創始者である橋本敬三先生は操体を健康医学として提唱し、今日まで継承され続けていますが、創近年の操体はこの枠だけに収まらないように感じています。
医学としての枠を超え、私達の身の回りにある文化、芸術、スポーツ等、全てのものに精通出来るのも「からだを主体とした感覚と動き」を重視しているからです。
「感覚と動き」
これはすごくシンプルなことですが、実に奥が深いことです。
これまでこれらに着目したものはあったと思いますが、操体の凄さは「からだ」を主体にしたところにあります。
からだを主体にすることで新たに見えてくる世界もあるのではないでしょうか?
自分のからだとの向き合い方を認識すること。
それが臨床後の患者の人生の豊かさにも繋がることを見据えて私達は操体の臨床という場に立ち会っているのです。