操体と操体法。
バックボーンにある橋本先生の哲学と臨床の場で行われていること。
初めて操体法を知ったとき、手技療法の一つだと思いました。楽な方向、動かしやすい方向にからだを動かすとバランスがととのうちょっと変わった手技療法。
この頃の操体法を実際に体験したことも臨床の場で使ったこともなかった僕には、その効果を生で体感することはありませんでした。
それから飛んで5年後、三浦先生の臨床で再び出会った操体法にわたしは飛ばされる。
このとき体験した操体法は楽な方向に、動かしやすい方向にからだを動かすものではなかったということです。
わたしは飛ばされましたが、皮膚を伝って、からだの中を伝って、情動を越えて、感覚に出会い、からだが悦んでいるという直感は確かにからだの記憶として残っています。
このとき感覚をとおしてわたしはからだと再開し、その後のレッスンでからだとわたしの関係は再構築されていきます。
操体法もそのバックボーンにある操体に支えられているということもからだをとおして納得していく。
操体と操体法。
バックボーンにある橋本先生の哲学と臨床の場で行われていること。
それをつないでくれているのが感覚なのです。