初日にこんなことを書きました。
「まるごと操体」と向き合うことは、「いのち」や「宇宙」、「真理」といったものと向き合うことに等しい。
健康たらしめているものは、わたしたちの意識行動だけではなく、それを支えてくれているからだや、わたしたちを生かしてくれているものがあってこそ。
操体を学び続けていくうちに、それまでの健康のイメージが更新されてきました。
学びの中で師からいただいたメッセージがあります。
「自然法則っていうものは誰がやってもその通りになる。善人、悪人、関係なしだ。それが自然法則の法である。あとは、その応用貢献だ。そのなかから自身をつかんでいくことだ」。
「自然法則」が何を指すのか、まだ十分な理解には及んではいませんが、実践していく中で「そうなるようになっている」と感じられたとき、自分は「自然法則」に貫かれた存在なんだ、という意識になっていきます。
健康法というやり方を越えて、自然法則に貫かれた健康学として、そこに根づいているものを「からだからのメッセージ」として受け取っていけるのが操体。
普段当たり前のようにやっていることを、からだの正当な使い方にかなっていくように、立ち方にはじまる日常動作を見直していくことが、そのまま「からだからのメッセージ」を受け取る「うつわ」づくりなっていく。
最後に、「まるごと操体」にふれる学びの中から、教えていただいていること。
「うつわ」に入ってくるメッセージの中から、「からだが悦ぶ」ことを素直に感じとっていくと、その中には感謝の素が入っている。
健康学の中心には感謝がある。
一週間ありがとうございました。
明日からは寺本実行委員の「まるごと操体」です。
どうぞ、おたのしみに。
開催案内 | 2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum