東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「環境に適応していくために 7」

「本日で最終日になりますが、今回のブログを書きながら「なぜからだは歪みを作るのか?」ということを考えていました。 今まではずっと息・食・動・想の4つの命の営みのバランスが崩れた結果がからだに歪みを作っていると認識していたのですが、最近はまた…

「環境に適応していくために 6」

からだの学習を重ねていく中で最近変わってきたことがあります。 それは臨床空間と生活空間の境界線が消えてきたことです。 今までは仕事に入る時のようなスイッチを入れて臨床に望んでいましたが、そういったことをしなくても自然に臨床に入ることが出来る…

「環境に適応していくために 5」

先日からだを診させて頂いた方が面白いことを言っていました。 「雨や台風が来る数日前から体調が悪くなる。そして当日になると首と膝が痛くなる。 痛くなると分かっているのに対処の仕方がわからない」 その患者は一年前から知っている方ですが、確かに天候…

「環境に適応していくために 4」

最近は人と話している時や自分の好きな空間にいる時は最初に呼吸を味わうようにしています。 その時、その状況の「間」を味わいながら、自分から何かアクションを起こすのではなく、まずはその環境から発せられるメッセージを呼吸と共に受け取ってからリアク…

「環境に適応していくために 3」

日々の生活の中でいつもと違う空間に身を置いた時に疑問に思っていることがあります。 「環境の変化に対応し、順応しているのは果たして誰なのか?」ということです。 当然、その状況に応じて自身が培ってきた経験や知識というもので人は対応しているのです…

「環境に適応していくために 2」

昨日のマスクの話にも繋がることですが、最近は「自然体」について考えることがあります。 人がありのままの自分で素直に生きることが健康に生きる一つの秘訣になる。 そんな思いを日々の生活や臨床の中で強く感じているので、本日は「自然体」について少し…

「環境に適応していくために 1」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。 テーマは「環境」。 これは人間一人一人が生きることにおいて非常に重要なテーマですが、ここ2~3年の間で私達を取り巻く環境というのは大きく変化してき…

「しゅぎょう7 ~現在の感覚を大切にする~」

本日で最終日になりますが、私が操体の中で得てきたことは「からだと仲良く出来る付き合い方」でもありました。 操体は橋本敬三先生が示された哲学の下に常に進化してきましたが、その進化の方向性は「いかにからだの声を素直に聞けるか」にあります。 臨床…

「しゅぎょう5 ~叱られたことと向き合う中で~」

社会人になってから現在に至るまで「叱られてきたこと」というのは常に意識に残り、生きることの糧となっているように思います。 操体を学ぶ以前の話になりますが、洋服屋で働いていた頃は毎日のように上司から怒られていました。 その理由のほとんどは自分…

「しゅぎょう4 ~学び方を学ぶ~」

子供の時は「修業」と聞くと強くなること、または何かを上手くなることをイメージしていました。 例えば私の大好きな孫悟空は強い敵と戦い勝つために強い人の下で修業をしていますが、彼の目的は敵に勝つ為ではなく、強くなるために修業をしているように見え…

「しゅぎょう3 ~からだからの言葉~」

先日久しぶりに共に学ぶ同志達と実技の場を共にすることが出来ました。 ここ2年の間はコロナの影響でそういった場を共にすることが出来ませんでしたが、私にとっては実技を共にする場も最高のしゅぎょうの場だと改めて感じました。 私にとってその空間はそれ…

「しゅぎょう1 ~からだと動きと感覚と共に~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。 今回のテーマは「しゅぎょう」になります。 このテーマが決まってから自身がこれまでやってきたことは「修業」なのか、もしくは「修行」なのかと考えていま…

「植物の世界7」

本日で最終日になりますが一週間のブログの中で「植物的な感覚」「植物的な動き」「植物的な呼吸」ということに触れました。 言葉を持たない生き物達に意識を向け、少しでも彼らの感じていることを共有していくと慎みを持って生きることが大事なのだと感じま…

「植物の世界6」

東京の渋谷区から武蔵野市に住まいを変えてから約2年半の月日が経過しました。 渋谷にいた時は比較的都心の真ん中にいたこともあり、人工的に作られたものの中で生活をしていましたが、現在住んでいる家は目の前に大きな公園もあることで常に植物に囲まれた…

「植物の世界5」

昨日の続きになりますが「植物的なリズム」というものは何なのかを考えていきたいと思います。 植物は一般的には光のある昼に呼吸よりも光合成を優位にし、夜に呼吸を優位にしているとされいます。 彼らには人間の作った時間という概念はなく、生かしてくれ…

