岡村郁生(おかむらいくお)
『快とともに生きるという選択』 7日間を通して見てきたように、 「からだ」は「憶の快」を手掛かりに自然と調和し、 意識はしなやかに良心へと導かれて変化し、 人生の選択はより自然で安楽なものになっていきます。 「からだ」は、いつも答えを知っていま…
病気とは「からだ」の快・不快のバランスが崩れた状態と言えます。 痛み、疲労、炎症、停滞――。 これらは敵ではなく、「からだ」が重心の“偏り”を知らせるサインです。 しかし、多くの人はこのサインに過度に意識を向け、 不安を強め、「からだ」を緊張させ…
操体法の核心にあるもの。 それは「原始感覚」です。 原始感覚とは、 思考ではなく「からだ」が、安全を感じていく感覚。 姿勢・呼吸・動き・環境・対人関係、その環境を生成した場。 これらを総合して「快か、不快か」を判断する感覚のことです。 多くの方…
私たちの「からだ」は、 地球という巨大な生命装置の中で生かされています。 重力、潮汐、昼夜リズム、季節の流れ。 これらの宇宙的周期は、私たちの「からだ」にも深く影響しています。 例えば、背骨は単に骨の連なりではなく、 重力線の中心を通る“情報軸”…
操体法の臨床で最も重要なのは、 治療者が「治そうとしない」姿勢です。 強い「刺激」、過度な「矯正」、 一方向的な技法は身体を防御反応に追い込み、 本来の調整力を働きにくくしてしまいます。 「新重心理論」による「操体法」は、 「接触」そのものが目…
「からだ」の内部では常に、 ・快を求める動き ・不快を避ける動き ・本来の均衡へ戻ろうとする動き ――の三つが働いています。 あくび(吸気)は、この調整が無意識のレベルで行われている証拠です。 生命現象を大きく見れば、私たちは「振動」と「流れ」で…
私達の「からだ」は、重力、呼吸、揺らぎ、皮膚感覚、 そして原始的な本能によって統合されています。 しかし現代社会では、思考中心の生活が続き、 本来の身体感覚が埋もれてしまいがちです。 操体法は「感覚」を軸に、「からだ」自ら調和する仕組みに還っ…
第7日:自然と調和した生き方 この一週間で、からだの不調の原因と仕組み、 回復への道筋を追ってきました。 「からだ」は機械ではなく、自然の中を流れる 一筋の川のようなものです。 自然現象とは、 光の波動、熱の圧、引力(=重力)その繋がり すべてに…
第6日:回復への自然治癒力 今日は、歪みや滞りを自然に回復へと導く 方法についてお話しします。 多くの人は「悪いところを力で矯正する」 ことを頭で考えがちです。 しかし、からだは自然の一部。 無理やり押さえつけると反発が生まれ、 根本的な解決には…
第5日:痛みと自律神経の乱れ 昨日は骨格のズレそのものが、循環を妨げる話 をしました。 今日は、その滞りが「痛みと自律神経の乱れ」をどう引き起こすか、を見ていきます。 痛みは、必ずしもその場所の異常だけが原因で はありません。 体液の巡りが滞ると…
第4日:骨格の歪みと循環障害 今日は、骨格の歪みがどうして体液の巡りを妨げるのか、細かく見ていきます。 骨格が整っていれば、筋肉や血管、神経は、 皮膚のテンションを調和し、絶妙に保ちつつ、ゆとりの「間」を維持して機能しています。 しかし、ほんの…
第3日:運動器系と三つの体液循環 今日は、からだの基礎構造の中で代謝に関わる 「運動器系」と、「体液の巡り」について 考えて参ります。 運動器系は移動に必要な骨だけでなく、筋肉や皮下組織、そして皮膚まで含んでいるのです。 筋肉には、神経や血管が…
第2日:基礎構造の歪みとは 昨日は「病名ではなく、本人の実感が何よりも先」という話をしました。 では、 その実感はどこから生まれるのでしょうか。 答えは、からだの基礎構造にあります。 本来、人のからだは、しっかりとした足底からの構造上にあって成…
今週1週間ブログを担当します岡村です、よろしくお願いいたします。 テーマは、引き続きフリーです。 第1日:鍼灸接骨院二十七年目でも戸惑う話 患者さんの「具合が悪い」部位の訴えに、 こちらも戸惑うことがあります。 「普段の動きのなかで、不自然なこと…
