東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体観随想⑥

(続き)

「黙祷をお願いいたします」

 

黙祷。

 

作法を通して人間に、こころは宿る。

 

 

人権とは、深い思いやりの心から生まれる。

思い遣りの欠如からは生まれない。

 

 

 

インドには、

人間を「海の波」にたとえた話があります。

 

「私たちは大海から生まれた

 “”のような存在。

 波だけを自分と認識すれば

 流れを失い孤立するが、

 海の一部と気づけば、

 内側から無限の力が湧き出し、

 生命は響き合う

 

 ヨーガが説く宇宙エネルギー「プラーナ」も、

東洋医学の「気」も、目に見えない働きその

ものを重視します。

 

現代科学が、物質世界の法則解明に邁進する

一方で、東洋思想は、見えないけれども流れ、

働いている動きの感受性を大切にしました。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー

海の波のたとえ

 

宇宙を海にたとえるなら、

その海底はあらゆる根源が息づく場所。

 

私たちの意識は、深いところで一つに繋がる。(集合的無意識=ユング)

やがて根源が息づいて顕在化するとき、

竜宮城のような世界も現れるのかもしれない。

 

その海底から無限の智慧を引き出す、まるで

「打ち出の小槌」は、快であり、感謝。

 

生まれながらに救われているという概念。

 

 

閑話休題。

 

書籍を紐解けば、

橋本敬三医師の「息」指導とは、

寝る前の「腹式呼吸」でした。

 

日の終わりに、ゆっくり長く吐ききる数分間の、腹式呼吸タイムを設けなさい、と。

 

ただ、空間の大気環境から受け取る。

実践し「からだ」に「ありがとう」を伝える、

サムシング・グレートとの「息」交換。

                     

故に、「息」=「呼吸」とは言えない。

そこに「吸気」と「呼気」にメッセージ性を、

「呼吸」を感じるか「息」を感じるのか。

 

昨日は分からなかった事、

気付けなかった事を見つける愉しさを大切に。

 

真摯に「息」を受けて有り難く継承して、

橋本敬三先生の遺志を、成し成さんと検証し、

改めて認識して辿りついた真理であり、

人は、作法と形式を尊び、倫理になる。

 

自然法則の応用貢献に期待して頂きながら、

自然法則の応用貢献そのものだったのです。

                                 (続く)