東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

アート~ギブアンドギブ⑦

いただいたことを、次につないでいく。 「からだ」をとおしていただいていることは、 ギブの連鎖になっているんだなあ、と感じています。 伝えようとして伝わっていくこともあるし、 伝えようとしなくても伝わっていくこともある。 受け取る側の感性で、どん…

アート~ギブアンドギブ⑥

自然の中に美しいと感じられることがあります。 空を見上げることも、日光を浴びることも、風に吹かれることも、そうです。 お腹が膨れるわけではないけれど、美しいと感じられることもわたくしのたべものです。 「そのように感じられる」感性の基層に、から…

アート~ギブアンドギブ⑤

自分の思惑どころか、快や不快が生まれる前の ただそのように感じられていることを愉しみたい。 たまに、ひとりで海や森に行くことがあります。 少し寂しくなった砂浜で、靴下と靴を脱ぎ、裸足で大地と直に接触してみる。 何だか、動物的な自分が現れてくる…

アート~ギブアンドギブ④

毎朝、コーヒー屋に行き、コーヒーを淹れていただく。 「好みの味があったら言ってくださいね」と声をかけていただくけれど、 いつも豆の種類はお任せにしている。 酸味が効いていたり、苦みが効いていたり、 日によって変わる風味はどれも美味しく感じられ…

アート~ギブアンドギブ③

文学や詩から影響を受ける、ということはありますがもっと身近に、一緒に学んでいる同志からの影響は特に強く受けます。ここ最近はわたくしの中でその傾向が増してきているように感じます。2021年秋季東京操体フォーラムまで2ヶ月を切りました。この時期にな…

アート~ギブアンドギブ②

ことば、というものにどうしようもなく惹かれるときがあります。ことばのひびきやそこから湧出するイメージ、誰が発したのか、どんな想いがのっているのか。惹かれる理由は色々あるのでしょうけれども、その中には、あたまの理解が追いつかないことばという…

アート~ギブアンドギブ①

香さんブログ投稿ありがとうございました。今日から担当の瀧澤です。テーマは引き続き「アートについて」です。一週間よろしくお願いいたします。わたくしはそこから何かをいただいている。何かをいただいたことで、スイッチが入る。スイッチが入ることで、…

ひだりで次第に光りだす⑦

力が伝わっていくこと。そこにはたらく力が邪魔されることなく伝わっていくこと。無駄なエネルギーを使わずに、その環境に見合った力が伝わって表現されること。そして、その影響を享受しているわたくしがいるということ。操体の学問をとおして頂いている「…

ひだりで次第に光りだす⑥

鉢に植わった二年目のプチトマトはまだ青い実をつけながら、日毎に生長しています。植物の上にうえに伸びていこうとする生命力は、仮に言葉を発することができるのならば、どんなふうに語りかけてくれるのでしょうか。わたくし自身の中にも縦を感じる感覚が…

ひだりで次第に光りだす⑤

どちらの足から踏み出そうか。そんなことを考えずとも、日々繰り返される動き。たったそれだけの動きの中に、雄弁に語りかけてくれるからだのひびきがあります。それは、からだが何かに導かれることで自然とうごきが生じるという感覚にもつながってくる。自…

ひだりで次第に光りだす④

できる限り左右差をなくすことでパフォーマンスを上げる「運動」成果を得る前に感じられていた素直な感覚とそこから生まれる感情。違和感を違和感として素直に受け取り、不自然なことは不自然と納得できずにいた頃のはなし。小学校低学年の頃に父親が買って…

ひだりで次第に光りだす③

言葉以前の感覚を受け取り、誰かに伝えるために言葉にしていくとき、言語化するために左脳は回転し出す。言語を習得する以前の幼児は、まず初めに右脳が活発に働き、言語の習得と共に左脳も働き出す。胎児の頃の記憶は右脳に納められている。そのような可能…

ひだりで次第に光りだす②

操体の学問の中で「ひだり」というものを感覚していると、次第に「からだ」というものの範囲はどこからどこまでをいうのだろうかと考えずにはいられません。あえてひらがなで「からだ」と表記する意味、あえて「ひだり」とひらがなで表記する意味がここにあ…

ひだりで次第に光りだす①

香さん一週間ありがとうございます。今日から担当の瀧澤です。一週間よろしくお願いします。テーマは引き続き「ひだり」です。操体という学問をとおして頂いている「ひだり」とは感覚そのものです。それはからだがききわけさせてくれる感覚そのものです。繊…

あなたにとってもからだにとっても⑦

からだが悦ぶということはどういうことだろうか。からだが悦ぶ感覚というのはどういう感覚なのだろうか。先日臨床中に相手のからだに対して一切アプローチをしていない時間がありました。時間すらも止まっているような感覚でした。ただただ呼吸をとおしてい…

