東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「とばす7 ~いつしか忘れていた大切なこと~」

本日で最終日になります。 ここ何年かの間の自分の臨床を振り返ってみると、 「いかに患者のからだにきもちよさを提供するか」 「どのようにアプローチすればきもちよさがききわけられるようになるのか」 「どうすれば自力で健康を勝ち取っていける状態まで…

「とばす6 ~まずは自身がきもちよさを味わう~」

本日は昨日行った触れない臨床の内容についてもう少し書いていこうと思います。 昨日は操体の施術をあまり受けられたことのない患者と、ある実行委員にも被験者として参加した頂き臨床を行った。 共通の決めごととして ①からだのある部位に意識を置き、呼吸…

「とばす5 ~触れる臨床と触れない臨床の違い~」

本日は昨日臨床の中で感じたこと、気が付いたことについて少し書いていきます。 昨日は久しぶりに触れる臨床と触れない臨床の両方を行い、その過程で気が付いたことがあります。 操体における実際に触れる臨床は からだ(構造)→動き→呼吸→意識→感覚 また操…

「とばす4 ~触れない臨床の魅力~」

昨日の続きになりますが、私がなぜ触れない臨床に魅力を感じているのかをずっと考えていたのですが、意識とからだとその時の感覚が一つになり向き合うことが出来るからなのだと思います。 それは回数を重ねていく中でようやく気が付けたことです。 実際に触…

「とばす3 ~触れない臨床~」

今回テーマは「とばす」ということですので本日は触れない臨床についても書いておきたいと思います。 自粛生活が続いていたこともあり、最近は実際に触れる臨床よりも触れない臨床をする機会が多くなりました。 その臨床の中で私自身がやっていることは言葉…

「とばす2 ~こころとからだを守るために~」

最近思っていることとして、コロナウィルスはウィルスによる直接的な肉体に与える攻撃だけでなく、このような間接的に私達の心のストレスを与え病気にさせていくことをしているように見えます。 例えばマスクがもたらす心の影響もコロナが間接的に飛ばしてく…

「とばす1 ~自分への気遣い~」

猫ちゃん達、一週間ありがとうございます。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「とばす」となります。 新型コロナウィルスの影響はまだまだ続き、今までにない時間の使い方、過ごし方をしていく中で周囲の人達は場を…

「ととのう7 ~少し意識を変えてみる~」

本日で最後になりますが、このブログを書きながら一週間を通じて呼吸の大切さと自身のリズムをいうものの大切さを実感することが出来ました。 ものすごくシンプルなことですが、意外にも目を向けられず疎かにしていたことが健康に生きることにおいて大切なこ…

「ととのえる6 ~リズムをととのえる~」

今月の同志達との勉強会では久しぶりに臨床を兼ねた実技の練習を行いました。 久しぶりにあの空間を味わえたことで、操体の臨床の素晴らしさを再認識することが出来ただけでなく、快の新たな一面に出会えたように感じました。 「きもちのよさでからだはよく…

「ととのえる5 ~癖をととのえる~」

近頃、人の癖をよく観察するようにしています。 日常の中の些細な癖、臨床の中で見る動きの癖、様々な癖を目にしますが、最近はこの癖も良し悪しを付けず、からだが示してくれるひとつの反応として捉えるようにしています。 以前は臨床の中で歪みの元となる…

「ととのえる4 ~

今回のテーマである「ととのう」と「ととのえる」の違いを考えながら思い付いたことは「治る」と「治す」ということもすごい違いがあるなと思いました。 振り返ると私は操体を学び始めてからの10年間で医者に通ったのは2~3回位で、元々からだは弱いほう…

「ととのえる3 ~呼吸の可能性~」

最近、改めて臨床の中で注視して診るようにし、ととのえているのが「呼吸」です。 以前から筋肉や骨格の配列の変化以上に皮膚の状態や変化の大切さはブログでも書いてきましたが、近頃は皮膚と同じ位に呼吸を重視して診るようになりました。 それに至った理…

「ととのえる2 ~こういった時だからこそ~」

現在、コロナウイルスの影響で世界中が大変な事になっていますが、こういった時だからこそ自身の心とからだを「ととのう」ようにしていくことが大切だと感じています。 その理由も皆さんの周囲と同じく私の身の回りにもトイレットペーパー等の日用品を買い占…

「ととのう1」~景色が変わる~

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ととのう」です。 このテーマに決まった時から、なぜ「整う」、「整える」ではなく「ととのえる」なのかと考えていましたが、自分自…

リスペクト

一途につらぬくにな、自分の考え方や、行動の手本となる人物が欠かせない。 この人物ならどう考えるか、とパシッと浮かぶ人物である。その人物を心からリスペクトしていることが一つの条件である。 2020年春季東京操体フォーラムは4月29日に開催致します。 h…

