東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

処暑の候より。

おはようございます。 東京操体フォーラム実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。 どうぞ、宜しくお願い致します。 季節も廻って処暑の候。 日の出は遅くなり、日の入りは早くなり、朝夕の暗い時間帯は、今までの酷な暑さも和らいだように感じ…

ゆっくりやってみる7

(昨日の続き) 実践することで感じられることはあります。 息(呼吸)というとても身近で、根源的な生命の営み。 そこにも、ゆっくりということばはたしかに重なっているように感じられます。 ゆっくりという言葉をもう一度感じ直してみよう。 まず自分の中…

ゆっくりやってみる6

(昨日の続き) 実践するなかで感じられることはあります。 ちょっと無理をすることが続き、からだの調子をくずす。 強制的にゆっくり休まざるを得ない時間を過ごしながら、からだの状況に意識を重ね、しばらく時間をかけながら調子を取り戻していく。そうい…

ゆっくりやってみる5

(昨日の続き) 実践するなかで感じられることはあります。 ゆっくりということばをきっかけにして、からだのリズムに意識が向き始める。 自分のリズムが先行して、からだのリズムのことなんか感じられていなかったことに気付く。 そういう意識の変化が起こ…

ゆっくりやってみる4

(昨日の続き) 実践するなかで感じられることはあります。 意識的にゆっくり動いてみることを実践するなかで、ある時に「からだの動き」と出会う。 あぁ、ゆっくり、ゆっくりという問いかけを通じて、普段は「私の動き」としか感じられていなかった身体活動…

ゆっくりやってみる3

(昨日の続き) 実践するなかで感じられることはあります。 私も最初は自分の動きの速さに指摘を受けながら、意図的にゆっくりゆっくりと動こうとすることから始まっていました。 実際の操法の様子や、操者が被験者に介助・補助を与える様子などを操体を知ら…

ゆっくりやってみる2

(昨日の続き) 操体を学ぶ中でひしひしと感じていた重要なキーワード。 何で「ゆっくり」という問いかけをこんなに大切にしてきたのか。 実践するなかで少しずつ感じられることもあります。 ゆっくりという姿勢はいろいろなこと、例えばからだの要求にかな…

ゆっくりやってみる

こんにちは。 すーっと風が吹いてきて、その涼しさや香りを味わっているような。 そんなことばが届いた7日間。 瀧澤さんありがとうございました。 ブログ執筆のバトンタッチをして本日から1週間、寺本が担当します。宜しくお願い致します。 操体を通して、…

生かされていることを想う⑦

トマトの葉取りをしているとき、ふと気づいたこと。 今日まで書かせていただいたことは、まるで植物みたい。 植物もきっと、こんなことを語りかけてくれているのだと想うのです。 作法の「法」は、自然法則の「法」。 そんなふうに感じながら、丁寧に、「臨…

生かされていることを想う⑥

共に生かされているということは、「つながり」そのものなのですね。 じぶんが宇宙を意識すれば、宇宙もまたじぶんを意識する。 お互いに響き合うつながりだから、「からだ」も悦ぶし、感謝してくれる。 今つながったな、と感じられる瞬間はやっぱりあって、…

生かされていることを想う⑤

流れと動きの力学を感じとることは、自然法則を感じとること。 じぶんの意識関与を最小限に、かつ、丁寧に。 一つ一つ、質を高めながら、「からだ」の無意識に気づいていく。 流れと動きがそうであるように、呼吸もまた、軸を立て、重心をおさめてくれる。 …

生かされていることを想う④

目線で、草の種類を確認する。 ふれる皮膚の感覚意識で、ゆっくり手をのばす。 ふれたら、やさしく茎の根本を包んでいく。 吸気を鼻腔から吸い込み、流れと動きを感じながら、螺旋の回転で草を引き抜く。 引き抜く際は、軸が立ち、重心がおさまるのを感じな…

生かされていることを想う③

「からだ」が在るということは、やっぱり有難い。 「からだ」が調和する空間に生かされていることは、やっぱり有難い。 「からだ」の重心や軸を、流れや動きの力学として学び続けること。 それによって育まれる感性があります。 丁寧に、より深めながら、日…

生かされていることを想う②

人それぞれであっても、「からだ」が在るということは、やっぱり有難い。 その「からだ」が調和する空間に生かされているということは、やっぱり有難い。 生きる時代や境遇が違っていても、響き合うことがあります。 新編 志樹逸馬詩集 作者:志樹 逸馬 亜紀…

生かされていることを想う①

岡村さん、空間でつながる一週間の随想ありがとうございました。 今週担当の瀧澤です。 よろしくお願い致します。 今年はお盆の期間中、連日お墓参りに行ってきました。 墓前で手を合わせ、ゆっくりと鼻腔から吸気を吸い込み、息合わせ(いきあわせ)。 それ…

