昨日のブログの補足になりますが、操体の臨床における施術者が見るべき患者の変化は動きと呼吸、そして意識と感覚です。
この4つの変化が同時相関相補し合う関係にあり、ひとつの変化すれば他の3つも時間の経過と共に変化するという捉え方です。
これらは患者本人が意識することの出来る表面的なもので、その裏でからだがしてくれていることにも着目しなければなりません。
例えば私達が生きることにおいても常に共にしているリズム。
動きのリズム、呼吸のリズム、睡眠のリズム、生活のリズム。
これらのリズムがからだが要求しているリズムと合っているのかどうかも操体の臨床では着目しなければならないことだと思っています。
こういったこと以外にも診るべきことがありますが、アプローチの窓口がたくさんあるのも操体の凄さでもあります。
最後になりますが、大事なのは痛みや訴えている症状の改善にも努めていますが、それは目的ではなくプロセスのひとつだということを認識すること。
その先にはからだとの信頼関係を築いていくことがある。
私達はそれを成すために私達を生かしてくれている様々なものからメッセージを受け取り、そしてアプローチしている。