本日は昨日臨床の中で感じたこと、気が付いたことについて少し書いていきます。
昨日は久しぶりに触れる臨床と触れない臨床の両方を行い、その過程で気が付いたことがあります。
操体における実際に触れる臨床は
からだ(構造)→動き→呼吸→意識→感覚
また操体における触れない臨床は
感覚→呼吸→意識→動き→からだ(構造)
という順に変化しているように感じました。
この二つの問いかけではどちらも結果的にはどちらのアプローチにしても「自分で自分の健康を勝ち取るための感覚と動きの学習」ということを目的にしています。
しかし同じ着地点でもそのプロセスというのは全く逆転してしまうのは非常に面白いです。
もちろん、その時の患者の状態などでこの5つのどれからアプローチしていくかは変わることがあるとは思います。
いずれにしても人のからだを診る立場にいるのならば、この5つが関わり合っていることを認識しなければならない。
それは操体の世界だけでなく、これからの医学にも必要な捉え方ではないでしょうか?