東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

岡村郁生(おかむらいくお)

体操ではなく操体だもの⑦

今日が最終日となります、よろしくお願いします。 「橋本敬三師は、こんなことも語っていますよ。 『人間は誰が作ったのかわからない。 神様、仏様なのか知らなくとも作られたものだ。 すると、ちゃんと法則があって作られた。 その法則知らないから、みんな…

体操ではなく操体だもの⑥

続きです。 「実際は、受けるだけでなく、学ぶんですよ。 感じているのは生命で、『からだ』はその為にあるのですから。 それを『ききわけていく』のです。普段の仕事や日々の生活で、 忙殺されている時は、『からだ』にききわけていないんですよ。 そこで、…

体操ではなく操体だもの⑤

つづきです。 「すべての、モノゴトには繋がりがあります。 そのなりも、それなりも、やはりプロセスはあるのです。 ですから、橋本敬三師はこんなことを語っています。 『物事には、全(すべ)て、 天然自然の法則が貫通している。 知らぬと間違う、勉強す…

体操ではなく操体だもの④

では、続きと参ります。 「操体法って、ホント素晴らしいんですよ。 なにが素晴らしいのかといえば、自力自療って言葉が ありまして、自分一人でも、できるんですよね。 勿論、私みたいな、誰かに手伝って頂いてもできます。 重要なポイントとしては「からだ…

体操ではなく操体だもの③

更に続きとしてはこんな感じでしょうか。 「今、お伝えした、あなた自身の生活環境の場で、いったい どうやって「からだ」そのものを使っているのかですよね。 安心してください、私を含めてパーフェクトなんて取れません。 誰だって、この社会の場で生きて…

体操ではなく操体だもの②

前回の続きとしては、こんな感じでしょう。 「生活の場には、あなたしか関与できないことがあるんですね。 『息』は、”からだ”に通す、呼吸に関わること。 『食』は、”からだ”に通す、飲食物に関わること。 『動』は、”からだ”に通す、使い方・動かし方に関…

体操ではなく、操体だもの①

おはようございます。 今日からブログ担当する茅ヶ崎在住、岡村イクオです。 一週間テーマは「あなたに操体を説明したら」になります、 どうぞ、よろしくお願いします。 さて、一般的にいう、「操体」ってなんですか? これは来院者にもよく質問されるので、…

あなとほと私の生に操体は関わる⑦

まず大全堤として、自然法則は「絶対性」が成立している。(⇔相対性) よって、自然法則の応用貢献とは、理に適い、使いやすくなるように 発展し続け、操体の学問も体系化され、より深化してきたのだ。 (横紋筋系運動系骨格系から皮膚を含む体壁内臓系へ) …

あなとほと私の生に操体は関わる⑥

初体験は、自分の中にあって一番遠くにある大切な記憶になっている。 初めて東京操体フォーラム理事長に、第三分析「渦状波®」を受けて、 『これ、ナンにもわからないなぁ』と思っている自分は、唐突に寝て いる床が抜けてしまい、からだ丸ごと、半分無くな…

あなとほと私の性に操体は関わる⑤

本気に結婚を考えた初めての女性と、唇を重ねただけの瞬間。 からだの中を電流火花がはしり、一体感のスイッチを浴びたあの瞬間。 そこからは、到達するたび本当に『きもちがいい』のかと尋ねている。 本当に自分が『きもちがいい』とき、相手も気持ちがいい…

あなとほと私の性に操体は関わる④

20年前の自分、それを見つめる自分に説明するとしたら。 (原始感覚と快の方向性) 60兆の細胞集合体、からだには生まれながらにして「快か不快か」の、 生体感覚情報をキャッチする働きがある。これを原始感覚という。 からだの本質は生命現象であり、常に…

あなとほと私の精に操体は関わる③

<結婚も、開業も、学問も> 卒業と同時に開業し、一年は治療家としても、経営者としても大変だった。 更に朝から晩まで、ひたすら患者を診ている。 休日は私自身、治療をしてもらわなくては健康を維持できなくなってきた。 報いもあれば救いもある。ヒトは…

あなとほと私の精に操体は関わる②

繋がっているから今がある。 打算ではない閃きに支えられて価値を見出していく。 それでは回顧録の続きとまいります。 <おら、東京さ、いぐだ> 鍼灸按摩マッサージ指圧師の学校を卒業して、日本柔道整復専門学校 の柔道整復科のへ進んだ私は、そこで「操体…

あなとほと私の精に操体は関わる①

皆様、おはようございます。 「私の操体歴」をテーマに一週間、ブログを担当する茅ヶ崎在住の岡村郁生です。 少しばかり道草しながら書き綴りますから、よろしくお願いいたします。 今回は操体の今に至る”結び=現在”ともいえるエピソード。 少々長い自己紹介…

みなおせること⑦

曰く、第3の脳、外部の臓器=外臓、ともいわれる皮膚。 この皮膚こそは、知るほどに実に重要で、魅力的なのだとわかる。 例えばその一つ、骨や内臓、結合組織との繋がりである。 経絡上にあるとされている経穴、つまり「ツボ」というものは、常時 あるもの…