(続き) バランス制御。 生体の調和システムを読み解く。 操体の哲学思想の根本。 すなわち橋本敬三医師の「バランス制御」。 生体が生まれながらに備える、 調和システムの理(ことわり)。 生命活動エネルギーの自然な流れ。 「からだ」と「環境」は、宇…
(続き) 「黙祷をお願いいたします」 黙祷。 人は日常があり、時に追われ、様々な事を考えて生きています。 作法を通して人間に、こころは宿る。 形式がある時、こころを感じる。 作法も形式も、美しさが宿る。 「心」という「器」の中に、注ぎ込めばいい。…
(続き) 基準は、「希望」の側に立っていること。 「スイッチを入れる方法は確かにあり、 その一歩は人生の変容を始める」 実践してみよう。 目線で空を見上げよう。 ゆっくりと雲を眺め、星を眺め、 宇宙空間と自分をつなぐ「感覚」で、 重心の意識を吸い…
(続き) 「重力」とは物理学的に「空間の歪み」です。 この巨大エネルギー貯蔵庫の全貌が解明される のは、もう少し、先の未来かもしれません。 「不文律的な判断基準」とは、いったい。 ですから、今からその想いを受けとりたいのです。 重力の「心」とい…
(続き) 心・からだ・宇宙の不可分性。 重力の真実 ~マクロとミクロの一体感~ 古来、東洋では人間を、 大宇宙(マクロコスモス)から分離できない 小宇宙(ミクロコスモス)と捉えてきました。 私たちの「心」と「からだ」と「宇宙」は、 不可分で、その…
(続き) 老いや死は重く感じるテーマではあります。 しかし誰もが平等に老い、必ず死は訪れます。 では、加齢しても自由に選択できる、その役割とは、いったい何なのでしょう。 それは、未来を生きる希望を伝授すること、 指導できることではないでしょうか…
今週のブログ担当は、実行委員の岡村郁生です。 テーマは、「操体を通し、宇宙との繋がりを 見つめ直す視点」として、綴って参りますので、 一週間どうぞよろしくお願いいたします。 「AI科学技術の飛躍と私たちの分離感」 「操体法」創始者である、橋本敬三…
「間に合う」状態へ還す臨床
本当に間に合っているとき、 からだは「気持ちよさ」で繋がっている。 からだの要求には、くしゃみや咳、鳥肌、吐くといった反射がありますが、それらとは異なり、「あくび」は“気持ちよさ”を伴う、無意識の反応です。 あくびは、脳の温度を下げ、眠気を抑え…
進化の記憶は、背骨に宿っている。 からだの設計にミスはない、かつてから間に合っていた。
間に合うために「操らない」こと 間に合うためには、何もしない“勇気”がいる。 では、それを元に戻すにはどうすればよいのでしょうか? まず必要なのは、「何かを操ってしまう」という無意識の姿勢に気づくこと。 捉え方そのものを問い直すことです。 操作と…
生命の本能は、もっと先へ行こうとしている。自然は、止まらない。 天然自然の法則に則るということは、からだが覚醒し、生命の要求を受け取れる状態になるということです。 その覚醒が進めば、自然と「100%を目指したくなる」という欲求が芽生えてきます。 …
操作するほど遠ざかる。 執着を手放すと、からだの声が聴こえてくる。 「何かに執着する」ということは、それに縛られることでもあります。 それは「操ろうとする意識」と表裏一体です。 操ることをやめたとき、初めて私たちは「間に合う」ことに近づくのか…
今週のブログを担当する岡村です。 引き続きテーマはフリーとなります。 一週間よろしくお願い致します。 「100点じゃなくてもいい」は本当か? ——“間に合う”の意味を問い直す。 「間に合っている」という言葉について、考察してみたいと思います。 橋本敬三…
関節の回旋時における、皮膚の運動性はどうなっているのか。 例えば、前腕部の橈骨と尺骨において上橈尺関節があります。 もし、どこかわからなかったら調べてみてくださいね。 そこは、「車軸関節」と言われるほどですから、回旋します。 その場合、関節を…
操体法の書籍を見てみると、「身体運動の法則」があります。 詳しくは調べていただくとして、それを関節面の空間で捉えます。 関節は様々な形態であっても、「関節腔」の腔間は腔間ですから、 そこに、無理がなく循環を止めることのないようにするのです。 …