東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「しゅぎょう3 ~からだからの言葉~」

先日久しぶりに共に学ぶ同志達と実技の場を共にすることが出来ました。 ここ2年の間はコロナの影響でそういった場を共にすることが出来ませんでしたが、私にとっては実技を共にする場も最高のしゅぎょうの場だと改めて感じました。 私にとってその空間はそれ…

「しゅぎょう1 ~からだと動きと感覚と共に~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。 今回のテーマは「しゅぎょう」になります。 このテーマが決まってから自身がこれまでやってきたことは「修業」なのか、もしくは「修行」なのかと考えていま…

「植物の世界7」

本日で最終日になりますが一週間のブログの中で「植物的な感覚」「植物的な動き」「植物的な呼吸」ということに触れました。 言葉を持たない生き物達に意識を向け、少しでも彼らの感じていることを共有していくと慎みを持って生きることが大事なのだと感じま…

「植物の世界6」

東京の渋谷区から武蔵野市に住まいを変えてから約2年半の月日が経過しました。 渋谷にいた時は比較的都心の真ん中にいたこともあり、人工的に作られたものの中で生活をしていましたが、現在住んでいる家は目の前に大きな公園もあることで常に植物に囲まれた…

「植物の世界5」

昨日の続きになりますが「植物的なリズム」というものは何なのかを考えていきたいと思います。 植物は一般的には光のある昼に呼吸よりも光合成を優位にし、夜に呼吸を優位にしているとされいます。 彼らには人間の作った時間という概念はなく、生かしてくれ…

「植物の世界4」

生命にはリズムがあります。 健康でいる為には自身が使わせて頂いている「からだ」とそれをコントロールする「こころ」のバランスをはかっていくことが必要です。 最近はそのバランスをはかる上でリズムというものを大切にしています。 人間には心のリズム、…

「植物の世界3」

植物的な感覚を学ぶ上で呼吸に意識を置くことはとても重要なことのように思います。 特に息を吸うことを日々繰り返し意識していくと「ありがたい」という感謝のきもちが自然に芽生えてくる。 そのきもちを体感すると不思議と生活レベルにおける自分の基準が…

「植物の世界2」

感覚の学びを重ねていくと人の感覚には動物的な感覚と植物的な感覚があるということがよく分かります。 私達が普段の生活やスポーツ等において必要とされているのは動物的な感覚で、若い時はこれで何とか間に合うようになっています。 しかし肉体が衰えてい…

「植物の世界1」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 テーマは引き続き「植物」になります。 操体を学び始めてから植物のように言葉を持たない命から多くのことを学んできました。 臨床に生かせるような…

「アート7 ~からだがキャッチしていること~」

一週間自分の考えるアートについて様々な方向からアプローチしてきましたが、改めてこのテーマを見つめ直していくと何か特別なものではなく身近なものの中にあるように思います。 私達は生活の中で色々な表現者達の想い、思想、アイデアを受け取っている。 …

「アート6 ~白黒つけないものの見方~」

最近何かを選択する時に迷うことがなくなったように感じます。 物を選ぶことにおいても、人に何かを伝えることにおいても、以前は何かを選択する時までの間に少なからず自分の損得勘定が働いていました。 それがなくなってきたのは自分が学んでいることの中…

「アート5 ~ありのままを受け取る器」

操体を学ぶ以前と現在の大きく変ったことの一つは物事の受け取り方がです。 それは感じ方が変わったと言い換えても良いのかもしれませんが、以前と比べ現在の自分は嫌いなものがなくってきたように思います。 例えば絵を見ること、音楽を聴くことにおいて、…

「アート4 ~呼吸をデッサンする~」

今年一年の操体の学びはほとんど「呼吸」に時間を費やしていました。 呼吸でどのように症状は変化するのか? 呼吸をどのように操ればからだは悦んでくれるのか? からだの動きに必要な呼吸とは何なのか? そんなことを考えながら学びや臨床の時間と向き合っ…

「アート3 ~洋服とアート」

本日は洋服からアートについて書いていこうと思います。 自己紹介や意思やきもちを伝えるのが下手だった私にとって洋服は重要な「自分を表現する」一つの手段でした。 昔は人がビックリされるものを選んで着たり、時には親から注意されるようなものを着て怒…

「アート2 ~エネルギーの源~」

先日19歳の時にパリに行ったことに触れましたが、そこに行った理由は自分でもよく分かっていません。 自分が触れてみたことのない世界に身を置きたかったのか、もしくは自分の持っている価値観を変えたったのか、ただ単にカッコつけたかっただけなのか? 何…

「アート1 ~表現する~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「アートについて」になります。 現在になって自身の経歴を振り返ってみると、「何かを表現すること、形にしていくこと」に惹かれてきた…

