東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

まるごと操体②~うつわをつくる~

感覚という「からだからのメッセージ」を受け取る「うつわ」をつくっていくこと。

 

その「うつわ」に入ってくるメッセージの中から、「からだが悦ぶ」ことを感じとっていくこと。

 

メッセージが意識に響いたとき、自分ごとになっていく。

 

 

対になる動きを比較対照し、どちらの動きが楽なのか、辛いのか。

 

本人に運動を分析させて、楽な動きを選択させていた動診・操法の時代。

 

そこでの基準は、やりやすいか、やりにくいか、相対的な運動感覚差。

 

相対的な基準では、相対的な「うつわ」ができあがる。

 

 

書籍には残されていない橋本敬三医師晩年のメッセージがある。

 

「これからは楽ではなく快」。

 

快適感覚という「からだからのメッセージ」によって、相対的な世界から解放される。

 

 

「からだが悦ぶ」とは、比較しない絶対的な感覚。

 

その感覚がそれにかなう「うつわ」にしてくれる。

 

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