東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしにとっての、からだにとっての1

おはようございます。 からだ瀧澤さん、7日間の投稿ありがとうございました。 アフターフォーラムの本日から、 テーマ「はじめての操体法」を引き継いで寺本が担当致します。 よろしくお願い致します。 操体を知る前のわたしは、自分にとって、どんな「情報…

はじめに「からだ」が在る、ということ⑦

学べば学ぶほど軽くなっていく。 ほんとうに必要なものはもう満ちて在ることに気づいていけるから。 自ずとそうなっていることに感謝できるから。 「からだ」が操体法をとおして感じさせてくれる。 「わたし」が操体法をとおして感じとっているだけでなく、 …

はじめに「からだ」が在る、ということ⑥

はじめに「からだ」が在る、ということを感じとっていくこと。 それは何も特別なことじゃないし、限られた人の話でもない。 みんな「からだ」と共に在るんだから、 ほんとうはみんなにとっても「からだ」ごと。 健康でいたい、とみんなが想う。 元気でいたい…

はじめに「からだ」が在る、ということ⑤

少し話は変わって、 「自分」にとって「はじめて」のことを学習するときって、 「自分」にとっては「はじめて」ですよね。 でも、「からだ」側の目線でみてみたら? これまで操体を学んできて、これからの操体を学んでいておもうこと。 操体法に限らず、何か…

はじめに「からだ」が在る、ということ④

(昨日のつづき) 怪我や症状に伴った痛みがどれだけ変化するか。 当時、鍼灸マッサージ師として、駆け出しながらも向き合っていたこと。 「痛みの変化」を物差しとして、臨床効果を判断している自分がいました。 そんな自分にとって、 「痛みは変わっていな…

はじめに「からだ」が在る、ということ③

わたしたちにもそれぞれ「はじめて」がありました。 はじめて操体・操体法にふれた瞬間。 一つのエピソードを紹介します。 操体に興味をもち、 はじめて「からだ」を、三浦先生に診ていただいた日。 密かに期待していたのは、 痛めていた右足の小趾はどんな…

はじめに「からだ」が在る、ということ②

今回のブログのテーマは「はじめての操体法」です。 趣旨とは少し逸れてしまうかもしれませんが、 今わたしたちも「はじめての操体法」と向き合っています。 これまで操体から学んできたこと。 これまで操体法を実践してきたこと。 その中で「からだ」と向き…

はじめに「からだ」が在る、ということ①

岡村さん、一週間のメッセージに感謝致します。 「操体法はシンプルです」という想い。 そう感じ合えるのは、 「からだ」からの問いかけに応えていくから。 今週は久慈から「からだ」と共に瀧澤が担当致します。 一週間のお付き合い、よろしくお願い致します…

ここからの操体&これからの操体⑦

(続き) 最終日になりました。 今週のブログを見て「はじめての操体」じゃないよ!と思った方。 その方々には、謹んでお詫びいたします。ゴメンナサイ。 それでも、「操体法はシンプルです」と、言いたいのですよ。 そこで、創始者、橋本敬三師の語りを紹介…

ここからの操体&これからの操体⑥

(続き) はじめて操体法を学びたくて、三浦理事長を訪ねた最初の日。 講習会で強烈なボディブローを喰らった(気がした)のです。 操体の臨床講習なのに。 操体法の指導を受ける前に。 「死生観について考えてみなさい」と言われたからです。 操体法の技術…

ここからの操体&これからの操体⑤

(続き) 「ホスピスに入院してるからに出張に来てくれないか?」 操体&操体法を学びつつ、臨床をしているワタシに向かって、 本人から直接、頼まれたときがありました。 当時のワタシにとって、少し心の重くなるお願いでしたから、 三浦理事長に相談してア…

ここからの操体&これからの操体④

(続き) 終末期医療に携わる、ベテラン医師の方が教えてくれました。 「医学的に意味がなくても、患者に何かをしてあげたいと言う 想いから来る行動は、立派な医療です。 この想いが医療として確立し、形になったのが緩和ケアです。 QOL(=生命の質)の改…

ここからの操体&これからの操体③

(続き) ある医師の方が教えてくれました。 「臨床医の仕事の基本は、2千年前から何も変わらない。 話を聞き、一緒に考える。 人間の苦しみと無念を引き受ける」 このような臨床に向かう考え方は、とても「からだ」に響きました。 ワタシだけではなく、「…

