本日で最終日になります。
今回はフリーテーマなので日々からだと向き合う中で感じていることを書いてきました。
その中で改めて強く思うことがありました。
操体の臨床家に必要なことは、治すために必要な知識以上に正当なからだの使い方をからだで学習しなければならないということです。
その理由は2つあります。
正当なからだの使い方が出来なければ、患者に指導は出来ない。
正当なからだの使い方が出来なければ、患者の感覚的なものが理解出来ない。
操体の根底にあるものは「健康維持増進」であるため、症状、疾患の改善だけでなく、その先にあるものを見据えて患者のからだと向き合わなければなりません。
その先にあるものを実現していくには自身がからだを通じて「からだの動きとそのメッセージ」を受け取っていくのが最善の方法のように感じています。
その理解が深まれば、患者のからだが要求していることも感覚的にわかるし、それに応えるものも見えてきます。
大切なことは私達は「生身のからだを診ている」ということです。
一週間お付き合い頂きありがとうございました。
明日からは半蔵さんが担当致します。
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