「植物の世界4」

生命にはリズムがあります。 健康でいる為には自身が使わせて頂いている「からだ」とそれをコントロールする「こころ」のバランスをはかっていくことが必要です。 最近はそのバランスをはかる上でリズムというものを大切にしています。 人間には心のリズム、…

「植物の世界3」

植物的な感覚を学ぶ上で呼吸に意識を置くことはとても重要なことのように思います。 特に息を吸うことを日々繰り返し意識していくと「ありがたい」という感謝のきもちが自然に芽生えてくる。 そのきもちを体感すると不思議と生活レベルにおける自分の基準が…

「植物の世界2」

感覚の学びを重ねていくと人の感覚には動物的な感覚と植物的な感覚があるということがよく分かります。 私達が普段の生活やスポーツ等において必要とされているのは動物的な感覚で、若い時はこれで何とか間に合うようになっています。 しかし肉体が衰えてい…

「植物の世界1」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 テーマは引き続き「植物」になります。 操体を学び始めてから植物のように言葉を持たない命から多くのことを学んできました。 臨床に生かせるような…

「アート7 ~からだがキャッチしていること~」

一週間自分の考えるアートについて様々な方向からアプローチしてきましたが、改めてこのテーマを見つめ直していくと何か特別なものではなく身近なものの中にあるように思います。 私達は生活の中で色々な表現者達の想い、思想、アイデアを受け取っている。 …

「アート6 ~白黒つけないものの見方~」

最近何かを選択する時に迷うことがなくなったように感じます。 物を選ぶことにおいても、人に何かを伝えることにおいても、以前は何かを選択する時までの間に少なからず自分の損得勘定が働いていました。 それがなくなってきたのは自分が学んでいることの中…

「アート5 ~ありのままを受け取る器」

操体を学ぶ以前と現在の大きく変ったことの一つは物事の受け取り方がです。 それは感じ方が変わったと言い換えても良いのかもしれませんが、以前と比べ現在の自分は嫌いなものがなくってきたように思います。 例えば絵を見ること、音楽を聴くことにおいて、…

「アート4 ~呼吸をデッサンする~」

今年一年の操体の学びはほとんど「呼吸」に時間を費やしていました。 呼吸でどのように症状は変化するのか? 呼吸をどのように操ればからだは悦んでくれるのか? からだの動きに必要な呼吸とは何なのか? そんなことを考えながら学びや臨床の時間と向き合っ…

「アート3 ~洋服とアート」

本日は洋服からアートについて書いていこうと思います。 自己紹介や意思やきもちを伝えるのが下手だった私にとって洋服は重要な「自分を表現する」一つの手段でした。 昔は人がビックリされるものを選んで着たり、時には親から注意されるようなものを着て怒…

「アート2 ~エネルギーの源~」

先日19歳の時にパリに行ったことに触れましたが、そこに行った理由は自分でもよく分かっていません。 自分が触れてみたことのない世界に身を置きたかったのか、もしくは自分の持っている価値観を変えたったのか、ただ単にカッコつけたかっただけなのか? 何…

「アート1 ~表現する~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「アートについて」になります。 現在になって自身の経歴を振り返ってみると、「何かを表現すること、形にしていくこと」に惹かれてきた…

「ひだり7 ~ひだりの世界を知るために~」

本日で最終日になりますが、昨日まで書いてきた私の捉えている「ひだり」の世界は決して右がいけないというような捉え方ではありません。 私が「ひだり」の世界を意識するようになったことで、それまで全く使えていなかった右手が使えるようになったり、右の…

「ひだり6 ~歪みに対する捉え方~」

最近の臨床では「ゆがみ」の見方・捉え方を少し変えてみています。 からだという肉体現象を左右対称に比較し見ていく捉え方ではなく、いかに呼吸のバランスを取るかという観点から臨床を行うようにしています。 当然、臨床家としては患者が症状を抱えてきて…

「ひだり5 ~からだの動きと呼吸と感覚~」

「ひだり」を意識することで変わっていくことは幾つかあります。 からだの構造(つくり)に対する見方・捉え方、からだの動き、感覚、そして呼吸。 これらは劇的に変化していますが、その中でも呼吸は従来よりもその重要性は増してきているように感じます。 …

「ひだり4 ~共鳴 共有 共感~」

私が臨床や生活空間の中で「ひだり」を意識し、自身のポジションを出来るだけ左に取るようになったのは4,5年前に三浦先生から言われた一言がきっかけでした。 「歩くときは出来るだけオレの左側を歩いてくれ」 何となく言われたことを師や臨床の中で実践し…