臨床の中でからだにふれていると「接触」の中でしかききわけられないからだの情報が確かにあるように思います。
「ふれる」ことで本人の意識を出来るだけ薄くしていき、その中でききわけることの出来るからだからのメッセージは自然治癒力に直結する。
それを日常の中にどのように落とし込んでいくかが健康維持増進に繋げる鍵になるように感じています。
臨床家の立場としてそれを患者に実践してもらうために重視して診ているのが「立ち姿」です。
この立ち姿がいかにからだにとっての自然な姿になっているかに着目しています。
からだにとっての自然な立ち方が出来れば、動きと呼吸のバランスがとれ、時間の経過と共に自分の思考が関与しないからだからのメッセージも自ずとききわけられるようになってくるのです。