操体は橋本先生の哲学で操体法は実際に臨床の場で行われていること。
臨床の場で操体法をより効果のあるものにするためには、テクニックとしての操体法ではなく、どのようにからだと向き合うかということも含め、橋本先生の生命観や人間観、健康観の理解が不可欠。
操体があるから操体法の真価が発揮される。
初めはこんなふうに思っていました。
最近はちょっと捉え方が変わってきまして、操体という世界観を理解するためには操体法が不可欠というようなあべこべな捉え方もありだなと思うようになってきました。
というのも、操体法を実際に体験する場があって、そこでからだをとおして感覚するからそのバックボーンにある操体という哲学に触れることができるからです。
からだをとおした感覚が操体と操体法をつなげてくれる。
そんなふうに感じるのは、最近の操体法はからだという現象をとおしてもっとその奥というか広がりというか、そういったことを感じさせてくれているからだと思います。
臨床の場で行われる操体法以外にも操体には普段の生活の中で実践できることもたくさんあります。
息(呼吸)、食(飲食)、動(身体運動)、想(精神活動)、環(環境との関わり)も実際に体感してみてどうなのかとフィードバックできるからいつまでも飽きないし、新鮮なわたしでいられるのです。