「ひだり7 ~ひだりの世界を知るために~」

本日で最終日になりますが、昨日まで書いてきた私の捉えている「ひだり」の世界は決して右がいけないというような捉え方ではありません。 私が「ひだり」の世界を意識するようになったことで、それまで全く使えていなかった右手が使えるようになったり、右の…

「ひだり6 ~歪みに対する捉え方~」

最近の臨床では「ゆがみ」の見方・捉え方を少し変えてみています。 からだという肉体現象を左右対称に比較し見ていく捉え方ではなく、いかに呼吸のバランスを取るかという観点から臨床を行うようにしています。 当然、臨床家としては患者が症状を抱えてきて…

「ひだり5 ~からだの動きと呼吸と感覚~」

「ひだり」を意識することで変わっていくことは幾つかあります。 からだの構造(つくり)に対する見方・捉え方、からだの動き、感覚、そして呼吸。 これらは劇的に変化していますが、その中でも呼吸は従来よりもその重要性は増してきているように感じます。 …

「ひだり4 ~共鳴 共有 共感~」

私が臨床や生活空間の中で「ひだり」を意識し、自身のポジションを出来るだけ左に取るようになったのは4,5年前に三浦先生から言われた一言がきっかけでした。 「歩くときは出来るだけオレの左側を歩いてくれ」 何となく言われたことを師や臨床の中で実践し…

「ひだり3 ~ひだりを意識し、居て、委ねる~」

昨日の続きになりますが、私が入院した時に母や担任の先生から受けた安心感は現在の臨床の核であり、一つの指標にもなっているように思います。 「どうすればあの時のような安心感や心の安らぎを患者とからだに提供出来るのか?」 4,5年前まではそんな理想…

「ひだり2 ~ひだりが与えてくれたもの~」

「何となく使いやすいから」というシンプルな理由で使っていた左。 小学校の時にしていた野球やその他の競技でも右手でやろうと思えばやれたとは思いますが、右を使わない理由が当時の私にはありました。 以前に少し触れたことですが、小学校の時に原因も病…

「ひだり1 ~ひだりを使うことで見えてくる世界~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。 テーマは引き続き「ひだり」になります。 子供の時から人にはなぜ利き手、利き足があるのだろうかとずっと疑問に思っていました。 当たり前のことですが、…

「操体・操体法を薦める理由7 ~シンプルが故に~」

本日で最終日になります。 これまで自分が思っていることを中心にあれこれかいてきましたが、結局は操体を薦める理由はからだと自分が悦ぶからなのです。 「操体はムズカシイ」「私には出来ない」と言う人がいるのかもしれませんが、やっていることは非常に…

「操体・操体法を薦める理由6 ~患者から学べること~」

最近操体の臨床の中で感じることの一つが「からだに対しての関心を持つ人」が増えてきたということです。 こういう時代背景もあり、自分と向き合う時間、からだと向き合う時間が増えた為か、最近臨床をした人達は私がやっていることを興味深く話を聞いてくれ…

「操体・操体法を薦める理由5 ~からだと意識と生き方~」

快適感覚を味わってからの私は自身の生き方とそれまでの正当なからだの使い方に反する癖を無くすことを一つのテーマとしてきました。 それまでの自身の生き方を見直してみると「楽」というものが自分の苦しみでもありました。 「楽をして生きたい」「楽をし…

「操体・操体法を薦める理由4 ~自分で決めなければならない時代の中で~」

ここ一年半の間、周囲の人達を見ていると自身の生き方が問われる時代になってきたように感じます。 私の職場では自粛して家に引きこもっている人、体調不良で休む人、普段と変らず自分のやるべきことを貫いている人、様々な人が見受けられます。 近隣の店舗…

「操体・操体法を薦める理由3 ~からだに対する素直さ~」

このブログを書く前に以前の自分の日誌を読み直していたのですが、ある時から自分のからだとの向き合い方や学びの姿勢が大きく変化したときがありました。 ノートを見直すと以前の自分は師や先輩のやっていることを一生懸命トレースし、再現性を強く求めてい…

「操体・操体法を薦める理由2 ~足し算から引き算の学びへ~」

私は操体を学び初めてから今年で13年の月日が経ちました。 何事にも長続きしなかった私がこれだけの年月学び続けることが出来たのかと改めて問いかけてみると「損か得か」を基準に操体と向き合っていなかったことが大きな要因のように思います。 何にでも当…

「私のセルフケア7 ~痛みとの向き合い方~」

本日で最終日になります。 先日仕事中に久しぶりに腰を痛めました。 部位でいうと中殿筋付近だと思いますが、とにかくやった後の一日~二日間は何をしていても激痛が走り、大事にしている背中、首の感覚がマヒしているような感じでした。 とにかく痛みをどう…