からだとの信頼関係を築いていくことにおいて大切なことの一つは意識のステージを変えていくことです。
例えば自身の生き方の中で意識の土台となるものが「楽」というものになると、からだもそれに応じた動きとつくり(構造)になる。
それは時間の経過と共に歪みという形でバランスをとっているのでその許容範囲を超えた時に痛みや苦痛となる。
それを「快」を土台にした自身の生き方に変えていくと、からだはも自然にからだが要求する動きになり、病に繋がる歪みも作らなくなる。
つまりからだは自分の生き方、意識の持ち方を忠実に表す通信簿であるということです。
その通信簿は呼吸で表現され、動きでも表現され、言葉でも表現されてきます。
そしてこれらは互いに同時相関相補する関係性にあるということ。
なので操体法における臨床ではこれらを全て診ていくことが必要です。
逆にこのいずれかをからだが悦ぶものにしていくことでからだとの信頼関係を深めることが出来、結果的に症状、疾患は改善してきます。
意識のステージを変えていくことも含めて現在の操体はどうすればからだが悦ぶのかを誰にでも出来る非常にシンプルな問いかけを行っています。
とりあえずは自分と同じようにからだという意思を持った人格者の存在を認めてからだが悦ぶことを実践してみてください。