(続き)
橋本敬三先生がいらっしゃった温古堂。
実際にご縁があった皆様や、患者様も少しずつ年齢を経た今は、
当然、時の流れを受けて、重ねて、高齢化してきている。
循環していれば変化して当然。
その都度の変化を受け、更に熟成して、透きとおっているだろうか。
ワタシ自身の「操体・操体法」の捉え方は、橋本先生の哲学思想に基づく、
操体フォーラム三浦寛理事長の継承され、磨きあげたからこその「操体」。
「息・食・動・想・環」も、橋本敬三先生が手っ取り早いということで、
書籍中に何回か語られていたのが、「動」になっている。。
「動」の具現性。「動」のわかりやすさ。
これは「操体法」の、最も大きな特徴と言えると思います。
「百聞は一見にしかず」
ヒトが、見ていてわかる。
やはり、客観性において飛び抜けているからでしょう。
臨床における効果は、客観性が見てわかる範囲内で判断すること。
※「苦しい方、痛い方に動くのではなく、ラクな方、気持ちのいい方へ動けばいい」
(「からだの設計にミスはない」P17より抜粋)
操法で「気持ちのよさ」を受容し、可動域が上がり、全体的な不自然さが消え、
滑らかに変化したり、最小刺激量で、わかりやすいのも特徴です。
ただ、意識の捉えどころによって、言葉を理解し、
それを「大脳新皮質」で解釈していることによって、変なこだわりも生じる。
ワタシ自身、この※上記の言葉によって誤解も生じていると考えています。
(続く)