操体の講習では実技、そしてからだを背面から見ることが多かったように思います。
現在になって考えてみると、背面からの世界は人がどのようにからだと向き合っているのかを教えてくれるということも理由のひとつであったように感じています。
いつもブログで書いていることですが、操体の臨床家として診断の中で最も大切にしていることが
「からだの動きにおける自然な動きと不自然な動き」
この違いを見抜くことです。
またそれを別の言葉で表現するならば
「からだの動きなのか、自分の動きなのか」
ということです。
この2つの違いが見抜けるようになると、その人がからだからのメッセージをどのようにうけとっているのかも見えてくる。
からだの動きによって表現される世界はその人自身の生き様を忠実に表している。