あなたにとってもからだにとっても⑥

したほうがいいこと。しないほうがいいこと。してもいいし、しなくてもいいこと。健康維持に対して、きっと人それぞれ答えは違ってくる。そう思うと、そんなに健康に気を遣っていなくても元気に過ごしている人もいるし、健康に気を遣っているのに体調を崩し…

あなたにとってもからだにとっても⑤

日々の生活の中で実践できるということは、それを実践したときにどう感じられるかということだと思います。毎朝起きたら立位の作法を行います。その日のからだをとおして、からだを立たせてくれているもの、ことを感覚としてからだがききわけさせてくれるか…

あなたにとってもからだにとっても④

操体は橋本先生の哲学で操体法は実際に臨床の場で行われていること。臨床の場で操体法をより効果のあるものにするためには、テクニックとしての操体法ではなく、どのようにからだと向き合うかということも含め、橋本先生の生命観や人間観、健康観の理解が不…

あなたにとってもからだにとっても③

操体と操体法。バックボーンにある橋本先生の哲学と臨床の場で行われていること。初めて操体法を知ったとき、手技療法の一つだと思いました。楽な方向、動かしやすい方向にからだを動かすとバランスがととのうちょっと変わった手技療法。この頃の操体法を実…

あなたにとってもからだにとっても②

ほんとうに必要なものはどれだけあるのでしょうか。ミニマリストという言葉を聞いて久しいですが、ミニマルに絞っていくとからだにいきつくのではないかと思います。そのからだも絞っていくと感覚にいきつき、その感覚も絞っていくと内部感覚にいきつき、そ…

あなたにとってもからだにとっても①

香さん一週間ありがとうございます。今日から担当の瀧澤です。一週間よろしくお願いします。テーマは引き続き「あなたに操体・操体法をお薦めする理由」です。初めに申しますと、からだが悦ぶからです。ただほんとうにそう感じていることがお薦めする理由に…

セルフケアだけど7

セルフケアとか、意識的にからだを使うとか、鍛錬的なことも含め、割と好きでやっていました。 それこそ、操体と出会う前から。 ただ、「からだ」を主体にするという考え方を実感するようになったのは、操体に出会ってからです。 「からだにききわける」とか…

セルフケアだけど6

何を食べようか迷っているときは大抵、からだがご飯を要求していないときだ、と感じます。 スーパーに行って物色するものの、結局買わずに出てくることも多いのです。 昔から外食しに行くときに、すぐにお店を決められないことがけっこうありました。 当時は…

セルフケアだけど5

最近は空いた時間にセルフで動画を撮っています。 昨年の秋のフォーラムやその準備段階に操体関連の動画をいろいろと共有して頂きました。 そのような動画を観ていて感じるのは、感覚は画面を超えて伝わってくるんだな、ということ。 きもちよさをからだにき…

セルフケアだけど4

操体臨床もセルフケアとして捉えています。相手のからだの変化だけでなく、自分のからだの変化もききわける。 呼吸の深さやお腹の音、意識の具合や快適感覚のききわけなど、 感じ味わいながらからだに委ねていくと、自分のからだにも臨床を行っているような…

セルフケアだけど3

朝は目覚ましをかけません。だいたい4時から5時の間に目を覚まします。身支度、掃除など、いつものルーティンが終わったら、その日の空気を感じに歩きにいきます。今は寒いですが、その寒さも込みで、朝の空気に触れに行く。一度派手にすっ転んでしまいまし…

セルフケアだけど2

最近坊主にしました。約10年振りです。この間いろいろな髪型にしてきましたが、変える度に気分が上がるので、これも僕にとってはセルフケアになっているのかもしれません。 坊主になって洗髪(洗頭?)しやすくなったので、朝は顔を洗うついでに頭も洗います…

セルフケアだけど1

香さん一週間の投稿ありがとうございました。 今日から「私のセルフケア」担当の瀧澤一寛です。よろしくお願い致します。 「セルフケア」って自分一人でできるけれども、「自分一人」でやっているわけじゃないんだよなあ、なんてことを最近感じています。 操…

私のズッコケ操体クロニクル~その7~

ご婦人に左手を内旋するように促し、介助、補助、言葉の誘導を用いて、全身の動きへとつなげていく。きもちよさも、味わってみたい要求も、からだにききわけていただけたようだ。こちらにもきもちよさを味わっている感じが伝わってくる。その間がしばらく続…

私のズッコケ操体クロニクル~その6~

これまで操体、操体法を一から学んだことがなかったので、このレッスンで三浦先生からお借りしていることがスタンダードになっていく。また、初回からずっとレッスンのサポートをしてくださっていた現実行委員長の寛幸氏には、大いに助けて頂いた。当時、職…