東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

岡村郁生(おかむらいくお)

あなとほと私の生に操体は関わる⑦

まず大全堤として、自然法則は「絶対性」が成立している。(⇔相対性) よって、自然法則の応用貢献とは、理に適い、使いやすくなるように 発展し続け、操体の学問も体系化され、より深化してきたのだ。 (横紋筋系運動系骨格系から皮膚を含む体壁内臓系へ) …

あなとほと私の生に操体は関わる⑥

初体験は、自分の中にあって一番遠くにある大切な記憶になっている。 初めて東京操体フォーラム理事長に、第三分析「渦状波®」を受けて、 『これ、ナンにもわからないなぁ』と思っている自分は、唐突に寝て いる床が抜けてしまい、からだ丸ごと、半分無くな…

あなとほと私の性に操体は関わる⑤

本気に結婚を考えた初めての女性と、唇を重ねただけの瞬間。 からだの中を電流火花がはしり、一体感のスイッチを浴びたあの瞬間。 そこからは、到達するたび本当に『きもちがいい』のかと尋ねている。 本当に自分が『きもちがいい』とき、相手も気持ちがいい…

あなとほと私の性に操体は関わる④

20年前の自分、それを見つめる自分に説明するとしたら。 (原始感覚と快の方向性) 60兆の細胞集合体、からだには生まれながらにして「快か不快か」の、 生体感覚情報をキャッチする働きがある。これを原始感覚という。 からだの本質は生命現象であり、常に…

あなとほと私の精に操体は関わる③

<結婚も、開業も、学問も> 卒業と同時に開業し、一年は治療家としても、経営者としても大変だった。 更に朝から晩まで、ひたすら患者を診ている。 休日は私自身、治療をしてもらわなくては健康を維持できなくなってきた。 報いもあれば救いもある。ヒトは…

あなとほと私の精に操体は関わる②

繋がっているから今がある。 打算ではない閃きに支えられて価値を見出していく。 それでは回顧録の続きとまいります。 <おら、東京さ、いぐだ> 鍼灸按摩マッサージ指圧師の学校を卒業して、日本柔道整復専門学校 の柔道整復科のへ進んだ私は、そこで「操体…

あなとほと私の精に操体は関わる①

皆様、おはようございます。 「私の操体歴」をテーマに一週間、ブログを担当する茅ヶ崎在住の岡村郁生です。 少しばかり道草しながら書き綴りますから、よろしくお願いいたします。 今回は操体の今に至る”結び=現在”ともいえるエピソード。 少々長い自己紹介…

みなおせること⑦

曰く、第3の脳、外部の臓器=外臓、ともいわれる皮膚。 この皮膚こそは、知るほどに実に重要で、魅力的なのだとわかる。 例えばその一つ、骨や内臓、結合組織との繋がりである。 経絡上にあるとされている経穴、つまり「ツボ」というものは、常時 あるもの…

みなおせること⑥

操体法は、治療者の立場に立たず、治すのは受ける側の本人であり、 その能力を発揮しているのは、”からだ”にあり、そのものである。 言い換えれば、症状そのものこそ、治してくれる立場なのである。 しかし、本人にとって不都合なこの症状は、現代医学でも標…

みなおせること⑤

(続き) 皮膚を改めて見直してみることで、ハッキリと臨床は変わる。 あらゆるデータを学んで、頭にたたき込んで覚えていったとしても、 一人の人間が生まれてから死ぬまでに学び取るコトを、自分だけの 手柄にしようと目論んでいても、たかだか知れている…

みなおせること④

(続き) 皆様に,皮膚って本当に素敵だなぁ、という実感をもって頂けたら、 という想いも含めて、もう少し改めて見直してみよう。 前回迄のブログで確認して頂けたように、「触れられる」および、 「触れる」という、感じるメカニズムについて、皮膚情報を含…

みなおせること③

(昨日の続き) では、連合入力を必要としない”新たに発見された知覚とはいったい? それは、「新しい知覚モデル」として紹介されている事実なのです。 リアルタイムで皮膚感覚の情報を、”外因性ボトムアップ入力”により、 第二次運動野(大脳の運動に司る部…

みなおせること②

(昨日の続きです) 皮膚を改めて見直してみる新たな知見として、ワタシ自身とても興味 深く感じたのは、理科学研究所の行動神経生理学研究チームが発表し ていた、「従来と異なる皮膚知覚の新回路を発見」ですね。 これは、難しいところまをできるだけ簡単に…

みなおせること①

今週は駿河区出身で茅ヶ崎市在住の岡村郁生が担当になります。 どうぞ、よろしくお願い致します。 テーマは「改めて見直してみる」なんですよね。 このテーマでまず考えたこと、からだの最も表面にある皮膚。 それも、皮膚にききわける操体の第三分析法です…

快の根源⑦

子どもは間違えない、大人は間違えることがある。 子どもの頃に自然を味方にできたことは、生きていくうえで大きな力。 大人問題 (講談社文庫) 作者: 五味太郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/05/08 メディア: 文庫 クリック: 31回 この商品を含むブ…