みなおせること⑥

操体法は、治療者の立場に立たず、治すのは受ける側の本人であり、 その能力を発揮しているのは、”からだ”にあり、そのものである。 言い換えれば、症状そのものこそ、治してくれる立場なのである。 しかし、本人にとって不都合なこの症状は、現代医学でも標…

みなおせること⑤

(続き) 皮膚を改めて見直してみることで、ハッキリと臨床は変わる。 あらゆるデータを学んで、頭にたたき込んで覚えていったとしても、 一人の人間が生まれてから死ぬまでに学び取るコトを、自分だけの 手柄にしようと目論んでいても、たかだか知れている…

みなおせること④

(続き) 皆様に,皮膚って本当に素敵だなぁ、という実感をもって頂けたら、 という想いも含めて、もう少し改めて見直してみよう。 前回迄のブログで確認して頂けたように、「触れられる」および、 「触れる」という、感じるメカニズムについて、皮膚情報を含…

みなおせること③

(昨日の続き) では、連合入力を必要としない”新たに発見された知覚とはいったい? それは、「新しい知覚モデル」として紹介されている事実なのです。 リアルタイムで皮膚感覚の情報を、”外因性ボトムアップ入力”により、 第二次運動野(大脳の運動に司る部…

みなおせること②

(昨日の続きです) 皮膚を改めて見直してみる新たな知見として、ワタシ自身とても興味 深く感じたのは、理科学研究所の行動神経生理学研究チームが発表し ていた、「従来と異なる皮膚知覚の新回路を発見」ですね。 これは、難しいところまをできるだけ簡単に…

みなおせること①

今週は駿河区出身で茅ヶ崎市在住の岡村郁生が担当になります。 どうぞ、よろしくお願い致します。 テーマは「改めて見直してみる」なんですよね。 このテーマでまず考えたこと、からだの最も表面にある皮膚。 それも、皮膚にききわける操体の第三分析法です…

快の根源⑦

子どもは間違えない、大人は間違えることがある。 子どもの頃に自然を味方にできたことは、生きていくうえで大きな力。 大人問題 (講談社文庫) 作者: 五味太郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/05/08 メディア: 文庫 クリック: 31回 この商品を含むブ…

快の根源⑥

昨年の夏の終わりには、湘南地方にほとんど雨の降らない台風が来た。 とてつもない南風は、湘南地方の海から潮を巻き上げ、広範囲に塩を 大量に含んだ風を北へ北へと飛ばした。 その後、南の窓には塩がべっとりとついて、我が家の自転車は錆びた。 秋になり…

快の根源⑤

多様性に富んだ自然の中に、生命の息吹を感じる。 多元性を感じていた少年の記憶、「遠の記憶」を辿っていく。 もう今から30年以上も前に、祖母と山菜取りに行った事を思い出す。 人通りのない道を外れて山の中腹に入る、決まった場所に生える山菜。 自然…

快の根源④

私たち人間が、この世界に存在する理由って何だろう。 何億年もかけて生じている生命の記憶。 これを生まれてくる赤ん坊は、余すことなく受け継いでいる。 そして、原始感覚で生きている猫も同じようにうごいている。 「生命記憶」という名のそれは、遠の記…

快の根源③

二日目の今日も引き続いて「憶の快」を感じつつ書いてみますネ。 忙しい時にも腹が減る・・・。 『グリュリュ~グッグゥ~グルルルル』 特に女性の皆様にとって、由々しき音源の出どころに悩まされた、 そんな記憶もあるかと思います。 ヒトのからだ―生物史…

快の根源②

2日目のお付き合い、どうぞよろしくお願い致します。 今週のテーマは「憶の快」ですね。 この意味とは、編集工学研究所松岡正剛先生も親交があったという、 故三木茂夫先生の著書にある言葉「遠の記憶」を引用に始まります。 解剖学者であり、形態学者でも…

快の根源①

今週は静岡駿河区出身、茅ヶ崎市在住の岡村がブログ担当となります。 どうぞよろしくお願いいたします。 テーマは「憶の快」となりますが、そもそも「憶の快」という言葉自体、 全く一般的な捉え方ではありませんよね。 ですから、この漢字の意味を捉えやす…

元素転換と鶏の殻⑦

鶏が卵を産む。 生んだその卵の殻にはカルシウムが11グラム存在しているとする。 しかし、その鶏の啄んだエサにはカルシウムが1グラム程度しか配合 されていないこのパラドックスを、現代の栄養学、生理学だけでは説 明できないのである。 しかし安保徹博士…

母なる海水の奇跡?⑥

1897年、フランスの生物学者ルネ・カントン氏は、現代でも考え られないほどの奇妙で常識を外れた実験をしている。 その大胆な実験とは、氏の飼っていた愛犬の血液(注:約0.9%塩分) と、海水(注:約3%塩分)の10分の一である約0.29%に海水を薄めた ものを…