今週のブログ担当は、実行委員の岡村郁生です。
テーマは、「操体を通し、宇宙との繋がりを
見つめ直す視点」として、綴って参りますので、
一週間どうぞよろしくお願いいたします。
「AI科学技術の飛躍と私たちの分離感」
「操体法」創始者である、橋本敬三医師が現役
だった頃から、もうすぐ半世紀。
現在、科学技術は飛躍的に発展し、想像できなかった情報的な豊かさをもたらし、人工知能=AIの進化は、更に拍車をかけています。
現代は、インターネット・スマートホンの普及により、情報は瞬時に届き、出かけずとも世界中と繋がる便利な時代となりました。
しかし、半世紀前の日本には珍しかった核家族は多く、共働きは当たり前、少子化に高齢化は進み続けており、身近に「老い」と「死」に遭遇できる機会は激減してしまっているのです。
ここで、想像して欲しいことがあるんです。
それは、老いし、死を迎える役割が何だったのか、誰もが平等に老い、死と向き合うのはあたり前だったことを。
現代のメンタルストレス社会、青少年の不登校増加、理由の漠然とした将来の不安、独居世帯の孤独、等々。
食で例えるなら、24時間営業のお店は増えて、以前より豊富に食べ物が溢れていても「あぁ、おいしくって幸せ」という実感は薄まっているように感じませんか。
その解決策に出来ないか、と考えてみたのは「生かされている」役割を伝えていくこと。
日々、人間味ある生活を味わい、その実感をいただいても、素直に感謝することを、忘れていないだろうか、と。
定刻で動き、この時間だからと栄養補給するだけの食事、まるで、ロボットにガソリンをいれたり、脳に充電するだけのような、「食」をしてはいないでしょうか。
南アフリカ共和国、初の黒人大統領、
ネルソン・マンデラ氏の語った言葉。
「わが魂の指揮官になる」。
普段の日常。
「魂」から響き、伝わる意識で動けること。
内なる「からだ」の声を、空間からのヒビキを、無視してもなぜ、気にならなくなっているのでしょうか。
それこそ、このままではいけない。
自分たち本来の、生命の本質に適った生き方を伝えたい。
もう、私たちは、この問いに、真摯に向き合わなければいけない。
(続く)