ここからの操体&これからの操体②

(続き) 臨床経験の年数だけは、今年で31年になりました。 按摩する、指圧する、マッサージする。 鍼を打つ、灸を据える。 整復する。 それでも昨日書いたように、一体、何を支えているのか明確に出来ません。 そんなことを年頭に置きながら、三浦理事長に…

ここからの操体&これからの操体①

バトンを受けとってブログを担当する岡村です。 一週間、どうぞ宜しくお願いします。 地域の人々を支えるため、茅ヶ崎の湘南ライフタウンで鍼灸接骨院を 開業して今年で25年になります。 紆余曲折在っての25年とは言うものの、一体、何を支えにして今まで 「…

はじめての操体法 その7

その後、週一回程度通った方がいいということで 約1か月言われたままに通い続けました。 1か月経っても全く肩や首の痛みが改善しません。 母にクレームの電話を入れました。 あの先生はただ触っているだけで何もしない。 揉んでもくれない。 本当に改善する…

はじめての操体法 その6

待ちに待った治療が始まる。 これですぐに痛みから解放されると思っていました。 三浦先生はどんなことをするんだろうと観察していると、 足を揉んだり、腕を揉んだりすることはありませんでした。 膝を曲げた状態で仰向けになり、ただ触っているだけ。 その…

はじめての操体法 その5

母からの紹介で三浦先生へところへ訪問することになりました。 場所は三軒茶屋。 母からはわかりにくい場所にあり、看板もないようなところ。 一室で治療をしてくれるということでした。 何かにすがる思いで電話をかけて予約を取りました。 訪問してみるとそ…

はじめての操体法 その4

今思い起こせば本当に無茶苦茶な生活をしていたのは間違えないです。 しかし、当時は全くそのことに気がついてませんでした。 私のからだは人よりも丈夫で多少無理しても大丈夫と思ってました。 マッサージなどを通っている時も自己責任というよりは、 他人…

はじめての操体法 その3

当時の生活は本当に酷いもんでした。 いやもっと若い時からかなり無理してました。 20代半ばから30代前半は昼間の仕事以外に夜ファミレスでバイトをしてました。 睡眠時間は3時間程度。 常に眠い状態で昼間は生活し、週末はグレイシー柔術とバスケットボール…

はじめての操体法 その2

からだのだるさが抜けないままの生活がずっと続いてました。 何でもいいのでこのだるさから解放される生活をしたいと思ってました。 マッサージのほかに姿勢が悪いと思ってました。 その原因は歩き方にあると考え、 靴の中に土踏まずアーチインソールを入れ…

はじめての操体法 その1

今週からブログのテーマが「はじめての操体法」に変わります。 1週間お付き合いよろしくお願い致します。 記憶が曖昧になっていますが操体法に出会ったのはおよそ15年前です。 当時の私は週に2,3回何らかのマッサージに通ってました。 鍼に行ったり、足つぼ…

健康と寿命 七日目

ちょうどいい質と量の仕事をこなしながら老いて行く ライフ-ワーク バランス ぴったりと入れ子の様に納まった人生与えられた命を生かしきって、去る それが寿命

健康と寿命 六日目

「ここを押したら治る」と「ここを押して治す」との間には、気の遠くなるほどの距離がある

健康と寿命 五日目

健康とは、本人の内面の問題 まず「何をやりたいか」それが可能な心身のコンディションと時間の配分が寿命 両者がマッチしていれば幸せ

健康と寿命 四日目

解剖学者 三木成夫先生の学問では 脳ー精神ー動物系心臓ー心情ー植物系 とされている もう少し植物の生き方を学んだ方がいい、とも仰っている

健康と寿命 三日目

現代において、スポーツ医学は、競技スポーツと健康増進スポーツの2つの分野がある 後者では、是非とも東洋体育を見直して頂きたい

健康と寿命 二日目

やりたい事をやって、言いたい事を言って、食べたいものを食べる これができたら、後は寿命は天運

健康と寿命 一日目

※ブログのテーマは引き続き「健康と寿命」です。 健体康心(健やかな体と康らかな心) 古人は、快適な状態を体と心の両面から考えてきた 「操体」には、その具体的な方法が用意されている

「健康と寿命と向き合う中で ~その7~」

本日で最終日になりますので「寿命」について少し書いていきたいと思います。 私達が現在学んでいる操体は「命の使い方」を学ぶ学問でもあります。 「からだの正当な使い方」にしても、「意識の使い方」にしても全て生き様と命の在り方に繋がる。 その使い方…