快の根源⑥

昨年の夏の終わりには、湘南地方にほとんど雨の降らない台風が来た。 とてつもない南風は、湘南地方の海から潮を巻き上げ、広範囲に塩を 大量に含んだ風を北へ北へと飛ばした。 その後、南の窓には塩がべっとりとついて、我が家の自転車は錆びた。 秋になり…

快の根源⑤

多様性に富んだ自然の中に、生命の息吹を感じる。 多元性を感じていた少年の記憶、「遠の記憶」を辿っていく。 もう今から30年以上も前に、祖母と山菜取りに行った事を思い出す。 人通りのない道を外れて山の中腹に入る、決まった場所に生える山菜。 自然…

快の根源④

私たち人間が、この世界に存在する理由って何だろう。 何億年もかけて生じている生命の記憶。 これを生まれてくる赤ん坊は、余すことなく受け継いでいる。 そして、原始感覚で生きている猫も同じようにうごいている。 「生命記憶」という名のそれは、遠の記…

快の根源③

二日目の今日も引き続いて「憶の快」を感じつつ書いてみますネ。 忙しい時にも腹が減る・・・。 『グリュリュ~グッグゥ~グルルルル』 特に女性の皆様にとって、由々しき音源の出どころに悩まされた、 そんな記憶もあるかと思います。 ヒトのからだ―生物史…

快の根源②

2日目のお付き合い、どうぞよろしくお願い致します。 今週のテーマは「憶の快」ですね。 この意味とは、編集工学研究所松岡正剛先生も親交があったという、 故三木茂夫先生の著書にある言葉「遠の記憶」を引用に始まります。 解剖学者であり、形態学者でも…

快の根源①

今週は静岡駿河区出身、茅ヶ崎市在住の岡村がブログ担当となります。 どうぞよろしくお願いいたします。 テーマは「憶の快」となりますが、そもそも「憶の快」という言葉自体、 全く一般的な捉え方ではありませんよね。 ですから、この漢字の意味を捉えやす…

元素転換と鶏の殻⑦

鶏が卵を産む。 生んだその卵の殻にはカルシウムが11グラム存在しているとする。 しかし、その鶏の啄んだエサにはカルシウムが1グラム程度しか配合 されていないこのパラドックスを、現代の栄養学、生理学だけでは説 明できないのである。 しかし安保徹博士…

母なる海水の奇跡?⑥

1897年、フランスの生物学者ルネ・カントン氏は、現代でも考え られないほどの奇妙で常識を外れた実験をしている。 その大胆な実験とは、氏の飼っていた愛犬の血液(注:約0.9%塩分) と、海水(注:約3%塩分)の10分の一である約0.29%に海水を薄めた ものを…

Dr.プラークという扱い⑤

千島学説には橋本敬三師のような支持者もいる。 後継者、支援者でもある森下博士が現在もその考察を続けており、血 液中に蠢くように認められるものを先輩指導者に尋ねるたび、「それ はゴミ(プラーク)だ」と、失笑され続けていたと森下博士は語る。 ガスト…

生気学と機械学(メカニクス)④

三木成夫博士は、九州帝国大学工学部で飛行機の設計を学び、それを 「形態学」の模式図に表し、動物のからだは機械学(=メカニクス) と、”推進力”からなる「生体力学エネルギー」で生かされてきた。 この推進力を得るため、連綿と繋がっている生命の意志は、…

細胞可逆・新生説③

千島学説とは、千島喜久夫博士の論じていた三つの学説である。 詳しいことはうウェブ検索して頂くとして、ips細胞を簡単に言ってしまえ ば、概に皮膚などに分化した自分自身の体細胞を遺伝子レベルでリセット して、万能細胞に戻し再生医療に用いていくこと…

生気論と機械論②

ルドルフ・ウイルヒョウ氏(1821~1902)は、当時ドイツ生 物学や医学、さらに政界でも絶大な権力を発揮して、ベル リン大学学長となり、「全ての細胞は細胞のみから生まれ る」と、科学的な立場を強く提唱していました。 当時の学会において、ヒポクラテスや…

常識と過去の権威①

茅ヶ崎在住、静岡市駿河区出身の岡村郁生です。 テーマ「常識を疑う目」にて一週間お付き合い頂きますので、どうぞ 宜しくお願いいたします。 さて、今回のテーマで注目してみたいのは、橋本敬三師が著書でも触 れている、現代医学の捉え方の基礎を築いたル…

可能性⑦~生命なんだもの、守るより見守ろう~

「からだ」との信頼関係。 生命活動を自分だけのモノとせず、縦と繋げ横を結ぶ。 『長生きしたい』ということも、生命活動ならば大事なのは、 「からだ」との信頼関係となっている。 今日の可能性を明日に繋げていく第一歩は、今のあなた。 信頼関係は一朝一…

可能性⑥~環境を育む種を植え肥料を与えよ~

木を植えること。 環境によって育つ場合と枯れてしまう場合がある。 動物が住んでいれば、動物のエサになってしまうこともあり、 土壌が肥沃であるかどうか、降雨量が多すぎ少なすぎないか、 空気の密度に関わる高度の問題、塩害は受けることがないか。 よく…