東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「がんばるな」という魔法の言葉7

操体の臨床、そしてからだの動きも「(自分が)頑張る動き」から「(からだが)がんばらない動き」へ進化してきました。 その進化は時代の流れの中で著しく変わっていく人の想念の在り方に適応するために必然的なものであったのと同時に人が自らの力で健康を…

「がんばるな」という魔法の言葉6

時代の流れと共に人の想念の在り方も大きく変化していますが、ここ百年の間で現在が一番「頑張れない」時代になってきているように感じます。 そう感じる理由はここ20年の間に携帯電話、パソコンを持つことが当たり前になったことで人と人との心の繋がりが…

「がんばるな」という魔法の言葉5

「頑張る」という意識が働くことでからだに一番影響を与えるのは呼吸のように思います。 仕事などで無我夢中になって頑張っている時は当然ながら呼吸には意識が向けられず自然呼吸になっていますが、この時の呼吸は浅く、吸気がとても入りにくくなります。 …

「がんばるな」という魔法の言葉4

一昔前に「なぜ何年学んでいても自分が掴みたいことが掴めないのか?」ということを考えていました。 私は数年前から自分が知りたいこと以上の情報を持っている先輩方に囲まれていてとても恵まれた環境に身を置いていますが、知り得た情報を上手く消化出来て…

「がんばるな」という魔法の言葉3

最近の臨床を振り返ってみると、力まず自然体で臨めるようになってきたように思います。 その理由も臨床の空間に入っていく前に「頑張ろう」という意識が消えたことが大きいように感じています。 そういった意識感覚になれたのも橋本敬三先生の説かれた「バ…

「がんばるな」という魔法の言葉2

学生の時は「頑張れ!」という言葉は少し嫌いな言葉だったように思います。 特に勉強嫌いだった私にとってからだを動かすこと以外のことは自主的に自分から取り組むことが出来ず、その中で頑張れと言われるとその言葉は自分に苦痛を与えるものとなっていたと…

「がんばるな」という魔法の言葉

三浦先生とネコちゃん達、ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「操体的な『がんばるな』とは」になります。 今まで頑張る世界で生きてきた私にとって操体を学び始めた時に言われた「がんばる…

「操体を説明する7 ~有難さを知る学問~」

「生かされている」ことの有難さを知る学問だということです。 私は10年以上の期間操体の学びと向き合ってきましたが、その学びの中で掴んできたことは何も特別な知識とかではなく、呼吸にしても、食にしても、それまで当たり前としてきたことへの気付きが…

「操体を説明する6 ~想の重要性~」

昨日までは操体における「感覚と動き」の大切さを書いてきましたが、操体を説明する中でこの2つと同じ位大切なのが「想念」になります。 この操体における想念を理解することが出来なければ、これまでに挙げてきた「感覚と動き」をはじめとした操体の世界観…

「操体を説明する5 ~なぜきもちよさなのか?~」

昨日の続きになりますが、当時、橋本敬三先生の臨床は「辛い方から楽な方」に動かすという分析法(第一分析)で患者を診ていました。 この分析法はからだの構造を左右対称に整えることを目的としています。 歪みを改善し、からだを左右均等にすることで、結…

「操体を説明する4 ~なぜ動かして診るのか?~」

一般的に操体の臨床の一つの特徴として「動かしてみる」という「動診」という診断法が認知されていますが、橋本敬三先生はなぜこういったことに着目し、診断と治療に活かしたのかを知ることが操体を説明することにおいて重要なことです。 以前のブログでも書…

「操体を説明する3 ~一生愉しめる学問」

先日のブログでは操体は「健康医学を超えたもの」と書きましたが、また別の側面から操体を見ていくと「人生学」にも通じているように感じています。 学びの月日を重ねていく中で不思議なことに様々な分野で活躍されている方達とのご縁がありましたが、そのご…

「操体を説明する1 ~からだでキャッチするもの~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のブログのテーマは「私があなたに操体を説明したら」です。 近頃は操体を全く知らない人と接する機会が多くなりました。 患者の周囲の人達、自分…

「私の操体史 ~同志達との出会い~」

毎日同じことのサイクルを嫌い「日々冒険をするような人生」にしたいという願望を昔から持っていました。 社会人になってからは色々な人達と出会い、刺激を受けながら成長していけるような職場を求め販売の仕事をしてきましたが、そんな私だからこそ操体の学…

「私の操体史 ~感覚との信頼関係~」

大きな決意と覚悟を持ち、操体の学びの門を叩いたものの、いったい何から身につければ良いのかわからず自分の学びの方向性を手探りで探す日々が続いていました。 そんな私に師はまず ・からだの歪みを正していくこと ・身の周りの人や物に意識を行き届かせる…