「がんばるな」という魔法の言葉7

操体の臨床、そしてからだの動きも「(自分が)頑張る動き」から「(からだが)がんばらない動き」へ進化してきました。 その進化は時代の流れの中で著しく変わっていく人の想念の在り方に適応するために必然的なものであったのと同時に人が自らの力で健康を…

「がんばるな」という魔法の言葉6

時代の流れと共に人の想念の在り方も大きく変化していますが、ここ百年の間で現在が一番「頑張れない」時代になってきているように感じます。 そう感じる理由はここ20年の間に携帯電話、パソコンを持つことが当たり前になったことで人と人との心の繋がりが…

「がんばるな」という魔法の言葉5

「頑張る」という意識が働くことでからだに一番影響を与えるのは呼吸のように思います。 仕事などで無我夢中になって頑張っている時は当然ながら呼吸には意識が向けられず自然呼吸になっていますが、この時の呼吸は浅く、吸気がとても入りにくくなります。 …

「がんばるな」という魔法の言葉4

一昔前に「なぜ何年学んでいても自分が掴みたいことが掴めないのか?」ということを考えていました。 私は数年前から自分が知りたいこと以上の情報を持っている先輩方に囲まれていてとても恵まれた環境に身を置いていますが、知り得た情報を上手く消化出来て…

「がんばるな」という魔法の言葉3

最近の臨床を振り返ってみると、力まず自然体で臨めるようになってきたように思います。 その理由も臨床の空間に入っていく前に「頑張ろう」という意識が消えたことが大きいように感じています。 そういった意識感覚になれたのも橋本敬三先生の説かれた「バ…

「がんばるな」という魔法の言葉2

学生の時は「頑張れ!」という言葉は少し嫌いな言葉だったように思います。 特に勉強嫌いだった私にとってからだを動かすこと以外のことは自主的に自分から取り組むことが出来ず、その中で頑張れと言われるとその言葉は自分に苦痛を与えるものとなっていたと…

「がんばるな」という魔法の言葉

三浦先生とネコちゃん達、ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「操体的な『がんばるな』とは」になります。 今まで頑張る世界で生きてきた私にとって操体を学び始めた時に言われた「がんばる…

「操体を説明する7 ~有難さを知る学問~」

「生かされている」ことの有難さを知る学問だということです。 私は10年以上の期間操体の学びと向き合ってきましたが、その学びの中で掴んできたことは何も特別な知識とかではなく、呼吸にしても、食にしても、それまで当たり前としてきたことへの気付きが…

「操体を説明する6 ~想の重要性~」

昨日までは操体における「感覚と動き」の大切さを書いてきましたが、操体を説明する中でこの2つと同じ位大切なのが「想念」になります。 この操体における想念を理解することが出来なければ、これまでに挙げてきた「感覚と動き」をはじめとした操体の世界観…

「操体を説明する5 ~なぜきもちよさなのか?~」

昨日の続きになりますが、当時、橋本敬三先生の臨床は「辛い方から楽な方」に動かすという分析法(第一分析)で患者を診ていました。 この分析法はからだの構造を左右対称に整えることを目的としています。 歪みを改善し、からだを左右均等にすることで、結…

「操体を説明する4 ~なぜ動かして診るのか?~」

一般的に操体の臨床の一つの特徴として「動かしてみる」という「動診」という診断法が認知されていますが、橋本敬三先生はなぜこういったことに着目し、診断と治療に活かしたのかを知ることが操体を説明することにおいて重要なことです。 以前のブログでも書…

「操体を説明する3 ~一生愉しめる学問」

先日のブログでは操体は「健康医学を超えたもの」と書きましたが、また別の側面から操体を見ていくと「人生学」にも通じているように感じています。 学びの月日を重ねていく中で不思議なことに様々な分野で活躍されている方達とのご縁がありましたが、そのご…

「操体を説明する1 ~からだでキャッチするもの~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のブログのテーマは「私があなたに操体を説明したら」です。 近頃は操体を全く知らない人と接する機会が多くなりました。 患者の周囲の人達、自分…

「私の操体史 ~同志達との出会い~」

毎日同じことのサイクルを嫌い「日々冒険をするような人生」にしたいという願望を昔から持っていました。 社会人になってからは色々な人達と出会い、刺激を受けながら成長していけるような職場を求め販売の仕事をしてきましたが、そんな私だからこそ操体の学…

「私の操体史 ~感覚との信頼関係~」

大きな決意と覚悟を持ち、操体の学びの門を叩いたものの、いったい何から身につければ良いのかわからず自分の学びの方向性を手探りで探す日々が続いていました。 そんな私に師はまず ・からだの歪みを正していくこと ・身の周りの人や物に意識を行き届かせる…