操体感随想⑦

(続き) バランス制御。 生体の調和システムを読み解く。 操体の哲学思想の根本。 すなわち橋本敬三医師の「バランス制御」。 生体が生まれながらに備える、 調和システムの理(ことわり)。 生命活動エネルギーの自然な流れ。 「からだ」と「環境」は、宇…

操体観随想⑥

(続き) 「黙祷をお願いいたします」 黙祷。 人は日常があり、時に追われ、様々な事を考えて生きています。 作法を通して人間に、こころは宿る。 形式がある時、こころを感じる。 作法も形式も、美しさが宿る。 「心」という「器」の中に、注ぎ込めばいい。…

操体感随想⑤

(続き) 基準は、「希望」の側に立っていること。 「スイッチを入れる方法は確かにあり、 その一歩は人生の変容を始める」 実践してみよう。 目線で空を見上げよう。 ゆっくりと雲を眺め、星を眺め、 宇宙空間と自分をつなぐ「感覚」で、 重心の意識を吸い…

操体感随想④

(続き) 「重力」とは物理学的に「空間の歪み」です。 この巨大エネルギー貯蔵庫の全貌が解明される のは、もう少し、先の未来かもしれません。 「不文律的な判断基準」とは、いったい。 ですから、今からその想いを受けとりたいのです。 重力の「心」とい…

操体感随想③

(続き) 心・からだ・宇宙の不可分性。 重力の真実 ~マクロとミクロの一体感~ 古来、東洋では人間を、 大宇宙(マクロコスモス)から分離できない 小宇宙(ミクロコスモス)と捉えてきました。 私たちの「心」と「からだ」と「宇宙」は、 不可分で、その…

操体観随想②

(続き) 老いや死は重く感じるテーマではあります。 しかし誰もが平等に老い、必ず死は訪れます。 では、加齢しても自由に選択できる、その役割とは、いったい何なのでしょう。 それは、未来を生きる希望を伝授すること、 指導できることではないでしょうか…

操体観随想①

今週のブログ担当は、実行委員の岡村郁生です。 テーマは、「操体を通し、宇宙との繋がりを 見つめ直す視点」として、綴って参りますので、 一週間どうぞよろしくお願いいたします。 「AI科学技術の飛躍と私たちの分離感」 「操体法」創始者である、橋本敬三…

七日目

動物性器官が植物性器官をしだいに支配するようになる それは、 生の中心が、心臓からしだいに脳へ移行していくという出来事 「ヒトのからだ」(39p) ヒトのからだ: 生物史的考察 作者:三木 成夫 うぶすな書院 Amazon

六日目

ひとことで表現するとすれば、”動物とは、胃袋と生殖器に目と手足がついたもの”ということになる。そして血管と神経が、それぞれ両者のすみずみにまでいきわたり、植物的ないとなみと動物的ないとなみを推進することになるのであるが、この場合心臓と脳は、…

五日目

植物性器官は、動物性器官によってとり囲まれ、その内側に隠される。したがって、われわれが”内臓”とよんでいるものは、じつは植物性器官のことをいっているのである。 この内臓を動物性器官が、体壁という殻をつくって内部に保護し、これをたいせつにもち運…

四日目

一般に”陰”が内臓、すなわち植物性器官を、”陽”が動物性器官を、それぞれ象徴するものであることは、東洋では古くから認められているようである(内経)。 「ヒトのからだ」(23p) ヒトのからだ: 生物史的考察 作者:三木 成夫 うぶすな書院 Amazon

三日目

動物の生活をこのようにながめると、そこには、生活の主流となる栄養―生殖のいとなみと、これを助ける感覚―運動のいとなみと、たがいに性格の異なる二種のいとなみが識別されることとなる。 動物のいとなみを、このように二つに分けて考えることは、後で述べ…

二日目

“植物のもつうまれながらの合成能力が、動物にはまったくない” 豊かにふりそそぐ太陽のもとで、地上のどこにでもある材料、つまり簡単な無機物・水・二酸化炭素をもとにして、自分の力で生命の源をつくり上げていく植物たちのすがたが見られる。 このような…

一日目

前回のブログで御登壇いただいた野口三千三先生が教鞭を取っておられました東京芸術大学で、同時代に三木成夫というユニークな解剖学者が在籍されていました。 野口先生と三木先生は、お互いに興味を持って交流されていた様で、おもしろいエピソードも残され…

「からだとじぶんの間にあるもの ~その7~」

本日で最終日になります。 1週間色々最近思っていることやからだと向き合っていく中で受け取ったメッセージを書かせて頂きました。 今回皆様に一番伝えたかったことは先日少し触れましたが「からだの軸」の重要性です。 健康でいる時も、体調が優れない時で…