な画家は断固として伝えた。「力が足りないのではない、真剣さが足りんのだ! 懸命…

終業しない修業③

昔、操体の講習会が終わった後。三浦理事長と食事を一緒にしているとき。仕事の後に家事を手伝っていることが苦痛である、と愚痴をこぼしたことがあった。その時こう言われた。さっきからずっと、岡村は愚痴こぼしているけれども気がついているか、と。愚痴…

終業しない修業②

(つづき) 「終業」は、ある分野の学問や技術を学ぶ課程を終わらせた 場合に使われるけれど、学びの深さに個人差はある。 そもそも「修業」の過程にこそ、人間に生まれた理由の一つ だと、このように考えてみると面白い。 自分や他人のためになるからやって…

終業しない修業①

今週の担当は岡村です。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 今回のテーマは「しゅぎょう」。 「学校」の「卒業」はわかる。 「課程」の「修了」もわかる。 では、操体の修業にも終業はあるのだろうか。 思い返せば、平成11年の操師養成講座。 三軒茶屋での…

共に進化している生物⑦

宇宙と呼ばれる銀河系太陽系のなか、地球は存在しています。 海と大地と空、その循環に様々なイノチの源である水が満ち、 大気中にある酸素を取り込んで、植物も動物も繁栄してきて、 いつも、いつまでも、重力のもと生物として生存しています。 この世界で…

共に進化している生物⑥

トマトが小さい頃は嫌いで、今では大好物の野菜になりました。 このトマト、南アメリカのアンデス山脈の高地が原産地なのだそうで、 現在は日本やヨーロッパでトマトを多くの人々が愛しています。 ですから「赤くなればお医者さんが青くなる」とは、日本であ…

共に進化している生物⑤

昔から、お祭りや神社での金魚掬いが大好きでした。 金魚をとってくると、簡単なツボのようなものに入れ、餌をあげるの ですが、何故かそのうち「植物」を一緒に入れてあげたくなります。 そこで、よく買っていたのが布袋葵(ホテイアオイ)です。 この花は…

共に進化している生物④

昔、植物辞典で「ラフレシア」と言う名前の、東南アジアのスマトラ 島を原産地とする、世界一大きな花を咲かせる植物を見て、驚いたこ とがあります。 このラフレシアをもとに、あの「仮面ライダー」の怪人も登場したの で、余計にインパクトが強かったのか…

共に進化している生物③

見えないからこそ、見える部分にイメージすることは大切。 定年後、畑仕事を趣味にしている人と話をしていてこんな話を伺った。 「大根を収穫するときには、しっかりと腰をかがめて、引き抜く動作 をするのにコツがあって、知らないで収穫するのは大変だよ」…

共に進化している生物②

昨日のブログに、緑色をしている葉っぱの真実を書いたので、今回は そのことについてもう少し、噛み砕いて書いてみたい。 あの太陽の光を、可視光エネルギーとして「波長」で分類してみる。 それは、植物が行っている光合成の素でもあり、日中に酸素を供給す…

共に進化している生物①

石田さんから引き継ぎました岡村郁生です。 今回のテーマは「植物」、操体を学び続け想いのままに繋げて参りま すので、一週間よろしくお願いいたします。 まず初めに。 操体を学ぶなか「食」において、身近な植物を知らず、感動したこと。 それは「葉っぱの…

あーと、思うこと⑦

この世の出来事を、良い悪いで捉えないようにする秘訣。 それはバランス現象で捉えることではないだろうか。 ワタシ自身はそう意識すると、それだけで愉しく生きられる。 からだの要求感覚を、ただ、ただ、受け取るだけにしてみる。 それに適うように、最小…

あーと、思うこと⑥

湘南に住んでから波乗りを始めた。 サーファーという、趣味と生き方が一致しているような人もいる。 そういった人のことを「スタイルがある」という。 サーフィンを始めてから、スタイルのある人とは何か、なんとなく その言葉の意味に隠され、滲み示されて…

あーと、思うこと⑤

レザーが大好きだ。 艶と手触り、その風合い変化もたまらなく愛おしく感じる。 なので、アクセサリーと衣服もそれを基準に身に着けるようになる。 身に纏うものは、からだの動きに馴染むかどうか、でアクセサリーや 衣服を選ぶことが多くなってきた。 デザイ…

あーと、思うこと④

いまでもオートバイが好きだ。 斎藤純氏の小説から、氏の描いたカタログに惚れて古いKawasaki の並列二気筒のバーチカルツインに乗って20年経過した。 オートバイと移り変わるもの。 人馬一体と言う概念があって、それをオートバイという名の二輪 で不安定な…

あーと、思うこと③

昔、この仕事に就く前はハウスメーカーで設計の仕事をしていた。 たとえば建築物でも、有名な建築家の建造物は有名になっているので 実際にその場所へ行けば、眺めることもできるし、場合によっては中 に入ってみることさえできる。 そうではなく、取り立て…

あーと、思うこと②

立ち居振る舞い。 歩いている時、自転車で移動している時、電車に乗っている時、車で 止まっていた時、一瞬にして目を奪われることがある。 何かがそこにあるだけで、フォーカスは瞬時に決まってしまう。 私自身なのか、からだが欲していたもの、なのか。 た…

あーと、思うこと①

足の裏から映るもの 石田さん、紹介いただき有難うございました。 今週担当する岡村です、よろしくどうぞ。 今回の「アート」というテーマに沿っているか疑問ですけれども、 私的感覚で書き連ねて参りますのでよろしくお願いします。 それは26年前に勤めて…

左様に感謝⑦

(つづき) 歩くとき。 左足の足を1歩目にすることがなんとなくしっくりくる。 なんとなく歩き始めの時に倒れ込む感じを味わう。 そして、自然に臍下丹田へ「重力」に合わせて踏みつけることを感覚し、 その踏みつけた感覚に伴って、次の右足を持っていくよ…

左様に感謝⑥

(つづき) 物事の捉え方として、「要素還元主義」があります。 これは、対象となるものの「時間と空間」を切り刻み、すべてを一瞬 の出来事として分析するのが特徴なんですね。 しかし、この要素還元主義では捉えられないこともあるのです。 例えの1つに、…