からだから発せられるメッセージはそのからだを使わせて頂いている本人だけに送られているものではないように思っています。
からだを取り巻いている物や周囲の人、もっと言うならば空間にも何らかのメッセージを送っています。
からだは私達のように言葉をもたないので、そのメッセージを感覚的に感じ取るしか出来ない。
それを認識する術の一つは「自分の感覚のうつわ」を「からだがききわけている感覚のうつわ」に重ねていくこと。
この2つのうつわが重なれば、はじめてからだと対等な関係性の中で対話することが出来る。
そのうつわをつくること行程にあるのが「からだのうごき」とそのうごきに適う「息の適正」のように思います。
からだからのメッセージを素直に受け取れるからだと感覚は「うごきの流れ」の「うごき」が上手いこと乗り、そこに呼吸という命が吹き込まれることによってつくられると認識しています。