「私の操体史 ~父、そして師との信頼関係~」

「自分のやりたいことをしなさい」という父の言葉から私は感じるがままに自分のやりたいことをしてきました。 自分の尊敬していた人達に囲まれながら好きなものを売る仕事に身を置き、それなりに自分の生き方に満足する生活の中で心の奥底では自分のやってい…

「私の操体史 ~子供の頃から出会っていた操体~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から一週間三浦寛幸が担当致します。 よろしくお願い致します。 テーマは引き続き「私の操体歴」になりますが、私と操体との出会いは他の実行委員の方達とは少し異なっているように思います。 師でもあり私の…

「改めて見直してみる ~その7~」

一週間自身が見直していることについて好きに書いてきましたが、改めて思うことは「現在も昔も繋がっている」という意識で現在を生きていくことが大切だと感じました。 常に前を見てやっていることを突っ走るのも良いですが、時に後ろを振り返り自分が歩んで…

「改めて見直してみる ~その6~」

恐らく私自身の一生涯のテーマになることだと思いますが、橋本敬三先生が言われている「治すことまで関与するな」という言葉について常に考えさせられます。 改めて見直してみると毎年この言葉の捉え方は少しずつ変化してきていますが、その変化の中で私自身…

「改めて見直してみる ~その5~」

改めて自分が記載してきたメモや日誌、または人から受け取った手紙等を読み直してみると現在の自分に必要な言葉があったりします。 写真や動画に残すことも大切なことですが、書き残したものは映像と比べるとヒビキ方が何故か違うのはなぜでしょうか? 橋本…

改めて見直してみる ~その4~」

散歩をしている時や自転車に乗っている時等にふと誰かの言った言葉を思い出すことがあります。 それはまるで空から言葉が降ってきたかのように突然脳裏に蘇り、その言葉は何を伝えたかったのかを考えてみるとその時わからなかったことや見えなかったものが見…

「改めて見直してみる ~その3」

先日家の掃除をしていると、父や母、昔の友人から渡された手紙が出てきました。 不思議なことに当時読んで感じたことと現在読んで感じることは全く受け取るものが変わってくるのです。 あの時、両親が私に伝えたかったことが当時理解出来なかったことが現在…

「改めて見直してみる ~その2~」

昨日私がフォーラムでのテーマについて少し触れましたが、その一つとしているのが「自然法則とは一体何なのか?」を追求していくことです。 橋本敬三先生も著書でこの壮大なテーマについては記載していますが、改めて見直してみると、当時橋本敬三先生が見据…

「憶の快を考える ~その7~」

本日で最終日になります。 一週間自分の受け止めている「憶の快」について好きに書いてきましたが、これは確かな定義もなければ、しっかりと確立されたものではないものなので、各人の感覚的に受け取ればよいものだと思います。 私自身の憶の快の対するイメ…

「憶の快を考える ~その6~」

本日は臨床における「憶の快」に話を戻し、思っていることを書いていきたいと思います。 臨床の中で被験者と共にきもちのよさを味わっていると、色が見えてきたり時に過去の記憶が蘇ることがあります。 それは自分が患者として操体の臨床を受けている時も感…

「憶の快を考える ~その5~」

最近友人の赤ちゃんを抱く機会が多いのですが、なぜ赤ちゃんは泣くのかと考えます。 大抵、私が抱くと泣かれ母親に変わってもらうことがほとんどなのですが、私とお母さんの違いについて真剣に考えていました。 顔を隠して抱っこしてみたり、服の色を変えて…

「憶の快を考える ~その4~」

最近は以前に比べ、自分の時間が取れるようになったので、毎日決まった時間に決まった場所で自分の好きなことを学ぶことが出来ています。 そのルーティーンの中で時にいつもと同じような環境が確保出来ないこともあります。 そういった時に感じるからだの感…

「憶の快を考える ~その3~」

本日書く事は私の感覚的な世界の話になりますが、最近の私は臨床の中で「記憶」を感じ取ることを一つのテーマにしています。 記憶と言っても様々で「心の記憶」もあれば、「からだの記憶」もあり、もっと辿っていくとその人の身の回りの空間や物等にも記憶が…

「憶の快を考える ~その2~」

いつも臨床に臨む前に考えていることがあります。 「いかに患者自身に考えさせないか、思考を消していくか」ということです。 このテーマはいくら臨床の場数を踏んでも、いつも考えさせられることです。 臨床のメニューはその場でその人にあったものを提供す…

「憶の快を考える ~その1~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。 よろしくお願い致します。 今回のテーマは「憶の快」です。 このブログを読んで頂いている皆様にはなかなか馴染みのない言葉かと思いますが、これからの操体の未来と深く繋がっ…