東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「私のズッコケ操体クロニクル7 ~ありがたいものに気付いていく~」

これまで書いてきたような自身の操体の歴史を振り返ると、学び始めた数年間の間はずっと臨床に活かせる技術の習得に意識が向いていました。 それがいつからか自分がいかに健康に生活出来るか、そしてそれをどのように指導していくかに意識が変ってきたのでし…

「私のズッコケ操体クロニクル6 ~触れない臨床の中で起こったこと~」

呼吸の重要性とその深さは現在も私の学びのテーマとなっていることですが、触れない臨床を学び始めた当時の私はまだその深さを知る由もありませんでした。 ある程度教わったことの範囲内でただ思い付きに任せて様々な問いかけをしていったのですが、果たして…

「私のズッコケ操体クロニクル5~呼吸との向き合い方~」

私がちゃんとした形で三浦先生の触れない臨床を目にしたのは昭和女子大学で開催されたフォーラムが初めてでした。 私達、実行委員はともかく一般参加者からすれば信じられない光景だったと思います。 ただ確かにモデルになった女性も変化した実感がある。 そ…

「私のズッコケ操体クロニクル4 ~正当なからだの使い方の中で~」

昨日の続きになりますが、皮膚の学びの中で操者と被験者の「快の共有」をつかんだことで、動きを行う臨床の際にも同じ意識感覚で取り組むことにしました。 その意識を第一に臨床に望んだことで大きく変わったことは、からだを主体にした臨床の組み立てが出来…

「私のズッコケ操体クロニクル3 ~介助・補助の練習の中で見えてきたこと~」

「患者が動けないのは操者が悪い」 当時のこの三浦先生の言葉と向き合いながら、講習だけでなく、実際の臨床でも実践出来る動診の介助、補助を身に付けることを一つの目標にし、心機一転この学びと向き合おうと決心したのが3~4年経った時でした。 介助の手…

「私のズッコケ操体クロニクル2 ~操体の臨床家としての壁~」

昨日の続きになりますが、臨床家としてというよりも「自分の生き方を変えたい」という動機でこの学びの門を叩いた私にとってまず何を身に付ければ良いのかが当時全く分かりませんでした。 操体に関する書籍はもちろん、医学書や他の手技療法の本も色々読みま…

「般若身経の解説7~点を線にしていくために~」

本日で最終日になりますが一週間を通じて一日ずつテーマを設けて般若身経を理解するために大切なヒントを書いてきましたが、これらは全て繋がっています。 それを一つの線にしていくことは自身のからだを通じて学習していくことが一番の近道ではないかと思い…

「般若身経の解説6~からだの正常な感覚をききわけるために~

操体を学んでいく中で重要なキーワードとなるのが「感覚のききわけ」です。 橋本敬三先生はこの感覚を「勘」とも言われていましたが、人間が本来持ち合わせる感覚を原始感覚といい、この感覚には本来「快か不快」しかないと操体では説いています。 操体の臨…

「般若身経の解説5~指導することにおける注意すること~」

先日ある占いの学校を運営している先生がこんなことを言っていました。 「大抵の先生は占ってクライアントが満足したということに満足してしまっている。これから何をすれば良いのかという具体的なアドバイスが出来ない人が多い。本当にその道を究めようとし…

「般若身経の解説4~自然体立位の重要性~」

般若身経を学習するうえで、その立ち位置を学習することはとても重要なことです。 昨日書いたからだの使い方、動かし方のルールに乗っ取った動きも全て自然体立位から始まります。 この立位のポジションも橋本敬三先生の時代から進化してきているが、なぜ進…

「般若身経の解説3~腰を要とした動きから末端主導の動きへ」

般若身経も橋本敬三先生が創案された時から時間の経過と共に日々進化しています。 当時は「腰」を要としたからだの使い方、動かし方から「末端」(手関節、足関節)を主導にした動きへと進化してきました。 その進化の背景にはからだの動きにおける「腰」の…

「般若身経の解説2~運動ではなく、動くことにおけるルール~」

では本題に入りますが、般若身経とは橋本敬三先生が生前「般若心経」になぞってからだの使い方、動かし方のルールを説いたものです。 からだの動きには基本8つの動き(前屈、後屈、左右捻転、左右側屈、自力では出来ないが牽引、圧迫)があり、その動きを行…

「般若身経1~生き方に関わる重要な法則~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。お付き合い下さい。 テーマは引き続き「般若身経の解説」になります。 まずこの解説を行う前にお伝えしておきたいことは、私の操体史はこの般若身経を理解することと共にあると…

「免疫力アップのために7 ~自分との絆~」

本日で最終日になります。 一週間自身が考える免疫力アップの為に必要なことを様々な方向から書いてきましたが、私自身が実感としてこの時代に必要な免疫力アップに一番必要なことはやはり自分のやっていることを貫くことのように思います。 現在は日々目ま…

「免疫力アップのために6 ~歩くこと~」

最近の臨床の中で度々歩き方に違和感がある人を目にします。 訴えている症状としては不眠やからだのだるさを訴える人ですが、歩き方や動作が素人目から見ても違和感がある人が増えているように思います。 その理由も恐らくコロナにより生活リズムや環境の変…

