東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

毎度のことながら

お寒うなって参りました。。 よりによって師走の一番忙しいときにブログの順番が回ってくると いう因果応報的要素満載の一週間ですが、地の果て出雲之地より 福田が担当致します、宜しくお願い致します。さて、ブログ初日は毎度のことながら出雲と言えば砂丘…

 操体はリベラルアーツだ!(その6)

さて、これは何かというと、温古堂の「料金表」です。 橋本先生が79歳ですから、1976年(昭和51年)頃です。健康保険は効きません。 自費診療です。 医者が自費診療で、というのは相当覚悟がいったのでは と思います。三浦先生によると警察官とか自衛隊とか …

 操体はリベラルアーツだ!(その5)

私が最初に三味線に接したのは、 父親が仕事のご縁で貰ってきた津軽三味線のあるお師匠の リサイタルに行った時でした。 その頃から洋楽(ハードロックとか)好きだったのですが、 津軽三味線ってすごい迫力なんですよ。あの激しいのを集団でやられると 結構…

 操体はリベラルアーツだ!(その4)

結構カメラが好きで、ずっとデジカメを使っていました。 SONYのフロッピーディスクで撮る時代のも持っていました。 一時は、ソニーのサイバーショットに凝っていましたっけ。そして、デジタル一眼レフですが、 欲しいと思いつつも「買ったら絶対はまる・・・…

操体はリベラルアーツだ!(その3)

横山大観という画家の名前はご存じだと思います。 横山大観と若い頃一緒に活動していた菱田春草という画家がいました。 彼は37歳という若さでこの世を去ります。ある美術展で、ポスターを見ました 「あ、目が合いましたね」、と書いてありました。 そうです…

 御礼 2014年秋季東京操体フォーラム

お陰様で、2014年秋季東京操体フォーラムを無事終えることができました。 皆様のご参加ご協力に心より御礼申し上げます。 福岡からゲスト講師としてお越しいただいた新部健太郎先生による 易と八卦掌は「8繋がり」で何やら深いものを感じました。操体と「8」…

操体はリベラルアーツだ(その2)

リベラルアーツとは、大学の教養学部のことを指したりします。 専門分野の研究もいいのですが、専門に偏り過ぎて、一般教養がおろそかになり、 もう少し一般教養を深めようという動きがありました。操体は、単なる「手技療法」ではありません。 創始者、橋本…

操体はリベラルアーツだ(その1)

こんにちは。 畠山裕海です。昨日からいよいよ秋季東京操体フォーラムがはじまりました。今、フォーラムの会場で、休み時間です。昨日は「操体はリベラルアーツだ!」というテーマで、 今日は「操体進化論」。 「操体はリベラルアーツだ!」ということで、 …

2014秋季フォーラム前の雑談 おまけ

いよいよ本日は2014秋季操体フォーラムの初日です。 メインテーマは「操体進化論」なんですが、フォーラムの組織自体も、いくつかのチーム(でいいのかしら?)に分かれることで、それぞれの力を活かしやすいような形に進化したようですね。 若い先生方…

2014秋季フォーラム前の雑談 その6

ある整体に女性の患者さんが施術をうけにきたんだそうです。その女性は今までの仕事を辞め、これから手技療法の仕事をしたいということで、勉強をかねて施術をうけたいということだったらしいです。 整体の先生はいつも通りのことをやったらしいのですが、そ…

2014秋季フォーラム前の雑談 その5

階段を下りるときに足がヘンな感じで膝も痛いという小学生。からだを診てから、「えいっ!」っと足で骨盤に一発くらわす。 「外に階段があるからちょっと下りてきてみ」とワタシ。「あっー痛くない〜!」と駆けながら何度も上り下りする小学生。よかったねぇ…

2014秋季フォーラム前の雑談 その4

「先生!腰が痛いんです!」。「先生!肩が辛いんです!」。「先生!○○病といわれたんです!」。「先生!膝が」、「先生!首が」、「背中が!」、「股関節が!」、「眠りが!」、「起きるときが!」、「歩くときが!」、「仕事中が!」、「先生!」、「せん…

2014秋季フォーラム前の雑談 その3

「えー!なにこれー!ちょー気持ちいいんだけどー」 はいはい、そうでしょう。気持ちいいでしょう。足趾の操法っていうんですよ、これ。もんだり、おとしたり、ゆらしたり。足(指)って、実はとっても気持ちいいんです。 「ちょっとこれマジ?手の先までな…

2014秋季フォーラム前の雑談 その2

「操体はリベラルアーツだ!」。2014秋季フォーラム初日のテーマです。 一瞬ワタシは「操体はマーシャルアーツだ!」と間違えてビックリしましたよ。 ワタシの友達に格闘技好きのマニアがいましてね。そいつの家に行くと格闘技関係の本やら雑誌やらいっ…

2014秋季フォーラム前の雑談 その1

今週は操体法東京研究会のヒヨコちゃんこと中谷の担当でございます。一週間よろしくお願いいたします。 今度の土日(11月22、23日)は、いよいよ2014秋季東京操体フォーラムが開催されます。あれ?春にもこんな出だしを書いた覚えがありますよ。今…

