今日で最終日となります。
臨床や生活で実践しながら「からだ」と共に感じとっていることを、一日一日とブログに書いてきました。
「自然法則」はあたまで理解していくものではなく、実際に試してみて、「そうなるようになっている」という実感の積み重ねによって、身近に感じられるようになってくるもの。
ちょっとした変化に気づいていくこと。
ちょっとずつでも継続していくこと。
「からだ」からいただいていることです。
わたしたちはうごくいきものです。
うごく、ということは、常に変化し続けているということです。
「からだのうごき」をとおして、正当なからだの使い方を身につけていくことは、常に変化している「からだ」や「空間」に気づいていくこと。
意識もまた正当なからだの使い方にかなうよう育んでいくことができる。
そのような意識は、目に見えないことにも親しみを感じさせてくれる。
最後に最近感じている「言葉」について。
加齢や抱えている疾患によっては、以前できていたことができなくなることもあります。
「もう治らない」「なんでできないんだ」という周りからの言葉の縛り。
「わたしにはできない」「できないのはダメだ」という自分の言葉の縛り。
様々な事情があり、そのように思ってしまうきもちも理解できますが、いのちの可能性を縛ってほしくはないと思います。
言葉もまた空間に伝わっていくものです。
それをちゃんとからだはききわけています。
臨床で、強ばっていたからだがすーっとゆるんでいくのを感じていると、このような縛りから解放させてくれるのが「からだのうごき」なんだとおもえてくる。
ちょっとずつでも、いのちが悦ぶ方向にながれ、循環していくように、呼吸もうごきも、言葉も空間の中で生かしていく。
その生かし方を操体では伝え続けているのです。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日からは寺本さんになります。
どうぞ、お愉しみに。
2024年春季東京操体フォーラム開催致します。