「免疫力アップのために5 ~人と人とが支え合っていくこと~」

昨日ふと手にした「クロワッサン」という雑誌に瀬戸内寂聴さんの秘書である瀬尾まなほさんのインタビュー記事が掲載されていました。 その記事の中では瀬尾さんから見た寂聴さんの人生の指針と瀬尾さん自身の生きる指針について書かれていましたが、こんな時…

「免疫力アップのために4 ~支えてくれている人達、この学び、そしてからだへの感謝~」

本日はコロナ騒動に差し掛かった当時の私の日記から抜粋してお届けしたいと思います。 「当たり前に出来ていたこと、当たり前にあったことがいきなり目の前からなくなった時、人は初めてそのありがたみに気が付くことが出来る。 失ってからそのありがたさに…

「免疫力アップのために3 ~孤独をエネルギーに変える~」

コロナ騒動が収束する気配がない中、近頃強く感じていることは「心の制御」がより難しくなっているということです。 最近のニュースを見ていてもコロナによる感染以外でも死者や今までに見られなかったおかしな行動で捕まる人も目立っています。 それは目に…

「免疫アップのために2 ~からだの要求と自分の欲求の線引き~」

最近臨床を終えた後に「操体をやっている人達は若く見える。その秘訣は?」ということを聞かれることがあります。 これまでそういった意識を持ってこの学びと向き合ったことはありませんでしたが、確かに橋本敬三先生や三浦先生、同志達を見ていても年齢を重…

「免疫力アップのために1 ~ブレない自分でいること~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 テーマは引き続き「この時代の暮らし方・私の免疫力アップ法」となります。 世間では日々何かと暗い話が耳にしますが、こういったものに惑わされずに自…

「とばす7 ~いつしか忘れていた大切なこと~」

本日で最終日になります。 ここ何年かの間の自分の臨床を振り返ってみると、 「いかに患者のからだにきもちよさを提供するか」 「どのようにアプローチすればきもちよさがききわけられるようになるのか」 「どうすれば自力で健康を勝ち取っていける状態まで…

「とばす6 ~まずは自身がきもちよさを味わう~」

本日は昨日行った触れない臨床の内容についてもう少し書いていこうと思います。 昨日は操体の施術をあまり受けられたことのない患者と、ある実行委員にも被験者として参加した頂き臨床を行った。 共通の決めごととして ①からだのある部位に意識を置き、呼吸…

「とばす5 ~触れる臨床と触れない臨床の違い~」

本日は昨日臨床の中で感じたこと、気が付いたことについて少し書いていきます。 昨日は久しぶりに触れる臨床と触れない臨床の両方を行い、その過程で気が付いたことがあります。 操体における実際に触れる臨床は からだ(構造)→動き→呼吸→意識→感覚 また操…

「とばす4 ~触れない臨床の魅力~」

昨日の続きになりますが、私がなぜ触れない臨床に魅力を感じているのかをずっと考えていたのですが、意識とからだとその時の感覚が一つになり向き合うことが出来るからなのだと思います。 それは回数を重ねていく中でようやく気が付けたことです。 実際に触…

「とばす3 ~触れない臨床~」

今回テーマは「とばす」ということですので本日は触れない臨床についても書いておきたいと思います。 自粛生活が続いていたこともあり、最近は実際に触れる臨床よりも触れない臨床をする機会が多くなりました。 その臨床の中で私自身がやっていることは言葉…

「とばす2 ~こころとからだを守るために~」

最近思っていることとして、コロナウィルスはウィルスによる直接的な肉体に与える攻撃だけでなく、このような間接的に私達の心のストレスを与え病気にさせていくことをしているように見えます。 例えばマスクがもたらす心の影響もコロナが間接的に飛ばしてく…

「とばす1 ~自分への気遣い~」

猫ちゃん達、一週間ありがとうございます。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「とばす」となります。 新型コロナウィルスの影響はまだまだ続き、今までにない時間の使い方、過ごし方をしていく中で周囲の人達は場を…

「ととのう7 ~少し意識を変えてみる~」

本日で最後になりますが、このブログを書きながら一週間を通じて呼吸の大切さと自身のリズムをいうものの大切さを実感することが出来ました。 ものすごくシンプルなことですが、意外にも目を向けられず疎かにしていたことが健康に生きることにおいて大切なこ…

「ととのえる6 ~リズムをととのえる~」

今月の同志達との勉強会では久しぶりに臨床を兼ねた実技の練習を行いました。 久しぶりにあの空間を味わえたことで、操体の臨床の素晴らしさを再認識することが出来ただけでなく、快の新たな一面に出会えたように感じました。 「きもちのよさでからだはよく…

「ととのえる5 ~癖をととのえる~」

近頃、人の癖をよく観察するようにしています。 日常の中の些細な癖、臨床の中で見る動きの癖、様々な癖を目にしますが、最近はこの癖も良し悪しを付けず、からだが示してくれるひとつの反応として捉えるようにしています。 以前は臨床の中で歪みの元となる…