間似合紙より。

おはようございます。 今回のブログ担当も今日が最終日となりました。陽が暮れるのが早くなったせいか、ホントに一日が早く、一週間もあっという間と感じます。 この、あっという間に、自分は間に合っていただろうか。間に合うという言葉は、寛げるような、…

本人自身の利益。

おはようございます。 最近、歯医者さんに通っており、昨日は奥歯に詰め物をしたせいか、何かシックリきません。歯医者さんに通うのは10年ぶりくらいとなるので、歯の良い状態に戸惑っているのかもしれません。 痛みがないからと、歯があまり良くない状態…

落ち葉焚きより・・・なにも足さない、ありのまま。

おはようございます。昨日、焚き火を見ていて、ふと、道元の言葉も思い返されていました。 「たき木、はひとなる、さらにかへりてたき木となるべきにあらず。しかあるを、灰はのち、薪はさきと見取すべからず。しるべし、薪は薪の法位に住して、さきありのち…

落ち葉焚きより・・・慎む。

おはようございます。 冷え込んだ空気の中で、降り注ぐ晩秋の陽の光を浴び、その暖かさを感じていて、ふと陽の光以外でも暖をとれるのは人間だけなんだなぁ、と感じました。 そろそろストーブでも出さないと。ストーブのゆらぐ炎を見ていると、なんだか和み…

晩秋の光より・・・相補性。

おはようございます。 光は粒子性と波動性を併せ持つ。こう表現されるようになったのは、ニールス・ボーアが相補性という概念を提唱したことによるという。粒子性と波動性という、異なる二つの性質が互いに補いあって一つ。 この世で最も根源的なものとも思…

晩秋の光より・・・ヒビキ。

おはようございます。 朝起きて、朝陽を見る。これが春の東京操体フォーラムで学んでからの日課となっている。秋のこの季節、それほど眩しく感じない。 手をかざし、指の間からこぼれる光を目を細めて陽の光の線だけ見る。スペクトラムが山吹色優位で、ほん…

晩秋にて。

こんにちは。今週のブログは友松が担当致します。どうぞ宜しくお付き合いください。秋もすっかり深まり、もう晩秋ですね。ひんやりとして澄んだた空気に、斜陽、木々の紅葉。晩秋独特の自然のコントラストが刻々と変化していく。存在投影時間はあっという間…

「手入れ」を考える 7

「手入れ」について考えてみると 色々な発見があります。まったく関係ないと思うような分野の中にも、 「骨董」の世界にも 「落語」の世界にも 実はお手本になるような その世界ならではの『営み』がある。そして 「からだ」の世界にも この世界ならではの『…

「手入れ」を考える 6 〜メキシコ古代ピラミッド篇〜

先月末、NHKスペシャルにてメキシコにあるピラミッドに関する かなり最先端の発掘研究調査の内容を紹介する番組が放映されていました。 「謎の古代ピラミッド〜発掘・メキシコ地下トンネル」 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1026/index.html#hoso…

「手入れ」を考える 5

経験者はなんとなく 頷いていただけるかも知れませんが 「手入れ」を続けていると そのモノに「愛着」が芽生えてくることがあります。逆の発想で「愛着」があるから 「手入れ」をする ということもあるかも知れません。これは私の仮説ですが この「愛着」と…

「手入れ」を考える 4

操体はよく「自力自療」と称されることがあります。 しかしこの「自力自療」という言葉、 もう少し噛み砕いて、受け止めていく必要があるのではないでしょうか。ちょうど、このことのヒントになるような 「扇子職人」の本があったのでご紹介します。江戸のセ…

「手入れ」を考える 3

「からだ」の手入れを行なう「専門家」であり「プロ」は 他でもない「自分自身」。「ワタシにも、からだのメンテナンスができるんだ」生まれた時から、「からだ」という「器」をいただき あちらの世界に行くまで、その「器」を手入れし続ける。 なんだか何か…

「手入れ」を考える 2

例えば、トイレがつまってどうしようもない時 そんな時は、水回りのプロ「水道屋さん」を呼びます。また、急に電気コンセントが使えなくなってしまったら 電気のプロ「電気屋さん」を呼ぶ。『餅は餅屋』というように その道のプロを呼んで、なんとかしてもら…

「手入れ」を考える

おはようございます。 瀧澤さんからバトンを受け取り、今日から一週間寺本が唸ります。 どうぞ宜しくお願い致します。さて、早いもので、今年も11月を迎えました。 散歩をすれば目に入るのは来年の「年賀状」の準備を知らせる広告。 季節感を追い越して、…

〜からだにききわける〜

「よくわかりません」いいんです。初めのうちは。ですから、無理に探そうとしないでくださいね。 見つかるものでもないですから。気を使って、あいまいな言葉を発するよりも正直に教えてください。 「きもちよくなければいけない」というものではありません…