(続き)
終末期医療に携わる、ベテラン医師の方が教えてくれました。
「医学的に意味がなくても、患者に何かをしてあげたいと言う
想いから来る行動は、立派な医療です。
この想いが医療として確立し、形になったのが緩和ケアです。
QOL(=生命の質)の改善というと伝わりにくいですが、
その方の幸せや、想いをなるべく考え医療を提供するのです」
世の中には、治らない(完治しない)病態変化も数多くあります。
治らないのに、何を一体、支えているのでしょう。
操体法はシンプルです。
すべてに、わけ(ワケ)があるってこと。
すべてに、わかって欲しいことがあるってこと。
「からだ」と向き合い、感じることを受けとること。
それを、ゆっくり、丁寧に、自分の意識に記していくこと。
(続く)