東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

臨床と生活にいかす「操体法」⑦

 

臨床の場ではいつも、その人の人生に関わらせていただいていると感じています。

 

からだのご縁をいただいて、操者と被験者、それぞれの人生が交差しているその交差点で、からだがききわけている「快」を共有していく。

 

実際にやってみてどんなふうに感じられるのか、続けてみてどんなふうに感じられるようになっていくのか。

 

「自分」が基準では感じられないことも、「からだ」が基準になると感じられるようになってくることがある。

 

それぞれの生活の場であっても、それは一緒です。

 

 

初日に、だれだって呼吸はするし、ごはんも食べるし、からだを動かしたり、言葉(ジェスチャーも含めて)を発したりして生きているでしょう? と書きました。

 

環境の捉え方をシンプルにして「からだ」を基準にしていけば、おのずと、これらの営みも「自分」の営みから「からだ」の営みになっていく。

 

操体法をとおしてそのようなことを伝えられるのも、臨床の場で交差しているのはお互いの人生だけではないからです。

 

 

操体臨床で交差しているもう一つの線、それは、「生命」の自覚につながる縦軸の線です。

 

生活の場に戻っても、この縦軸の線とつながっていけば、そこは「からだがききわけている」空間となって、「自分」の意識と「からだ」の意識は重なっていけるようになる。

 

「自分」と「からだ」の違いに気づくことからはじまり、「からだ」と「自分」のいい関係で続いていく健康維持増進が具現化していく。

 

 

こういったことを日々、からだからのメッセージとしていただいていると、方法としての操体法ではなく、法則を感じとっていく操体法、と捉えるほうがしっくりくると感じられてくるのです。

 

 

一週間お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

春のフォーラムでも、縦軸が交差する空間でお会いできますように。

 

 

バトンは寺本さんに引き継がれますのでよろしくお願い致します。

 

明日からもどうぞお愉しみに。

 

 

 

www.tokyo-sotai.com