東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

岡村郁生(おかむらいくお)

左様に感謝⑦

(つづき) 歩くとき。 左足の足を1歩目にすることがなんとなくしっくりくる。 なんとなく歩き始めの時に倒れ込む感じを味わう。 そして、自然に臍下丹田へ「重力」に合わせて踏みつけることを感覚し、 その踏みつけた感覚に伴って、次の右足を持っていくよ…

左様に感謝⑥

(つづき) 物事の捉え方として、「要素還元主義」があります。 これは、対象となるものの「時間と空間」を切り刻み、すべてを一瞬 の出来事として分析するのが特徴なんですね。 しかし、この要素還元主義では捉えられないこともあるのです。 例えの1つに、…

左様に感謝⑤

(続き) 昔、マラソン選手でフランク・ショーターという、アメリカの選手が 活躍していました。 この選手はトップクラスの選手だったので、よく来日して走っていて、 過去の琵琶湖のマラソン大会でも優勝しているのです。 ところが普通の優勝ではなく、なん…

左様に感謝④

(続き) 競技スポーツの世界は「運動」のプロフェッショナルが集まります。 自分の身体の中にあって使える力と、自分の身体の外にあって使える 力を巧みに絡ませると、自分の外にある力が自分を動かしてくれる。 このような言葉で、オリンピックのスピード…

左様に感謝③

(つづき) 本当に嫌がると、子供の場合は九割以上、ひだりに顔を向けると、 ベテラン小児科の先生は語っていました。 また、「足の働きと子供の成長」の著者、近藤四郎氏は(京都大学 霊長類研究所の初代所長を務めた方です)こんな指摘をしています。 近藤…

左様に感謝②

(続き) 自然(しぜん)という読み方は、近代的な読み方です。 過去の日本では、とろろかけ御飯にするあの自然薯(じねんじょ)、 に残っているように、自然(じねん)と呼んでいたそうです。 もともとあるモノを生かす、ということ。 否定ではなく、肯定か…

左様に感謝①

今週のブログを担当する、茅ヶ崎在住の岡村です。 テーマは「ひだり」 で、どうぞよろしくお願いします。 調べてみると日本語の熟語や用法で、「左」には、位の低いものに 相応させる意味で用いることが多いようです。 ですから、「右に倣え」という言葉、位…

「世間にある意識、空間にある意識」

現代風なら、「YouTubeばっかり見てないで、勉強しなさい」 例えば、「TVが昔に比べて面白くなくなった」とか話す方がいたと しても、昔のような社会に今から戻れるのかと思ったら、それはで きませんよね。 現在の便利さを享受する以上、現在の価値…

「視線と視点と視野の先に」

見つけ役と目利き役はある、そしてその先にあるのは何だろう。 目の付け所が違うからさ。 東洋医学系で専門的な勉強を修了し、国家資格を得て安心して 終わりじゃない。 学校を卒業して、ここまで学問というものが面白いと思えたの は初めてだったし、何のた…

「うごきには重さも軽さも、愛もある」  

なぜだろう、どうしてだろう。 こんな言葉が、通っていた小学校の実験教室に飾ってあった。 このあいだは上手く効いたけど、今回は全然効かないって言われち ゃって、同じようにやったつもりだけど、なぜだろうなぁ、と終了 後に悩んでいる。 なんでからだを…

「空気の循環と空間の帰還」  

見えないからこわい、ただ、こわいもの見たさに勝てない。 経絡っていうのは目に見えない。 目に見えないその働きかけを知りたかったし、それを実際のからだの うごきで感じられるなら、これからの鍼灸や按摩にも必ず役に立つ、 とそう思っていた。 だからこ…

「正統派とは、いったい何か」

「邪道は邪道の生き方があるんじゃい」とはいうものの、悪役なりに 正統派に憧れているようなフシは感じられるもの。 正統派ではないことを、十分自覚している私自身も、22年前に雑誌の 講習会案内にあった、操体法の創始者、橋本敬三先生の直弟子である、 …

ブレる、ズレる、外れる

20歳の時、母親から紹介してもらった接骨院の先生に教えてもら ったことがあるんですよ。 自分も柔道で怪我をして接骨院に通ったことがあるから、お金を 貯めて、入学金を準備できたら将来の仕事として、骨接ぎの学校 に行きたい、と相談した時のエピソード…

ギザギザハートの子守歌と同じ

今週からブログを担当する岡村です、よろしくお願いします。 テーマは「あなたに操体・操体法をお薦めする理由」です。 いきなりなんですけれども「うっせえわ」という歌、流行しています よね。この歌が流行することで「子供が歌っていて困る」と言う親御 …

それ、セルフケアなの?⑦

ブロックとブロックの間にある継ぎ目、畳の縁、廊下の金属部分を 踏まないように徹底する理由を思い出す、小学校高学年の頃でした。 なぜ、こんなことをしているのだろう、そう思いつつやめられない。 反省はするけれども、後悔をせずに生きていきたい。 そ…

