東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

生き方の自然法則って?④

(続き)

 

橋本敬三先生がいらっしゃった温古堂。

 

実際にご縁があった皆様や、患者様も少しずつ年齢を経た今は、

当然、時の流れを受けて、重ねて、高齢化してきている。

 

循環していれば変化して当然。

その都度の変化を受け、更に熟成して、透きとおっているだろうか。

 

 

ワタシ自身の「操体・操体法」の捉え方は、橋本先生の哲学思想に基づく、

操体フォーラム三浦寛理事長の継承され、磨きあげたからこその「操体」。

 

「息・食・動・想・環」も、橋本敬三先生が手っ取り早いということで、

書籍中に何回か語られていたのが、「動」になっている。。

 

「動」の具現性。「動」のわかりやすさ。

これは「操体法」の、最も大きな特徴と言えると思います。

 

「百聞は一見にしかず」

 

ヒトが、見ていてわかる。

やはり、客観性において飛び抜けているからでしょう。

 

臨床における効果は、客観性が見てわかる範囲内で判断すること。

 

「苦しい方、痛い方に動くのではなく、ラクな方、気持ちのいい方へ動けばいい」

                (「からだの設計にミスはない」P17より抜粋)

 

操法で「気持ちのよさ」を受容し、可動域が上がり、全体的な不自然さが消え、

滑らかに変化したり、最小刺激量で、わかりやすいのも特徴です。

 

ただ、意識の捉えどころによって、言葉を理解し、

それを「大脳新皮質」で解釈していることによって、変なこだわりも生じる。

 

ワタシ自身、この上記の言葉によって誤解も生じていると考えています。

 

                            (続く)