最近はいつも「からだにとっての健康と不健康」とは何なのかを常に自分とからだに問いかけています。
正直、わからないことだらけなのですが、一つだけ確かなことは私達が定めた健康とは明らかに異なる基準でそれを捉えていかなければならないということです。
そしてもうひとつ大事なことは「自分がからだにききわけている感覚」と「からだがききわけている感覚」は全く異なることを認識して見ていかなければならないということです。
しかしそのふたつは表裏一体の関係性であり、どちらかが変化すれば、もう一方も変化する。
例えば私自身も経験があることですが、痛みがあるとそれから逃れようとする自分とそれに捉われてしまう自分がいます。
そうすると正常なからだの声と感覚は聞けなくなり、それに応えることが出来なくなってきます。
しかしそんな自分とは裏腹にからだは快のベクトルに向くように動きや呼吸を私達の意識の外で行ってくれているのです。
そういったからだがしてくれていることへの気付きや意識が向けられなくなった時こそが「からだにとっての不健康」の始まりのように感じています。