それ、セルフケアなの?⑥

唐突ではありますが、DNAから「転写・翻訳」を経てタンパク質合成 される過程のことを「セントラルドグマ」といいます。 これは、すべての生物に共有する基本原理です。 ワタシ自身もこの仕組みの上で生かされていて、この地球上に住む生物 と共通の祖先を持…

それ、セルフケアなの?⑤

皆さんは、どんなときに衰えを感じるのでしょう。 え、老衰?そんなものはワタシから言わせたら個体差でしょうね。 耳が遠いのも要注意です。眼もアレも自律神経毛細管内の血流改善です。 普段柔らかく、必要に応じて硬くできるからこそ、自然な現象ですよね…

それ、セルフケアなの?④

いまだに、誕生日のお祝いで年齢の蝋燭を吹き消すイベントが大好きです。 「息」をいのちに掛けて、意味を実感する大切な味わいごと。 それはともかく、大正昭和時代の初期にかけて活躍された「澤田健」と言う 天才的な鍼灸師がいらっしゃいまして、その伝記…

それ、セルフケアなの?③

一日に何回、自分自身と向き合っているのでしょうか。 心に向き合い、からだに向き合い、意識に向き合う等々。 ワタシ自身は、上から下まで鏡に皮膚を眺めるのが大好きです。 見た目を気にする事はとても大切なことだと感じています。 からだの状態を、顔か…

それ、セルフケアなの?②

日々のストレスは避けられません。 ストレスは無くすものではなく、速やかに解消するもの。 鬱々悶々としてきたら、上から下へ、下から上への息抜き。 ここではないどこかへ、とりあえずいってスッキリします。 真冬でも湘南の海に浮かぶ倖せ。 東に富士と伊…

それ、セルフケアなの?①

今週の「セルフケア」ブログ担当、岡村郁生です。 どうぞ一週間、よろしくお願いいたします。 セルフケアの結論から書いてしまうなら、「頭寒足熱」です。 四季の移り変わりに「からだ」は同調します。 「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて」…

ワタシの操体ズッコケ想記録⑦

東京の三権茶屋での講習会が始まり、しばらく経過していた頃、当時 の参加者が、数回目の講習の前に三浦理事長を前に、こう言い放った。 「私は、ここに、橋本敬三先生のやっていた操体法を習いたくて来て いるのに、一体、いつになれば教えてくれるんですか…

ワタシの操体ズッコケ想記録⑥

開業して一年目、間もなく、初めのスタッフが入ってから鍼灸接骨院 内の空気が変わっていった。そして患者数も徐々に減ってしまった為、 半年ほど後、こちらからお願いしてやめてもらった。 しばらく「操体法」からも、なんとなく遠ざかっていたけれど、知人…

ワタシの操体ズッコケ想記録⑤

熱海での三年間は按摩のアルバイト、東京では渋谷の学校を卒業する までに、整形外科と漢方内科、鍼灸院二箇所を掛け持ちしての仕事で、 十分過ぎるくらい経験を積んだと、勘違い甚だしかった当時のワタシ。 そこで卒業後すぐに茅ヶ崎で鍼灸接骨院を開業して…

ワタシの操体ズッコケ想記録④

東京で渋谷の学校に通いながら、操体法のできる医師がたまたま柔道 整復師の学校講師に来ていてたことも、本当に偶然だったこともあり、 そこで、『ちょっと操体法を教えてもらえたらいいなぁ』と考えた。 善は急げ!と講師にお願いしてみたところ、講習の費…

ワタシの操体ズッコケ想記録③

鍼灸按摩マッサージ指圧の学校を卒業した当時のワタシは、渋谷にあ る骨接ぎの道、柔道整復師の学校に行くことにした。 この当時のワタシは、イケイケな渋カジを身に纏う若者になりたくて、 田舎者にはお洒落な渋谷で、やや浮かれポンチな状態になりそうな折…

ワタシの操体ズッコケ想記録②

静岡の熱海にある、鍼灸按摩マッサージ指圧師の学校に行っていた時、 実技で見た操体法が気になり、学校付属の図書室に行ってみた。 そこで、「万病を治す妙療法」という可愛い表紙の本を手にした。 万病を治せる妙療法―温古堂先生 (健康双書) 作者:橋本 敬…

ワタシの操体ズッコケ想記録①

今週から1週間、ワタシのズッコケ操体想記録として、ブログを担当 する岡村郁生です、よろしくお願いします。 それでは早速、想記スタート! 静岡の熱海、鍼灸按摩マッサージ指圧師の学生時代で実技授業の時。 外部実習講師として、操体法を臨床で施している…

般若身経そのキホン~その7~

私達は普段、何気なく動作している。 しかしいったい、この動作のキホンとは何であろうか。 この問いに答えていくことは「般若身経」に通じてくる、とワタシ自身 の見解なのである。 そもそも基本と言うのは、何を示しているものか。 調べてみると、「基本と…

般若身経そのキホン~その6~

「般若身経(その2)」 1から3の次の四つ目に「体の動かし方」とある。 ここで、運動とは体の中心である”腰を中心”として安定させてやる ことが大切であり、そのために上肢は、小指側(尺骨側)に、そして 下肢は、足の親指側(脛骨側)に力を入れて動くことを勧め…