東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

生かされていることを想う④

 

目線で、草の種類を確認する。

 

ふれる皮膚の感覚意識で、ゆっくり手をのばす。

 

ふれたら、やさしく茎の根本を包んでいく。

 

吸気を鼻腔から吸い込み、流れと動きを感じながら、螺旋の回転で草を引き抜く。

 

引き抜く際は、軸が立ち、重心がおさまるのを感じながら、

 

最小エネルギーでお互いに負荷がかからないように。

 

根の張り方、地面の固さの感触を覚え、

 

草の個性に合わせ、すっと抜けていく軽さを感じとっていく。

 

疲れを感じたら、空を仰ぎ、

 

じぶんの意識が先行しそうになったら、風を感じる。

 

それを何度も繰り返し、「からだのリズム」になるよう質を高めていく。

 

繰り返すうちに、意識もまた変わってくる。

 

草と土、土中のいきものはより身近に、

 

日光や風、雨などはより身近に、

 

心の振動を感じ、重力や宇宙もより身近になってくる。

 

 

草取り一つとっても、生かされている実感を育む力学は「からだ」に貫通している。