東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体はリベラルアーツだ(その2)

リベラルアーツとは、大学の教養学部のことを指したりします。
専門分野の研究もいいのですが、専門に偏り過ぎて、一般教養がおろそかになり、
もう少し一般教養を深めようという動きがありました。

操体は、単なる「手技療法」ではありません。
創始者、橋本敬三医師の、いわゆる「橋本哲学」、
宗教、カタカムナ、相似象、同時相関相補連動性(息食動想)を含めた
広大な思想体系を指します。

操体法、というのは、その中で、橋本敬三医師が臨床で行っていた
ことを指します。

大抵の方は「操体」ではなく「操体法」(やり方、治し方)を知りたがりますが
その前に、
なぜ治るのか?
というセオリーを理解しておかないと、十分ではありません。

また、アタマでばかり考えていても操体は面白くありません。
実際に体験することによってその面白さが何倍にも膨らみます。

そして、統合されたからだの動きは美しいことに気づきます。

11月だというのにまだ咲いている朝顔
何箇所かで見かけましたが、皆一様にこの青紫色でした。
この種類は晩秋に咲くのでしょうか。